円形脱毛歴32年を振り返って

久しぶりの投稿です。
円形脱毛はあいかわらず、完治しておらず、抜けて生えてをリピート中です。

円形脱毛歴は途絶えることなく、気づけば32年…
そんな私が、振り返って思うことを書いてみます。

円形脱毛がなかったら、どんな人生を送っていたか?
これについては、総じて、円形脱毛症であっても、なくても、たいして変わらない人生を送っていると思います。

自分で学びたいと希望した大学に進学しているし、就職もその後の転職も、気に入った会社に入っているわけで、結婚相手も自分で決めている。住む場所も家も。
もちろん失敗したり、試行錯誤もしますが、
選択肢をもって、自分で決めて、その道を進んでいるという意味では、総じて悪くない人生だと思っています。
そして、その道のりには、円形脱毛症で何かを諦めたり、優先順位を変えたりということはありませんでした。なので、私の場合は、たいして円形脱毛症があってもなくても、人生は変わっていないのでは?と思います。

ただ、1つだけ思うのは、円形脱毛症になり始めたころ、世の中の家庭にインターネットは普及しておらず、円形脱毛症の情報を得る手段は限られていました。円形脱毛症になって、町の皮膚科に行くくらいで、大学病院に脱毛外来があることや、カウンセリングでメンタル面を整えること、甲状腺の検査を受ける、頭皮マッサージなどを行うサロンに行く、ファッションウィッグを使う…ということの存在すら知りませんでした。
今の時代は、どこにいても何でも情報が得られるし、色々なアプローチができる時代です。
このnoteみたいに、自分を発信することもできます。
知っていて選択しなかったのと、知らずに選択できなかったのでは、訳が違うので、そういう意味では、今の時代に円形脱毛症になっていたら、もしかしたら選択した治療や対処方法も異なっていた可能性はあるのかな…と思います。
ただ、生まれる時代は選べないので、こればかりは仕方ない(笑)
あと、実際に情報があっても、ウチの家計的にはそこまで治療費をかけられなかっただろうなーって思いますが…

私は脱毛症になって20年目くらいからウィッグデビューしました。
ウィッグは見た目上は改善されますが、体育や部活などでは扱いにくい部分もあります。
そういう点で、幼稚園、小学校、中学校までは、地元の学校でお互い知ってる人ばかりだし、行動範囲も狭いので、今、振り返ってみてもウィッグは使わなくて正解だったと思います。
高校や大学では、やはり見た目を気にする年頃で、さらに行動範囲も広くなり、色々な人の目にさらされます。ウィッグをこの時期から使用していれば、今よりもっとアクティブで、性格の良い子になっていたかもしれない(笑)
この時期の過ごし方が、大人になってからの価値観や考え方に影響を受けることもあります。
だからこそ、どうでもいい他人の目を自分が気にしなくてもいいように、あえて、ウィッグという手段が選択肢にあったらよかったなーって思います。

まぁ、過去の話なので、今更で、結果論なんですが…


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