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ネーミングについて

こんにちは。

今日はネーミングについてのお話しです。


私は仕事柄、商品のネーミングに関わることが多くあります。

ネーミングは商品を市場で成功させるためには、非常に重要な要素です。


皆さんはお菓子を買うとき、名前に惹かれて手に取ったことはありませんか?
さて、今回は新しいお菓子のネーミングを考えています。

このお菓子の特徴は、中にたっぷりとカスタードクリームが詰まっており、外側はイチゴチョコでコーティングされています。そして、要冷蔵の生菓子で、ひんやりとした食感が楽しめる一品です。

名前を考えるのは、難しいことですが、とてもクリエイティブで楽しい作業です。
名前は消費者の興味を引き、購買意欲を高める重要な役割を果たしています。


では例えば、

「フレッシュ」や「生」といった言葉は、素材の新鮮さや美味しさを伝える力がありますよね。これにより、消費者は「新鮮で美味しそう!」と感じて自然と手に取ってくれるかもしれません。皆さんも、新鮮さをアピールする名前に惹かれたことはありませんか?
特にスイーツの業界では「生◯◯◯」といったネーミングの商品は多いと思います。

商品の特徴を強調する次に、商品の特徴を効果的に伝えることも重要です。

例えば、クリームがとろけるような食感のお菓子なら、「とろける」や「ふんわり」といった言葉を使うと、その食感が簡単に想像できます。
「とろけるプリン」なんか良く聞く名前ですし、「ふわとろ」なんて言葉の付いた商品も少なくありません。
また、「ひんやり」などの言葉は、冷やして食べるお菓子の美味しさを想起させます。
こうした言葉を使うことで、消費者はそのお菓子の特長をすぐに理解し、興味を持ちやすくなると思います。


私が最近お勧めしているのが、シンプルでわかりやすいネーミングです。
例えば「クリームとイチゴのケーキ」など、内容が直感的にわかる名前は、消費者にとって親しみやすく、やはり記憶に残りやすいです。シンプルな名前は、そのお菓子の味や食感を想像させ、購買行動を促進します。

ターゲットとなる消費者に合わせた名前を選ぶことも忘れてはいけません。
例えば、子供向けなら「いちごチョコクリーム」といった可愛らしい名前、大人向けなら「プレミアム」など高級感を演出する名前も多用されているように思います。
ターゲットに合わせた名前をつけることで、消費者に「これは自分にぴったり」と思ってもらうことができます。

そして地名を活かした名前も、消費者にとって魅力的です。
例えば、「博多の娘」という名前は、博多の特産品であるイチゴを使ったお菓子の新鮮さと地域愛をアピールしています。
地名を使うことで、地域性を強調し、消費者に「これは特別なものだ」という印象を与えられます。


まとめ。

ネーミングは消費者に商品の魅力を伝え、購買意欲を引き出す重要な要素です。
また、地域性やターゲットの嗜好に加えて、企業やお店のブランドイメージに合った名前を考えることも大切です。ブランドの魅力を強調し、消費者に一貫したメッセージを伝えることができます。
そして最近では、SNSで商品の特徴や特産をタグ付けもします。皆さんも、商品を検索するときにハッシュタグを使って調べることがあるのではないでしょうか。
「#博多」や「#いちごの生菓子」などのタグを使うことで、より多くの人に商品を知ってもらうことができると思います。ネーミングは、SNSでの露出を増やし、消費者の目に留まるための重要な要素となっています。
皆さんも、ぜひ日常生活で気になるお菓子の名前をチェックしてみてください。


さて、実際のところ、皆さんならどんな名前をつけますか?どんなネーミングが良いと思いますかね? 

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