sushi 6

佐藤から連絡がきた。「久しぶり、元気してる？メールアドレス変更したから、登録しておいてね」私に佐藤という知り合いはいないので、完全にスパムなんだけど、今のご時世いったいどれくらいの人たちがメールアドレス変更連絡をしているのだろう？しかも私用の。日常生活では消滅してしまったやり取りに、スパムメールでノスタルジーなきもちになる感。世の中はどんどん流れていってて、迷惑メールやウイルスソフトも多分超最新鋭のやつとかあるんだろうけど、ほとんどの場合、時の流れを感じるものが多いと思う(アドレス変更も、オレオレ詐欺も)。でもこの間、会社で隣に座ってる60歳の男の人が、インターネットブラウザに出た「警告！このパソコンはウイルスに感染しました！今すぐこのボタンをクリックして対処してください！」みたいなボタンを押してしまって、結果的に会社のメインサーバーから回線を引っこ抜くようなこともあった。応急処置が原始的すぎてちょっと面白かった。

こういうのって何だろう、こういうのって前にもあったぞ(ぼのぼの談)。例えばスマホで人を識別してハンズフリーでドアが開くようなセンサーが導入された家で、トイレにウォシュレットがついていないとか。ガス代より電気代が安いからってケトルで沸かしたお湯を、何回も往復して湯船に活用するとか。最新のピカピカの電車が走ってるのに無人駅がある路線だとか。そういうのってなんか面白いな。まじめにすればするほど、肩に力が入れば入るほど、ハタから見るとおかしくって、たまに自分自身がそうなってることに気がついたりしたら、アホらしくなって笑えていい。

そんな感じで今日も、家の近くに捨ててあった手足顔のないディスプレイ用のマネキンのお尻に穴が空けられていて闇を感じたりしてる。7月8月ライブ多めです、今これを読んでるあなたに会いたいと思ってる！よろしく

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