ウィッグであることがバレたら

私の仕事はデスクワークで、普段から余程の事がない限り、ウィッグが外れるアクシデントは起きないと思っていたが…

これまでに2回+αアクシデントがあった。

まず、1つ目のアクシデント。
夫と結婚する前の話だが、2人でスキーに行ったとき。夫は雪国育ちで普通にスキーができたが、私は中学のスキー研修で、スキーをやっただけで、初心者。スキーでかなり派手に転び、ウィッグが外れてしまった。
ウィッグの上からニット帽を被って、さらにニット帽についている顎ヒモも結んでいたが、転んだ衝撃に耐えられず、、、

その時は周りにあまり人がいなかったので、何もなかったかのようにウィッグを回収し、とりあえず違和感がない程度にウィッグをかぶり、その場を去った。下まで滑ったあと、トイレでウィッグを整えた。このときにウィッグを前後ろ逆に被っていたことに気がついた。

帰りの車で、自分から笑い話として振り返って話していた。
夫は、付き合う前にウィッグであることを知らされていたが、当時のアクシデントをどう見ていたのだろうか。

次に、2つ目のアクシデント。
これは会社で1対1でミーティングをしていたとき。
ウィッグがフィットしておらず、話しているときに徐々に後ろに落ちそうになったことがある。
普段は眉にかかる程度の前髪が、後ろにズレていき、眉の3センチ上くらいにまで前髪が上がってしまった。
会議室のような壁や扉があるところだったら、相手が見ていない隙にウィッグを直すこともできたが、オープンスペースだったので、周りに人がいて、ウィッグを直すことができず、落ちないことを祈るしかなかった。できるだけ下を向いてノートにメモを取り、とにかく祈った。

ミーティングが終わったあと早歩きでトイレにいった。

最後に+αの出来事。
これはウィッグが外れたわけではないが、下りエスカレーターで会社の人が、私の頭(ウィッグ)のつむじをみて、「もしかして、ウィッグ?」と気づいてしまったこと。そのときは「ん?」とよく聞こえなかった感じを装っていたが、内心はなんて返したらよいかわからず、戸惑っていた。

こういう場合に備えて、ちゃんとスタンスを決めておかないといけないと思った。
私は聞かれたら、正直に話そうと思った。もし、その人が他の人にバラしたとしても、それはそれでいいかなと思った。

けがをしたときに絆創膏を貼るときは、絆創膏を貼っていることを隠さない。でも、あえて絆創膏を外して傷口を見せることもしない。「ケガどうしたの?」と聞かれたら、「ブランコで転んだ」と隠さず話す。聞かれなければ、特に話さない。

ウィッグも絆創膏と同じ扱いをすることにした。

人によっては、肌の色に近い絆創膏を使う人もいるが、私は顔に市販の絆創膏を貼っていても顔を隠さず、会社に行っちゃうタイプ。聞かれたら答えるし、聞かれなかったら答えないスタンスでいくことにした。
ただ、あれから聞かれたことは一度もない…


~補足~
スキーで転んだというような衝撃があったときを除いて、ウィッグが外れる原因は、ウィッグの人工皮膚などの素材が硬いもしくは、ぶ厚い場合と、サイズが合っていない場合が大半。

柔らかい素材で頭にフィットするウィッグを選ぶことをオススメ。私が今、使用しているウィッグは固定のピンなどもなく、ヘアピンでの固定もしていないが、一度も外れたことはない。今のウィッグでジェットコースターも乗ったし、台風が近づいているときの強風の中を歩いたこともある。正しく着用していればアクシデントは起きない。


個人的にはリネアストリアさんをオススメしていて、自分でも愛用していますが、リネアストリアさんの回し者ではありません(笑)

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