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子育て「イライラ」が「ニコニコ」に!チャイルドコーチングを使ってみた《こどもの宿題編》

こんにちは。Webライターのおたニコです。
私には小学3年生になる息子がいます。

入学から3年間、私が毎日毎日息子に言ってきたセリフは
「洗い物出した?」「宿題は?」「明日の準備は?」。
特に「宿題は?」は、1日30回は言っていました。

「宿題は?」「えーと、何だっけ?」
といいつつマンガを読みだす。
「宿題は?」「音読とプリント」
取りに行き、そこでゲームをはじめる。
「宿題は?」「おやつ食べてからやるねー」といいつつテレビのスイッチオン……。

こんな調子で、私はいつもイライラ。
子育ての本を何冊も読みましたが、イライラは変わらず、これがずっと続くのかとウンザリしていました。

そんな私がひょんなことから「チャイルドコーチング」の勉強をはじめました。

コーチングとは

「コーチング」とは、相手の能力や可能性を引き出し、自分の力で目標を達成できるよう「サポート」すること。
解決方法を教えるのではなく、問題を解決する答えは相手が持っている。
「コーチング」では、その答えを引き出す手伝いをします。

「コーチング」で大事なことはこの3つ。

「話を聞く」「認める」「問いかける」

こどもの宿題で試してみた

いつも宿題に取り掛かるのが遅く、はじめてもダラダラと時間がかかる息子。
この日もいつも通り、宿題を広げたままゲーム本を読んだり、らくがきをしたりしていました。
私はイライラしましたが、今学んでいる「チャイルドコーチング」を思い出し、さっそく試してみることにしました。


1.話を聞く

「まだ宿題やってるの?」
また怒られる、と思った息子は
「今やるねー」とあわて気味。
「宿題をやらないのは、今どんな気持ちなの?」
いつもと違った母のトーンに、息子も「ん?」という雰囲気。

「怒ってないから今どんな気持ちなのか、ちょっとここに書いてみて」と1枚の紙をわたしました。

すると息子はう~ん、と首をひねりながら考え、
「今はやりたくないな~」
「思ったよりむずかしい!」
「つかれたな~」
と声にだしながら今の気持ちを正直に書き上げていきました。

息子は自分で書いてみて、改めて自分の気持ちを認識したようです。

2.認める

コーチング、次のステップは「認める」。
このとき「賛同」も「否定」もしないことが大事なポイントです。

気持ちを書き出した紙を見ながら
「あー、今はやりたくないのね」
「なるほどね。思ったよりむずかしかったのか」
息子の気持ちを繰り返しました。
息子は、ママが怒らないから話してみようかな、と思っている様子。

3.問いかける

コーチング、最後のステップは「問いかける」。

「じゃあ、どうする? 宿題やりたくないならそのまま持っていってもいいし、自分で決めていいよ」
と言うと
「うーん、やるつもりではいるけど……」
「じゃあ、どうしたら宿題できるか一緒に考えようか」
しぶしぶ「はーい」

次に、どうしたら宿題ができるか、息子自身が思いつく解決法をどんどん書き出してみることにしました。(以下、息子の原文ママ)

①一度休けいしてから、さいかいする
②いっそのことやめちゃう

息子が声に出して書き上げてる間、②のところで私は「それはないでしょ」と言いそうに。いや、前の私なら言っていました。でもここは否定せず黙ってグッと我慢。
すると息子はちょっと楽しくなってきたようで、次々解決法を思いつきました。

③小さな目ひょうを立てる
④答えを見る
⑤10分ほど昼ねする

ここで最後の問いかけ。
「いっぱい解決法でたね。今日は、どの方法で解決する?

息子はしばらく考えて
「うーん、④にする。答えを見る!」

その日の宿題は理科のプリント。私は息子の意見を尊重しました。
その前日に「人間の脳は一度学んだことを1日後には74%忘れる(エビングハウスの忘却曲線)」という情報を聞いていたからです。
もう忘れているであろうことは、いくら考えてもわからない。復習は3回するべきとも聞いたし、だったら答えを見てもう一度覚えればいい。
そう思ったのです。

まとめ

息子は答えを見て無事に宿題を終えました。
終わる頃には、納得して取り組んだ達成感もあるのか、いつもよりうれしそう。次の日の学校の準備を進んでやっていました。
私も怒らずにすんだ自分に満足。
親子で「イライラ」が「ニコニコ」になりました。

現在学び途中の「チャイルドコーチング」。
また「イライラ」が出てきたら、実践しながら学んでいきます。


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