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保護猫・ナッキー

これは私の趣味なんでしょうか?いえいえ、ガチでボランティア?とにかく、このナッキーからスタートして、今までに、6匹の野良猫を保護してます。飼い主を探してあげた迷い猫を含めると、7匹ですよ!なんでこんなに不幸な猫がいるんでしょうね。

私は、まず、ペットオーナーが無責任なのと、それを取り締まる法律がユルイ事が原因だと思います。あと、文化的な事でしょうかね。最近の人は、人それぞれ、「自分ルール」で生きる様な所があり、リーシュ無しで大型犬を散歩させたりする人なんかが多い。これについては、キチンとしたルールがあるのに、守れない人がいたりと、がっかりさせられることが本当に多いです。

まあ、それについて文句言うのは簡単なんですが、じゃあどうしたらいいか?と考えた時に、まずは行動でしょ?と思いますし、生き物の命が掛かってるので、どうしたって行動せざるを得ない。で、家族で保護猫活動を始めましたんです。これが経緯。

で、このナッキー。サンアントニオに在住中に、自宅の庭に迷い込んできた猫なんです。何処からともなく、子猫の鳴き声!と、夜、裏ドアから飛び出した私は、キッチンがあるサイドに、小さな子猫を発見しました。

おいで!といつもの様に日本語で猫に話しかけると、猫は逃げて行ってしまいましたが、後に何回か現れる様になり、これはやっぱり捨て猫だろうと、餌を与え始めました。案の定、お腹が空いててガツガツ餌を食べてました。

長い事、猫のお世話をしていると、捨て猫、野良猫の区別がたやすくつくんですよね。捨て猫は、人に慣れてます。野良猫は大概の場合、野生化してて、人を見るとあっという間に姿を消します。笑

ナッキーは、人に慣れているので、捨て猫だろうと思いました。始めはもちろん、シャーとやられたのですが、そのうち、「このオバサンは餌をくれる人」と認識し始めると、シャーがニャーに変わりました。

10月くらいでしたので、テキサスと言えども徐々に寒くなり始め、どうにか家に入れたいんだけれどもと思うのですが、なかなか入ってくれない。

そこで思い出した、子供の頃の出来事。「そうや!あれや!」と思い出したのが、生まれたばかりの子猫を、母と一緒に世話した事。家の中で野良猫が子猫を5匹産んでしまい、挙句、お母さん猫が行方不明になってしまったので、子猫のお世話をしなければならなくなってしまったんです。まあ、母も私も動物好きなのと、仏教の教えに強く影響されてますので、命は大事!なんですよね。どうにかして生かさなければならないと思ったんですよね。

母も私も困り果てましたが、私が近所の獣医さんのドアを叩き、その獣医さんにどうしたらよいのかを聞いてきたんです。獣医さんによると、ミルクはそこで買える動物用の粉ミルクがあるので、それを与えれば大丈夫だろうと。体温をキープするのに、ヒーターが必要であるけど、シャンプーなどのプラスチックの空き瓶に熱湯を入れて蓋をして、それを新聞紙で包んで、更にタオルで包んだものを使うと良いと言ってくれました。

これを思い出した私は、即、実行。↓

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御覧の通り↑。笑 ナッキーは、ヒーターに囲まれて寝ています。使ったのは、お水が入っていたペットボトルでは熱湯の熱さで変形したしまうので、ジュースの入っていたガラスのビンを使いました。小屋は、以前うちに居た巨大猫のケンネル(中型犬用ww)を使ってます。

後から分かるんですが、ペットボトルでも丈夫な材質のがあり、私は、スーパーのアジアンセクションで売ってる、アロエドリンクが入っていたペットボトルを使っています。何故か、アロエドリンクのボトルは熱に強い。他にも、バブリーウォーターのボトルなど、強い材質のボトルはあるので、色々試すと良いでしょう。

そして、ようやく安心したのか、家に入って来て、うちの猫たちの仲間の入ろうと、ナッキーは必死でした。が、うちにはすでに2匹いたので、誰かに飼ってもらわなければなりませんでした。

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これだけ↑ナッキーは、必死だったんですが、うちにも事情があり、クリスマス時期にナッキーをアニマルシェルターへ持って行きました。始めは渋ったアニマルシェルターですが、実費で去勢すると言うのと、多額の(200ドル)の寄付金でシェルター入りが決まりました。飼う方にも問題あるからか、シェルターもかなり冷たい所もありで、世の中、可哀想なペットが道に溢れてる背景が見えてきたんですよね、この件で。

そして、猫の生態って言ったら、大袈裟なんですが、猫がどのように協力し合ってサバイバルしてるかも見えてきたんです。

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ナッキーが居ないので心配して観に来た近所の猫トビー。↑ ナッキーがシェルターへ行ってからでしたか?トビーと言う猫がうちに頻繁にくるようになりました。始めは、また野良猫?と思いましたが、どうやら誰か野猫の様で、アメリカのご近所情報サイト、NextDoorで飼い主を探しましたところ、ご近所の猫だと判明しました。猫はソーシャルな動物ですよね。プラス、人間より、あたたかい心を持っているかも?笑

人間よりも、ピュアに、生きるために生きてる動物達。生き残りたいと言う気持ちを、私はお手伝いしようと心に決めたのでした。








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