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書く仕事がしたい

2021年は、新しい出会いがたくさんある年だった。
コロナのおかげで仕事が減速した2020年、たくさん考える時間があり、「自分が何をしたかったんだろう」と思い返した時。
あ、私、夢があった…。もっともっと取材して、人の人生を描けるライターになりたいんだよ。

ふと思い出した。そして飛び込んだのが、「上阪徹のブックライター塾」。
一応文章を書くことを職業にはしていたけど、改めて学ぶことで発見はすごかったし、たくさんのライターさん達と知り合うことができた。

この塾は、9年ほど前から始まって、卒業生の方は様々な活躍をされています。その中でもトップランナーを走るさとゆみさん、こと佐藤友美さん。

素敵な方だなと、Twitterやnoteを読ませてもらっていた、さとゆみさんの著書を12月初めに読みました。

学ぶことがありすぎて。あえて、付箋外さず、掲載しときます。

もうタイトルからドンズバ。「書く仕事がしたい」。20代から今まで(現在44歳です)ずーっと、ずーっと。私もこう思ってきた「書く仕事がしたい」。いや、してるんですけどね。もっともっとしたいんです。

さとゆみさんのライターとしてのキャリアのこと、お金のこと、文章のこと、仕事のいろんなこと。つまびらかに、あっけらかんと描かれていて、それが全部嘘のない(なさすぎる)言葉だから、グインっと心に響く。

中でも私がぎゅっと掴まれたのは、さとゆみさんがお父さんが亡くなったときに、その事実を言語化するときの迷いについて触れた部分。

書くことによって、お父さんが亡くなるときの経験が固定されてしまうこと。記憶は薄れゆく、でも、文章で形にしてしまう怖さ…。

文章では残せる、でも、そのときの感情はやっぱりその時だけのものなんですよね。

このくだり、ぞくっとした。でも、読んで良かったと思いました。

また、私自身が、一応書く仕事をしているので、「日々過ごしていて頭の中で文章を書いてしまう」など、共感できることもいっぱいでした。

実は、大阪で開催された出版イベントにも参加させてもらって、さとゆみさんのお話を直接聞くこともできました。
実際に会ったさとゆみさんは、「赤裸々でエモーショナル」。ご自身が書かれる文章そのままの方で、素敵だった。
サインもいただいて、本は一生大切したいし。というより、また何度も何度も読んでしまうんだろうなあ。

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