夢みる心地よさと現実を知る残酷さ

やりたいことがある。
楽しいことがある。
好きなことがある。

これまでの人生振り返って
——いつかやろう
——そのうちに
なんて言い訳ばかりで
ただ大事にしてきたものばかり。

人生折り返して
ようやく手を動かし始めてみたものの、
どうしてこんなにもうまくいかないものかと
もどかしさを覚えている。

想っているとき
妄想しているときには
なんでもできる気がして
自信に満ち溢れていた。

しかしいざ手を動かすと
やればやるほどに自信がなくなる。

頭の中の世界は
もっと美しいし
自分はもっとできるはずなのにと
現実を突きつけられて愕然とする。

——悔しい
練習しかない。
続けるしかない。
諦めたら終わっちゃうから
歯を食いしばるしかない。

でも楽しいから
好きだから
気持ちが萎えることはない。

いつかこの手が
美し世界を描き出せるまで
がんばれ、私。