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「攪拌トーク」にて自家現像に挑戦したら

今回は、昨年秋の文化の日に山形に行った翌日に、自家現像に初挑戦した顛末記です。
気づけば書いてなかった…(真冬であんまりネタがないからというのは内緒です)。

前日のことについてはこちら↓

それは、まだ十月なかば、だったかな?
SARP(仙台アーティストランプレイス、というギャラリー)にある喫茶frameで、写真月間の打ち合わせに来ていたと思しき、城田さんと、frame額装担当(その名の通り額装の工房が同じスペースにあります)でもある写真家卓さんの話しにいつの間にか巻き込まれていたおしゃま。
「現像してないフィルムある?」と城田さんに聞かれて
「今撮ってます。えーと…イルフォードの100」
「ほなそれ現像しましょう」
みたいにトントン拍子。
十一月四日、仙台写真月間2023最終週「トレッキング286」展示の場にて、卓さんとともに、おしゃまの人生初となる手現像をする羽目になりました。

一度卓さんに不安の言葉を口にしたら、そののち城田さんがおしゃま対応にやたら気を遣ってくださるようになり、リールに巻く練習しましょと現像タンクを貸してくれました。
見様見真似で期限切れフィルム一本潰して練習を数回、これで大丈夫だべと思ったのが、当日の失敗に直結するとはね…

そして当日十八時。
攪拌トーク開始。
ダークバッグにフィルムとハサミ、現像タンク一式入れて二重ファスナーを閉め、両腕突っ込んでリール巻きつけ開始。

当然手許なんか見えないなか、手探りで巻いていくのですが、ここで幼少期以来のわるい性格が頭角を現し、

「こんなもんでいいだろう」

と魔の言葉が脳裏をよぎる。
言葉にはやけにうるさいくせに手を動かすとこれだものな。

タンクに蓋をして取り出し、現像液を注ぐ。
ここからも見様見真似で所定の時間、タンク一回振っては置き、振っては置きをくりかえす。三十秒間隔だったか?
時間になったら停止液→定着液と入れ替えて最後に水洗。

結局城田さんも展示の話しをしてるいとまなく、現像につきっきりでした。

挙句、現像おわったフィルム取り出してみたら、まあ悲惨なことに…
残念だけどこれが現実。

村田町で、朝に蔵の街など撮りあるいた時の撮影ですが、どうみても心霊写真か、ゆーふぉーからなにか照射されてるとしか思えない…

この時銀行支店のATMから出てきたとき、向かいの履物屋の前で竹ぼうきを持っていたおっさんが「レレレのおじさん」みたいだったのですが、撮影したら因縁をつけられる?と思い撮らずにおわりましたが、この現像結果みればどのみち同じでしたね。

*今回の記事は、仙台にて発行しているフリーペーパー「おしゃま画報」15号に掲載した文章に加筆しました。
タイトル画像はSARPほんださん撮影・提供。

お読みいただき有難うございました。

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