目の使いすぎの方の養生
目の使いすぎにブルーベリー由来のアントシアニンが良いということをご存知の方は多いと思う。
中医学で肝は目に開竅するという言葉がある。
肝の状態が目に現れるという感じの意味。
例えば自律神経系は肝(=肝臓だけでなく肝の仕事のイメージ)に属しています。
自律神経由来での高血圧の人やイライラしやすい人は目が充血していたり。
中医学で疲れ目やドライアイには肝血や陰分を補填するものが使われたりする。
目を使っている時
目を使っている時は目の周りの筋肉が収縮、弛緩の運動を繰りかえしています。
レンズの厚さを調節しピントを合わせる筋肉、遠くから近くのものを見る時に働く筋肉、光の明暗に合わせて調節する筋肉。
いくつかの筋肉が目的のものが見えるように動いています。スマホやPCなどを一日中みていると、筋肉が緊張している状態が続いてしまいます。
アントシアニンのもつ働き
①血管保護作用
アントシアニンはポリフェノール類の一つで抗酸化作用があります。
血管内で何らかの原因で血流が悪くなると活性酸素が発生します。
この活性酸素に対する働きが抗酸化作用で目の毛細血管を保護する働きが期待できます。
②目の周りの血流改善
目の周りにある筋肉の収縮を活性化して血流を改善したり焦点調節を改善する。
アントシアニンは目の毛細血管の保護作用や血流改善から目に良いとされているよう。
では目の血流が良くなればいいのでは?ということで。
肝は筋を主る
先ほどの目に開竅するという話と他に、肝は筋を主るという事も言われています。
筋は筋肉というより筋繊維のイメージです。スジです。
婦人科でよく使われる当帰芍薬散という漢方があります。
これは血を増やし血流を良くするともいわれていますが、筋を営養し筋肉の緊張を和らげる働きもあるとされています。
実際、目の奥が疲れて重い。という方が当帰芍薬散ベースの漢方で緩和した場合もあります。
まずは自分でどうにか頑張ってみるなら・・・
疲れ目で目や肩が重い方は筋を意識して筋肉が緩むことができるとよさそうです。
明らかに肩こりからだなという方は、そちらの改善が優先かもですが。
目の周り、頭皮のマッサージやアイマスクで目の周りごと温めてみる。
目の使いすぎでドライアイが気になる方は、涙は緊張していると出にくくなってしまいます。
涙活じゃないですけど意識的に涙がでるようにする。緊張が緩むタイミングが作れるとよさそうです。
プラスの食養生
もちろんブルーベリー!
そして漢方では目によく使われる枸杞の実と菊の花。お茶にして飲むのもおすすめです。
他にはビタミンAを豊富に含むもの。レバー、にんじん、かぼちゃなど。
結局、血流と緊張の話につながりました。
現代人のかかりやすい不調はストレス、緊張でたいてい片付いてしまうんじゃないか?と思ってしまいました。
何事も過ぎてストレスにならないよう、ご自身のちょうどよい塩梅がわかると良いのかもしれませんね。
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