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何もなくて面白い

年度末だ。
やっておかなくてはというあれこれを、
朝から真面目に片付けていた。

時間が経つのはあっという間で、
しかしやるべきことは終えられたためひとり安堵し、
そして気が付けば夕方になっていて、
寒い季節の休日恒例の鍋をたらふく食べたら一日が終わってしまった。

やるべきことはやったのだから充実した一日のはずなのに、
どこか空しいのは何故だろうか。

時間や気持ちに余裕がないと色んな事に無反応になる。
ほんの些細なことであっても、
いつも同じ生活の中にも、
心が動く部分はたくさんあるはずなのに。

何もない方が却って面白いことが多いのかもしれない。

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