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それは小さな歴史

半年ほど前から新聞を読むようになりました。

はじめは、写真を撮る上で世の中のことを知っておこうと思ったから。
でも、それ以外の部分で、なんとなくだけど「新聞いいなぁ」という感覚が湧いてくるように。どこから湧いてくるのかはよくわからなかったのだけど。それが、今朝の新聞の投書で、お母様が静かに息を引き取られたというのを読み、正体が少しわかったような気がしました。

新聞には事件事故などの死も書かれていますが、もっと当たり前の身近な死についても書かれています。それがすごくいいなぁと思ったんです。死は遠いものではなく、身近で、当たり前で、すぐそこにあると教えてくれます。死を身近に感じることで、生に活かすことができます。毎日それがあるわけです。朝読むとしたら、その学びを一日に活かすことができます。

COTEN RADIOの深井さんが、歴史からの学びについてよく言及されていますが、新聞もそれだと感じました。その大きな学びがある一般的な歴史に対して、日々の学びがある新聞は小さな歴史なんだと思いました。

新聞には、人の誕生から活躍、事件事故、そして死までが書かれているという直接的な意味でも小さな歴史かと思いますが、学びのフィードバックがあるという意味でも歴史なんだと思いました。

数紙読んだ方がいいと言われますが、今のところ地方新聞のみ。地方紙は共感を持ちやすいので、読みやすくておすすめです。

亡霊

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