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双子と言っても、真逆な個性

双子の弟は、生まれた時2224gだったので、新生児室にいることになった。
兄の方は2970g。実に700gもの差。

双子は引き離さないという病院の方針で、新生児室に2人一緒に居させてもらった。

兄の方はよく飲み、よく泣き、体格もよい。
がっしりした肩幅が、大きくなるんだろうなと思わせる。

弟は、華奢で小柄、小さいから体力がなくておっぱいを飲んでいてもすぐ疲れてしまってウトウトしてしまう。

助産師さんの提案で、フォローしてもらいながら2人同時に授乳した時のこと。
溢れんばかりに張ってしまった母乳を、兄はどんどん飲み、弟は頑張っていたが疲れて途中脱落。

結局、兄は飲み過ぎて吐き戻し、ギャン泣きして寝落ち。
弟は疲れて脱落し、ほとんど飲めていないという、対照的な結果になった。

生まれた瞬間から、
「全然違う」
と思ったのは、外見だけの話ではなく、泣き声も全く違う。
個性がまるで違うことは、こんなに小さな赤ん坊の頃から十分に垣間見えた。

今でもよく言われる。
「双子と言っても、真逆の個性ですね」

そうなんです。
双子と言っても別人ですから。
だからこそ、面白い。

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