[脱入門・フランス語おすすめ参考書] ゆるゆる続けるフランス語
以下の記事の続きです。
フランス語の勉強は続けることにしました。
文法も語彙も会話も試験も全部やるドイツ語学習とは趣向を変えて、フランス語では会話重視、現地で自分が言いたいことを言うために必要な文法からのんびり身につける計画です。
ここでは、この段階で読んだ参考書のうち気に入ったもの4冊を紹介します。
フラ語入門、わかりやすいにもホドがある! [改訂新版]
私はこの本で初級文法全体を勉強しました。
口調などは好みが別れるかもしれせんが、私はかなり好き❤️です。
文法ごとに課に分かれていることなどは同じ白水社のエクスプレスシリーズと似ていますが、フラ語入門は独学というより他の読者と一緒の教室で著者の授業を受けている気分になれて、「私も授業に遅れないようがんばろう!」と楽しく読み切ることができました。
今でもしょっちゅう手に取る本です。
解説は意外と詳しいです。
つまずきそうな箇所はちゃんと先回りで指摘されてますし、コラムも面白いです。
発音はカタカナで書いてあり、私はフランス語に関してはこのカタカナ表記にとても助けられました。
カタカナ表記には反対意見も目にします。
「カタカナをそのまま読んでしまって正しい発音が身につかない」というのが主な理由のようですが、「そのまま読むわけないやん、ヒントにするだけ!」というのが私の反論です。
CD音源は日本語 -> フランス語の順の読み上げで、読み上げ担当のお一人であるレナ・ジュンタさんの声が私は大好きです。フラ語シリーズは他にボキャブラと会話を持っていますがどれも同じ方々の担当でおなじみとなりました。
私が最初に買ったのは旧版(中古)でした(上に張ったアマゾンのリンクはCD付きの[改訂新版]です)。
旧版と改訂新版を比較すると、紙質は旧版のほうが柔らかく、内容はほとんど同じですが例文(登場人物)のいくつかと本文が数カ所変更されています。
旧版には、「今の世でこれいいのかな……」とヒヤヒヤした表現があったのですが、新版では書き変えまたは削除されています。
このようなアップデートにより名著が長く出版され続けるのはいいことだと思います。
ちなみに、ヒヤヒヤしたといっても誰かを否定したり排除するようなものではなくむしろ個人の心を尊重するもので、当時においてはひょっとしたら先進的な態度の表明であった、のかもしれません。
ケータイ「万能」フランス語文法
リファレンス的な参考書がほしくて買ったものです。
Amazonのレビューがたくさんあったことが購入の決め手になりました。
フラ語入門とは別角度からの解説を読みたいときや、おしゃべりはすっとばして活用表や公式をさっと知りたいときに特に役立ちました。少し高度な内容などは小さめの紫色の字で書かれていて、この部分はとても参考になりました。
フラ語シリーズと違って、音源や練習問題はありません。英語との比較がよく出てくる点もフラ語入門にはない特徴です(この著者のお得意ですね)。
入門、初級、中級と前からレベル度別に編集されていますが、私は前から読まずに読みたい箇所だけ読んでいました。
CD BOOK たったの72パターンでこんなに話せるフランス語会話
前の記事で紹介したスーパービジュアルと似たタイプの参考書です。
こちらは例文をまず日本語で読み上げ、その後にフランス語が続きます。
私はこの順の読み上げが好きなので、こちらも買いました。
結局、後から買ったこちらをよく聞いていたような気がします。
スーパービジュアルもこちらもボリュームがあります。
”たったの”72パターンって……。
ここからはじめるフランス語
さて、ここまでたくさんの参考書に手を出してきたどの口が言うんやという話なのですが、コレと決めた1冊だけを持ち歩いて読み込みたい!という気分になってきました。簡単すぎず、難しすぎず、詰め込みすぎず、音源あり、手に取るのが楽しくなるような小さな文法書はないかな……と思っていたところ、お気に入りのお洒落な語学書シリーズ(三修社)にも文法書があるではないですか。すぐに買って、どこに行くときもバッグに入れて持ち歩きました。
内容は、同シリーズの雰囲気はそのままに、けっこう詳しい文法解説が読めます。といっても過剰ではなく、ゆるゆる気分にも苦にならない分量です。
音源(別売り・audiobook.jp)も28分と短めなので、1日の移動時間だけでも繰り返し聞くことができました。読み上げはフランス語のみで、動詞の活用の読み上げではElleもEllesも省略されていません(うれしい)。
当時の気分にぴったりの本で、この本に出会えてよかったなと思います。
あえてマイナス点を言うなら、別売りの音源の音質です。
少し割れたような音がします。読み上げの方の声自体もあまり好みではなかったです。繰り返し聞きつづけられたので許容範囲ではありますが。
こんな調子でゆるゆると勉強を続けていきました。つづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?