オープンな場でのネガティブ・フィードバックを、メンタルが危ういときにされて涙腺崩壊した話

 私の上司は「フィードバック」と称して複数名が参加するMTGやSlackのオープンチャット等でもネガティブなフィードバックをする。自分が受けるときもあるし、同僚に対してのものを見ることもある。心理的安全性を阻害する悪習慣だと感じる。

 上司の言い分では
・組織と個人が成長するために必要だと考えている
・複数人に当てはまるフィードバックの場合クローズドな場で伝えるより効率的(だから、オープンな場でやる)
 という感じっぽい。

 たしかに成長にはつながるだろう。でも後者をかけ合わせてしまうのが問題。世のセオリーでも「悪いフィードバックはクローズドな場で」が鉄則。子供に対してだってそうだ。それを「効率」という上司自身の都合に合わせて、受け手のプライドを傷つけてまでやるのは悪魔的すぎる。そこは多少効率を落としてでも、ピープルマネジメントも業務の一貫であり、それに対しても対価をもらっている側の責務として受け手の気持ちを優先するべきだと私は思う。
 いろんな人が日常的に食らっているので、見てるだけでもチリツモでストレスが溜まっていく仕組み。

 人はいつだって元気いっぱいな訳じゃない。見えてない所で傷ついていたり悩みがあったりする。「今はフィードバックはしないてほしい」と自己開示するのも仕事のうちだと言われるかもしれない。上司は普段からこんな感じのコミュニケーションをするもんだから、少なくとも私は「今は自分は〇〇の理由で落ち込んでいる」と打ち明ける気持ちになれない。「じゃあどうしたらいいんだ」って言われそうだし。つまり、言っても理解してくれないだろう、と諦めている。

 最近、子供の発達関連で悩みがある。「知識や専門家からの見解がない段階で解像度が上がらないから余計に悩む」という初期のフェーズ。今、情報を集めたり面談の予定を組んだりと動いているものの、仕事中もふとしたときに思い出しては、子供の将来を憂いてしまう。子育てと仕事との両立も見直さないといけないかも。仕事もまだまだこれからって時なのに。と、自分のキャリアも見通しが立ちづらくなり不安な日々を過ごしている。

 そんなときに上司から、上司自身の勘違いなどが発端のトンチンカンなネガティブ・フィードバックをSlackのオープンチャンネルで受けた。普段の自分なら「なんか言ってんな〜〜」と受け流すし、同僚も各々のPCの前で「なんか言ってんな〜〜」と思っている、多分。笑)
 でも今は子育ての悩みがあったり、直前の部会で同僚がネガティブ・フィードバックを受けたりしているのに居合わせたり。そんな状況にいっぱいいっぱいになってしまった。尊敬している先輩との1:1があり、そこで感情が溢れて涙が止まらなくなった。ひっくひっくといつまで立っても涙がひっこまない私に、オンラインでも伝わる優しさで受け止めてくれた。そんな日だった。

フィードバックは相手のコンディションを見てからお願いします。

 感情の上に論理を引っ提げてされるネガティブ・フィードバック。今日のは多分その類。上司という立場を利用して、自分の中のもやもやを部下に当てつけることで解消しようとしているとしか思えなかった。それっぽい論理で武装することで背景を理解してない他者が見たときには実態は煙に巻かれている。プライドはズタズタ。ただでさえ自尊心が傷ついているタイミングに、それはないよ。おかげで今日は半日、全然仕事が進まなかったな。やったけど。やったけどいつものパフォーマンスより明らかに悪かった。

 相手のコンディションを見るためには、相手に自己開示してもらう必要もある。自己開示してもらえるような関係性を作るのは、両者の努力が必要。今回私が学んだこと。

まとめ

  • 悪いフィードバックは相手のコンディションが悪いときにしない

  • 相手のコンディションを把握するために、自己開示してもらえる関係性を築くこと

  • 人はいつだって元気いっぱいな訳じゃない

  • 悪いフィードバックはクローズな場でする

    • オープンな場でやると心理的安全性が確保されない組織になり、自己開示してくれなくなる


時間がなくて雑な文章になってしまった。フィードバックする側も未熟なところがある人間なので、無理なときは真正面から受け取らなくても良いとも思う。
もし似たようなことで悩んでいる人の心を少し軽くできたら嬉しい。

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