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2023年10月の舞台観劇予定と、大坂・堀江遊郭


2023年10月の舞台観劇予定リスト

10月は和モノが多くなってしまいました。『塩さえ送れりゃそれでいい』にピン❗️ときたそこのあなた、さては歴ヲタですね💗 どんな無茶が繰り広げられるのか、夢ふくらむタイトルですね。

同じ回にお越しになる方いらっしゃいましたら、お目にかかれますと嬉しいです😊


🎭 10月7日(土) 16:30
錦秋十月大歌舞伎 夜の部
『双蝶々曲輪日記 角力場』
『菊』
『水戸黄門 讃岐漫遊篇』
歌舞伎座
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/841

💬 10月8日(日) 14:00
講演『関東大震災100年 資料でたどる浅草オペラ』
主催: 竹久夢二美術館
会場: 不忍通りふれあい館ホール
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/event/event.html

🎭10月9日(月・祝) 15:00
三年物語Neo『塩さえ送れりゃそれでいい』
ステージカフェ下北沢亭
https://x.com/shiosae1006

🎭 10月14日(土) 15:30
神楽坂芸妓組合『第2回 水穂会』
四谷区民ホール
http://www.kagurazaka-kumiai.com

🎭10月21日(土) 14:00
劇団やりたかった『オムネ・アニマル・ポスト・コイツム・トリステ・エスト すべての動物は性交のあと悲しくなる』
参宮橋 Trance Mission
https://yaritakatta.wixsite.com/yaritakatta

🎭10月22日(日) 11:00
錦秋十月大歌舞伎 昼の部
『天竺徳兵衛韓噺』
『文七元結物語』
歌舞伎座
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/841


『角力場』と大坂・堀江遊郭の話

個人的に因縁のある演目『双蝶々曲輪日記 角力場』が歌舞伎座で掛かります。父の家は大坂・堀江で遊郭/置屋を営んでおりました。わたしが生まれる前に廃業し、全財産で郊外に寺を建て、他人が後を引き継ぎ、一文なしです。

その大坂・堀江でおこなわれていた勧進相撲をとりまく人間模様が描かれているのがこの『角力場』です。

『双蝶々曲輪日記』のストーリーに絡んでくるお姉さん方、吾妻さんや、都さん(お早さん)は、堀江遊郭ではなくてその北隣にある新町遊郭の方々になりますので、わが家の店が出てくるわけではありません。

それでも『角力場』をみるたび、そうかこんな景色だったのか…と、ありがたいような淋しいような気持ちになります。なんせ商売が廓ですから、過去のなんやかんやは夢の露と消え、昔のことを辿れないのです…。

でもあの街はちゃんと芝居の舞台になっています。後ろに流れる道頓堀川の描割とともに。お姉さん方への供養の気持ちを忘れないよう、いつも肝に銘じております。

父は経営には関わらず車のエンジニアになりました。家の中をお姉さん方がウロウロしていた最後の世代になります。やはり家の因縁なのか、その後もわたしには様々な出来事がついてまわることになります…。

今回は中村獅童さんが濡髪長五郎を、坂東巳之助さんが山崎屋与五郎と放駒長吉の2役をやってくださいます。最高に素敵な方々にやっていただいて、なんだかご供養になるような気持ちがいたします。みっくんのお見守り活動を兼ねつつ、しっかりとまぶたに焼き付けてこようと思います。

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