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いろいろあるから人生楽しい 楽しく生きる vol.15 ~運転免許変更、車の購入・運転~


右脚が義足になった為、免許の書き換えが必要になり、
免許センターへ。

免許の条件等の欄には、
新たに『AT車に限る』『義足』の2つが追加された。

Inked免許証_LI

これは、義足を履いていない状態での運転は出来ないということになる。
義足を履かないで運転するとバランスの問題で危ないらしい・・・
(義足を履かないで運転したことがないから、らしいになってしまう)
また、免許センターで実際に左足アクセル付きの車を運転するなどはなく、ただ、面接室みたいなところで説明を受けただけだった。

画像1

             左足アクセルペダル

左足アクセル 折りたたんだ状態

         折りたたむと、普通のアクセルに戻る

初めて購入した車は、トヨタのカルディナだった。

カルディナ


まだ学生だった私が新車に乗っているから、実習先などでは、
「学生のくせに」みたいなことを言われてたと思う。
これだけは、言わせて、学生のくせにとか関係なくて、
車を運転すのにも左足アクセルに改造しないと乗れない。
つまり、長く乗って愛せる車じゃないといけないんですよ。

左足でアクセルとブレーキ操作をする。
今まで、やったことないから父親に練習に付き合ってもらった。
父親の運転で、北九州の港に行き、感覚をつかむために練習を軽くしたあと、
父親が「帰るぞ」と言い、なぜか助手席へ・・・

「へっ?」

「お前が運転して帰るぞ」げな。

事故の恐怖が残っていて、
左足アクセルにも慣れてない息子に命を預けれるあなたの度胸よ。

しかも、運転免許を取ったのは、天草自動車学校なので、そーとーな田舎よ。
北九州の何車線もある道路をいきなり、運転して帰るぞには、恐怖だった。
めちゃくちゃゆっくり慎重に、ドキドキしながら家まで帰った記憶がある。
まじで、初心者マークを探したよね(^-^)

でも、あのいきなり背中を押された感があったから、そのあと車に乗れるようになったのかもしれない。と思うようにしよう。(なんかペコパ風になった)

ペコパ


でも、なんか一気に行動範囲が広がったし、作業療法士的に言えば、なんて言うんだろう。生活範囲の拡大とでもいうのかな。

あのベッドから車いすに移れた時の、自由を手にした日。
車の運転が再度できるようになった時の、自由を手にした日。

健常者と呼ばれる人から見たら、ごくごく普通のことかもしれない。

でも、

一度できなくなったことが、再度出来るようになる喜びって、
ものすごい喜びがあるし、ものすごいエネルギーがでるよ。

この経験があるから、リハビリの仕事が大好きなのかもしれない。

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おまけ
復学する際、北九州から熊本まで高速道路を使って、行ったんだけど、教習所では、シュミレーターでの高速教習だったから、めちゃくちゃ怖くて、一度もPA、SAに寄らずにひたすらハンドルだけを握りしめて約3時間・・・

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