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徳利とぐい呑み

作ったもの日記 #1

土曜日は陶芸教室に通って、手びねりろくろで作品を作っている。
この間の土曜日は徳利とぐい呑みを作った。
お酒が好きな夫の両親のリクエストだ。

渋い感じにしたく先生に聞いたら唐津土にベンガラ、還元焼成がおすすめとのこと。
あいにくその日は唐津土がなかったので赤土で作ることにした。

800g取ってぐい呑み二つから作る。
一回作ったことがあったので思い出しながら作った。土を据え付け、底をコテで整えてから土を寄せ、コテで土を均し、スポンジをかけて、コテで形を作る。
土の量は適当にやってしまったけど、土を広げるコテの大きさが一緒なのでだいたい同じくらいの大きさになったと思う。
この間作った時は要領が分からず何回もコテを当ててたら先生にぐい呑みなどは一回で形を決めるものだと笑われたが、今回は比較的すぐできた。
それでも土の塊の中心がずれているのか回転がぶれていて何度かやり直した。何度も触るうちに土が水分を含んで扱いやすくなった。

次に徳利を作る。
体験の時に一回作ったことがあるのとこの間花入れを作ったので作り方はわかる。わかるのとできるのは全然違うことだけど。
残った土の半分くらいをろくろの真ん中に据える。もう半分の土で作った紐を乗せ筒状にする。
えごてで丸みを作り、先の方は指を使って窄める。
初めのうちは土が固くて厚みもバラバラなのか思うように動かない。本当は土を練ったりコテをかけたりするところでいい状態の土にするとやりやすいんだろうけど、まだまだ一つ一つの仕事ができていないみたいだ。これもまた、何度も触るうちに水分を含んでやっと扱えるようになった。

触っていると一部分が膨らんで不恰好になってきた。先生に修正してもらうという考えが頭をよぎるが、やってもらった時を思い出して自分でやってみる。膨らんだりブレが出てしまった時は外側からコテを当てるとブレがなくなる。一度作ったカーブや窄めたところは無くなってしまうが、それは受け入れるしかない。またえごてで丸みを作り指で窄めればよい。なんとか修正もでき、最後に少し残っていた土で口をつけて完成した。

土の量が少なく高さが足りず丸くて可愛い感じになってしまったが、先生の手を借りずに作ったにしては上出来だと思う。
お酒好きの夫婦には物足りない大きさかもしれないのが気がかり。


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