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関係のデザイン

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太田幸夫デザインアソシエーツの記事をまとめたマガジンです。「人と人の関係」「人とものの関係」そして「人と環境の関係」を広く含むコミュニケーション(関係、関わりの)デザインを軸に、…
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2021年6月の記事一覧

多様な話題にご期待を

多様な話題にご期待を

このブログでは、多くの話題を取り上げます。非常口サイン、LoCoS(絵ことば)、絵文字、ピクトグラム、サイン、サイン植栽、歯根治療法、薬の正しい服用法、慶應義塾幼稚舎、多摩美術大学、英語版映画「日本の家紋」、避難誘導サイントータルシステム(認識編と実践編の2冊)、コミュニケーションデザイン、ISO国際標準化機構、国際専門誌『グラフィックデザイン』、デザイン界の法皇・勝見勝、東京造形大学、目で見るこ

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歩んで来たデザインの道

歩んで来たデザインの道

多摩美術大学に入学してデザインの道を歩み始めた結果、早速、二つの幸せな出逢いがありました。一つは日本画出身でグラフックデザイン界のパイオニア、杉浦非水先生から「便化」と呼ぶ形の単純化と形象化を学んだこと。和服の柄も家紋の形も、日本画の基礎画法である“便化”(べんか)の手法でデザインする。それが「意匠」です。太田が160番台で1960年代に入会した日本デザイン学会は現在、2000名規模の全国組織に成

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私の進路:デザインの原点

私の進路:デザインの原点

デザインを学ぶ私のルーツは、生まれた実家の呉服商にありました。高3の進路指導の時、「意匠など、どうだろうか」と声をかけてくださった物理担当でクラス担任の村瀬先生(後の校長先生)は、私の生家が呉服店であったことをご存知だったのです。意匠の意味がデザインとわかった瞬間、例えようもない大きな喜びでした。

赤子の時から和服の豊富な色と柄に幾重にも囲まれて、絵本の代わりに紋帖を手にするしかない環境でした。

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