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AIとWeb3とVTuberの実験を開始します。|実験02「VTuberの魂と肉体とSBT」

昨日に続き、本日は「VTuberの魂と肉体とSBT」について書こうと思います。前提として僕がVTuberを知ったのは割と最近で、VTuberという日本で立ち上がった産業が世界にどんどん広がってる事業としておもしろいなというのがきっかけです。

日本は失われた30年と言われていて、あまり新しい産業が立ち上がってぐんぐん伸びているというものがあまりなく、その中で「にじさんじ」「ホロライブ」が立ち上がり、どちらも最近上場し約4.5年で時価総額数千億の企業が立ち上がるという、ここ最近の日本のスタートアップ界隈では、トップクラスの成功例です。

僕は日本という場所だからできるということを意識して常に事業を立ち上げるのですが、そういう意味で「VTuber文化×新しい産業であれば世界でもユニークなものを作れるかもしれない」という思いから、VTuberというものにWeb3をかけ合わせて作ったのがVhigh!です。
※詳しくはこちらの記事で書いております。

そこから、幸運なことににじさんじというものをまさに立ち上げた岩永さんとのご縁があり、そこからVTuberというものを色々勉強させていいただきまして、本当に面白い日本独自の文化だと最近思えてきております。

VTuberの魂と肉体

VTuber業界ではAvatarのこと「肉体」その中にいる人間のことを「魂」という文化があります。肉体に魂を入れる行為のことを「受肉」と呼び、肉体を変え違うVTuberとしてデビューすることを「転生」といいます。そして、VTuber活動を引退することを「成仏」といったりするらしいです。

肉体に魂を受肉して誕生するVTuber

その話を聞いた時に、魂と肉体の関係はVTuber以外でもすでに起こっており、みんなSNSという肉体に魂を受肉しているのではないかと思い始めました。

分人主義の考え方で、「中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉える」というものがあります。現代ではみんな自分の中に複数のアイデンティを抱えておりそれを各SNSで使い分けており、Twitterでの裏垢文化まさにそれの最たる例です。

VTuber事務所をやめることは肉体の死

一方で、現状のVTuber文化では、肉体の所有権は企業に紐付いており、その事務所をやめることをは「肉体の死」を意味し、成仏することしかできなという状態になっております。

そこに課題感を感じSBTの活用を考えました。

VTuberの話から離れると僕らのSNSアカウントという肉体もGAFAに権利を持たれており、権利を実質的には持ててないことがWeb3の文脈から自分の肉体は自分で保有すすべきという意味でSBTというものに僕らが制作した肉体を組み合わせ肉体の権利を自分自身にとりもどすという実験をやれないかというのが、Vhighでやろうとしている実験その2です。

SBTによって肉体の権利は自分だけのものに

Vhighでは、まずは1万個のSBTをまずは実験的にリリースしました。すべてのSBTには肉体(Avatar)が紐付いており、自身の好きな肉体を「Vhigh! Avatar Gen 1.0」から選んでいただき自身の魂を受肉(ソウルバウンド)してもらうことにより自身の権利に紐付いたSBTを入手できます。

SBTを購入してもらうことでVhigh! Labの一員になっていただき1万人のVTuberをまずはお迎えしたいです。Vhigh Labの中でその1万人のVtuberで様々実験をし、みんなで「メタバースの新たなスターの形」を模索していく実験を行っていくことが次のステップです。

Web3は権利を取り戻す革命

その1万人のVtuberたちでどんな実験をしていくかはまた来週にでも記事にできたらと思います。自身の肉体の権利は自身で持つ。そんな当たり前をVhigh!は作っていきたいです。

魂の輝きという言葉

魂の輝き

最後に、僕はこの記事(月ノ美兎インタビュー “わたくし“では隠しきれない“私”という魂の輝き)でにじさんじの月ノ美兎さんが生み出した「魂の輝き」という言葉がすごく好きなのですが、人間はみな素晴らしい魂を持っていて、それを肉体を変えることでより輝くということがあるのではないかと思ってます。

VTuberはまさにその典型例ですし、生まれ持った肉体にとらわれず新しい肉体で自分の魂を少しでも輝かせる場所にVhigh! Labはなれたらいいなと思っております。

Vhigh!がやろうとしてる実験はまだまだあります。早ければ明日遅ければ来週には発表します。

面白い世界を作りましょう!


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