美術鑑賞とマインドフルネス
ごきげんよう、おすみです。
今日は休日日記を綴ります。
今回向かったのは今年開館したばかりの大阪中之島美術館。
言わずと知れた日本を代表する芸術家・岡本太郎。
彼の代表作に加え、先日フランスで見つかり彼の作品である可能性がかなり高いという調査結果も出た本邦初公開の絵画や大阪に因んだ展示もあり、非常に見ごたえのある展覧会でした。
場内は一部を除いて静止画なら撮影OKですが、実物はかなり迫力を感じましたので、お近くの方はぜひ一度は訪れることを推奨します。
(大阪は10月の頭まで開催しています)
今年二度目の美術鑑賞。
前回はGW頃にグランフロント大阪で行われていたバンクシー展でした。
高校時代は芸術選択科目に音楽を選び、正直美術とは縁遠いところでおすみは育ちました。
そんなおすみが今年になって個展によく足を運ぶようになったのは、絵画を見に行くというよりも、創作者の人間性を学びに行くという思いがおすみの興味を駆り立てているからです。
その作品を生み出したその当時に創作者の周囲ではどのようなことが起き、その出来事に対して何を考え、その思いをどのような形で作品として…と言う具合に創作者への思いを馳せる時間は今や夢中になれる時間になりました。
そして以前の展覧会はただ作品を並べているだけの展覧会が多かったのですが、最近の展覧会は展示方法にも様々な趣向を凝らしていて、自分のペースで楽しめるエンターテインメントと言っても過言ではありません。
岡本太郎、バンクシー…どちらもインパクトの強い作品を世に送り出し、中には彼らを異端児扱いする人もいます。
ただ、だからなのか、すべての作品を観終わって会場を出るころには、『彼らも自分と同じ人間なのだ。だから先入観や無駄なプライドは捨ててもいいし、無理も我慢も本当は必要ない。自分の進みたい方向へ進み続ける権利は人間みんな平等にあるものなのだ』と言う思いが体中を包み込んでいました。
価値観や感じ方は人それぞれにあり、それを個性と人は呼びます。
個性を否定することはおすみは絶対にしません。
ただ一つ協調したいのは、絵や造形作品を眺めながら自分自身の価値観や感じ方に目を向けることもマインドフルネスの一つだという事です。