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[アトワイトゲーム(週刊少年マガジン)]

今回ご紹介するのは、週刊少年マガジン(講談社)で連載中の「アトワイトゲーム」です。

雪の降る日、竜の口から現れたのは、少女だった--。社会を裏で牛耳る組織・蛇輪(じゃりん)に所属する下っ端・マルコは、虐げられながらも平凡な日々を送っていた。そんなある日、空から竜が堕ちてくる。竜が運んでいたのは、政治上の重要人物・アトワイト。その少女との出会いが、マルコの全てを覆していく。『四月は君の嘘』『さよなら私のクラマー』新川直司先生最新作!ギャング・ファンタジア、開幕--!

マガポケより引用

主要登場人物

・マルコ
 貿易都市クンロンを支配する組織・蛇輪(じゃりん)に所属する末端構成員の青
 年。成り上がろうという野心もなく平凡な日々を過ごしてる。
アトワイト
 
竜の口から出てきた謎の少女。

真っ当に生きることを望む

主人公マルコは、世界を達観している。彼の口から飛び出す言葉は、仲間を鼓舞する熱い言葉も、活力溢れる行動力も感じられない。スローライフを目指す彼は、”しがらみ”なんて邪魔でしかない。弟分のエミルからは「空っぽのマルコ」と呼ばれる始末。

動乱の時代は終わったんだ。あたり前に働いて 美味いもの食べて ストーブにあたりながら 本を読んで寝こける 平凡で単純でいつもの生活 それが”真っ当に生きる”ってことさ

第1話より引用

"さとり世代"とか名付けられた世代があったことを思いだすけど、きっとマルコの過去がそうさせるのだと思う。幼い頃に苦労を経験してしまった人ほど、同世代の他の子に比べて早熟になる傾向があるし。そんなマルコが偶然、竜の口の中に収められて運ばれていた謎の少女アトワイトと出会う。そして、早々に平凡で単純だった生活を捨ててしまう。

1話にしてもう捨てちゃうのね!?!?

ちょっとビックリしたんですが。。。しかしながら、人間の性根ってのはそんなに変わるものではない。だから、きっと平凡な生き方を捨てた気持ちが本心だったんだよね?マルコがどんな生き方をしていくのか、見届けたいと思わせる作品だ。

戦闘シーンは首がポンポン飛ぶので、なんか気持ち良いよ。現在コミックス第1巻が発売中です。この機会にぜひご一読ください。


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