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ダイレクトドライブ vs. ベルトドライブ ~レコードプレーヤーの話~

レコードが売れているらしい

ここ数年レコードが売れているらしい。アメリカでのレコード売上額がついにCDを抜いたらしい。本当か? 誰がレコードなんか買っているのか?
とも思ったが、よく考えたら自分もレコード買ってた。昨年、企画物の7インチBOXセットを買ってた。CDも1枚しか買っていないので、金額でいえばCDの5倍以上。

どうやらCDの売り上げは減る一方で、レコードの売り上げが増えているのは事実らしい。とくに若い人の間で人気らしい。
でも若者は本当にレコードを買って、聴いているのだろうか?
単にお洒落なインテリアとして飾っているだけじゃあないのか?
そもそもレコードプレーヤー持っているのか?
もしかして、俺が持っているレコードプレーヤーって高く売れるんじゃね?

最近のレコードプレーヤーはどんなの?

という訳で、気になったので最近のレコードプレーやってどんなものか、大手通販サイトのAV機器ーレコードプレーヤーのカテゴリを見てみた。

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何? ベルトドライブが67品、ダイレクトドライブが10品だと? 最近のレコードプレーヤーはベルトドライブが主流なのか? 俺がプレーヤーを買った40年前は「やっぱりダイレクトドライブだよね。ベルトドライブはベルトがへたるしワウフラッターが大きい。なによりDD方式は回転数を微調整できる」とされていたのに...

ダイレクトドライブの商品を見てみると、10品中の5品がTechnicsだった。「店頭でのみ販売」の高級オーディオ。さすがダイレクトドライブ方式の生みの親だけあります。あとはDENONとTEACが2品ずつ。いずれも6万円以上とハイエンドオーディオとはいかないまでも結構なお値段。

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一方、ベルトドライブの商品は、REGAやPro-Jectなど聞きなれないメーカーの商品が並んでいました。どちらも海外のハイエンドオーディオメーカーのようです。日本のメーカーだとDENONとaudio-technica。両社ともカートリッジで有名ですね。大体4万円台以下が売れ筋のようです。

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ダイレクトドライブ方式はTechnicsが頑張っているけど、世の中の主流はやはりベルトドライブのようです。
ちなみに、DJが使うターンテーブルはダイレクトドライブ方式が主流、というかベルトドライブ方式ではプレイできないですね。

なぜダイレクトドライブ方式は凋落したのか?

気になってしょうがないので「ダイレクトドライブ ベルトドライブ 違い」などで検索し調べたところ、要約すると以下のような感じ。

ダイレクトドライブ方式
・かつては、それまでのベルトドライブに続く方式として、日本のオーディオメーカーが力を入れて開発していた。
・故障が少なく回転制度が良いので理想の方式。
・デメリットとしては、モーター軸が直接ターンテーブルにつながっているので振動対策が難しい。モーター自体が独自開発で高価。

ベルトドライブ方式
・ターンテーブルとモーターが別々になっておりベルトでつながるので、振動が直接伝わらず回転が滑らか。
・構造がシンプルで安くも作れるし、高音質化して高級機も作れる。
・デメリットとしては、ベルトが劣化すること。ワウフラッターが大きいこと。
・一時期ダイレクトドライブに主流の座を奪われたが、近年はDD用のモーターがないことから、ベルトドライブが主流に返り咲いた。

どうやらダイレクトドライブは、方式的には優れているのだけど日本独自の進化を遂げ「ガラパゴス化」し、レコードの衰退とともに絶滅の道をたどってしまったようですね。

俺のレコードプレーヤーはいくらで売れるのか?

で、だいぶ寄り道をしてしまったが、本題の俺が所有しているPioneer PL-340(1979年発売、定価39,800円)はいくらで売れるのか調べてみた。

なんと、オークション最低価格11円。。。オークション平均価格1,231円。。。(2021/2/14時点)
ま、そんなもんか。


レコードプレーヤー その後の話し (2022/12追記)

42年間使用した愛機がとうとう壊れてしまったので、新しいレコードプレーヤーを購入した。その話を以下の記事に書いたので、よろしければそこちらもどうぞ。


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