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自学自奏の場をつくりたいーサカノマチ学舎への想いー

一見自分の生き方はわりと普通かもしれません。
でも、昔から「普通」がイヤだったし、今もそれは変わりません。

小さい頃は、「普通」にしないことが1つの自分らしさだと思っていました。
さらに、そうすることで人とは違うという一種の特別感も味わえたのです。

ただ、年齢を重ねる中でいろいろな人と出会い、いろいろな経験をしていくと、それはただ「他人と違っていたい」という個性で片付けられるものではなくて、「普通の裏に隠れて見えなくなっている他の道を探りたい」という探究心があったからだと思うようになりました。

思えば子どもの頃、登山家・冒険家の植村直己に憧れていたのも、「まだ見ぬ地へ」という探究心とその行動力に惹かれていたからだったと思います。

さて、サカノマチ学舎についてで言うと、ここもいわゆる「普通」の学び場ではないかもしれません。
もちろん一般の学校や塾ではないですし、何かのプログラムがあるわけではありません。

使い方が自由な「なにもない時間」があるだけです。

でも、仮にここで「勉強しなかった」としても、それが「学ばない」ことだとは思いません。

なぜなら、いま自分が大切にしている考え方や価値観、思考回路は、必ずしも勉強しようと思って身につけたものではないからです。

あくまでも大事なのは、豊かな経験とその経験を自分に落としこむ感性ではないでしょうか。

その意味で、家庭でも学校でも習い事でもない、「普通」の場とは性質の違った場が身近にあるというのは「豊かさ」の一つであり、それは大人になって振り返ったときに大事な学びの場になっているのではないかと思っています。

自然に学びを得ながら、その学びを自分に落とし込み、自ら奏でたい音を奏でられるようになる

そんな自学自奏の場を目指して、このサカノマチ学舎を立ち上げました。


もっといろんな学びの場があっていい。

サカノマチ学舎はその一つです。


今日はこのへんで

コウト

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