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カラシが欲しかった

こんばんは。

唐突ですが、行儀が悪いというか、ずるいというか、とある日常の中で、そのような商売のやり方に遭遇しました。


皆さんは「行儀が悪い商売」という表現を聞いて、どのようなやり方を想像されますか?

倫理に反する行動や、強引な販売手法、過度な価格設定など、さまざまなイメージが浮かぶかもしれません。


※以下の文中に出てくる製品メーカー、製品名は架空のものです。


ある休日の夕方、妻が「晩ご飯の準備に足りない物がある」と言うので、近所のスーパーマーケットに私が行くことになりました。

店内に入ると、特設のウォーターサーバー販売コーナーが目に入りました。

普段からウォーターサーバーを使用しているので、興味が湧きました。

そこには若い二人の販売員が熱心に製品を勧めていて、一人の男性が早速「こんにちは!こちらのウォーターサーバーに興味がありますか?」と声をかけてきました。
実は、我が家でも同じような水道水をタンクに注ぐ浄水タイプのウォーターサーバーを使っているのです。
水道水を手軽に浄水でき、温水と冷水がいつでも使えて、さらにはフィルター交換も簡単で経済的。快適に利用しており、非常に満足しています。


彼が勧めてきたのは「ウォーターワークス社」の「アクアフレッシュ3」という製品で、我が家で契約中の「ピュアウォーターズ社」の製品よりも月々700円ほど安くなるという話を持ち掛けてきました。
それは家計的にも助かる話かもしれません。このようなことはタイミングが大事だと考え、興味が湧き話だけでもと思いました。

製品について詳しく紹介してもらうと、機能的には我が家で契約中のピュアウォーターズの製品と差はありません。デザインと設計のコンセプトやフィルターのお届けサイクルが異なるだけで、給水口とボタンの高さなどは契約中のピュアウォーターズの方が良いと感じました。
販売員はさまざまなセールストークを繰り広げてきました。
すると、展示品の中に我が家で契約しているピュアウォーターズの製品を見つけました。

「これはどういうことだ?」と不思議に思い販売員に尋ねると、彼は淡々と「どちらも取り扱っているんですよ」と答えました。


・・・!??


もし、我が家で契約しているのが「ウォーターワークス社のアクアフレッシュ3」だったらどうなっていたでしょうか?

販売員は同じ手法でピュアウォーターズを提案し、契約を持ち掛けてくるということでした。

なるほど。


ビジネスにおいて、競合企業間で商品やサービスの品質や性能、ブランディングが差別化されていない場合、価格競争に走るのは仕方ないことです。それは顧客を引きつけるための重要な戦略の一つです。
しかし、今回の販売手法には疑問を感じます。
おそらく新規契約に対するインセンティブがあるのでしょうが、非常に問題があると感じました。このような手法は理解しがたいですね。

私もこの経験を通じて、より一層、誠実なアプローチを心がけて仕事をしていきたいと感じましたし、仕入れ先メーカーさんに対しても、長期的な信頼関係を築いていくことの重要性を再確認しました。

さて、そんなことを考えながら買い物を終えて家に帰ると、なんとカラシと生姜を間違えて購入していました。(チューブのタイプのやつ)
気を引き締めないといけません。

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