Pikotaro

冬は寝てます春は動けます/ ユーモアと愛嬌日々連れて

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最近の記事

お風呂に入りたい毎日に

俺は自由なゴミ 風に吹かれるビニール 情報過多なんだ 雨が降るかは猫が顔を洗ったのか それくらいでいいのに ここで息ができないなら 海の底へ引っ越そうか 鏡が全部割れたなら作り笑いはできないし ここで息ができないなら 火星にでも引っ越そうか 逆立ちしたら空が海だろ 虹が出ないならでっちあげよう 綺麗なはずの恋心も 熱すぎると溶けちゃうもの うわべだけ知って喜んでよ 綺麗なものだけ見させてよ 死ぬまで生きたら褒めてよ Baby,do it,do it,go〜♩

    • 卑屈で天邪鬼で平常な

      社会人になってゴールデンウィークとはバイバイしたので、ついでに五月病とも縁を切った。おかげで最近はずっと機嫌がいい。 とは、ならなかった。 1ヶ月間のみ社内間異動が決まり、定時退社が保証されている部署に配属となった。おまけに業務内容も随分と楽だ。先輩は人生の休暇だと思って楽しんでと言ってくれた。 家でも常に時間を持て余しているのに、仕事まで暇になるなんて…と、内心思ったが、ここは素直に謳歌したい。 本を読む暇も、文を綴る時間もある、なんだか嬉しい。ほら、いいことだってあ

      • 本棚に春が来た

        今月読んだ本を振り返って。 タイトルと、装丁から心惹かれるものを選択して本を購入していたのですが、気がついたら私の本棚に春が来ていました。 「春の数え方」日高敏隆 「希望の糸」東野圭吾 「昨日のパスタ」小川糸 「私を空腹にしないほうがいい」くどうれいん 「私の生活改善運動」安達茉莉子 「誰かと暮らすということ」伊藤たかみ 「下着の捨てどき」平松洋子 これは完全な主観ですが、 春を迎えた喜びと、新年度を迎える上での意気込み、焦り、全部本棚に詰まっている。そんな気がして。

        • ずっと特別な存在で居てくれよナ!

          とびっきりのご馳走と言えば何ですか? 小学生の私だったら『ピザ!』と即答していた。ピザの中でもデリバリーというのがとっても重要。大きい箱の中に入ったホールピザが、幼き私からしたら宝箱のようだったから。 サンタさんがプレゼントを家まで運んでくれることをまだ信じていたあの頃、待ってるいる間も楽しいワクワク感に似ていた。 ホールピザを兄弟に取られることなく好きなだけ食べたかった私は、毎月のお小遣いをコツコツとためて数ヶ月に一回私だけのピザをデリバリーしてもらっていた。今思うとあ

        お風呂に入りたい毎日に

          サカナじゃないとやってられないよ

          「サカナじゃないとやってられないよ う〜ポリポリポリ!」 私が中学生か高校生くらいだろうか、 家族でカラオケに行った時の記憶。 父がやけに不思議な歌を歌っていた。 独特なメロディーと、歌詞。 家族でカラオケに行くことが滅多になかったので、父の歌声を殆ど聴いたことがない私。 どこか恥ずかしいような照れ臭いような気持ちになりながら、のびのびと歌って気持ちが良さそうにしている父を見ていた。 父は仕事が忙しかった。家にいる時間は少なく、休日は泥のように眠っていた。 あまりの忙

          サカナじゃないとやってられないよ

          起きた時間が8時

          大学生の頃の旅行の話。 長野の伊那市という所に住んでいた親友宅まで、東京からヒッチハイクをして行ったことがある。 バックパッカーに憧れがあったわけでもなく、旅の経験が多い訳でもない私が何ゆえヒッチハイクをして行ったのか。 伊那市まで一緒に行く旅のお供がいたからだ。 小野ちゃんという男の子なのだが、小野ちゃんは旅のプロだった。(勝手にそう思っている) 彼はヒッチハイクで全国旅をしており、海外への渡航経験も豊富だった。(たぶん) 小野ちゃんに関する情報が曖昧なのは致し方ない。彼

          起きた時間が8時

          眠れない夜に

          私は寝付きが悪い。 というのは大人になってから気がついたのだが、寝床や環境が変わると中々寝付けない。 彼がいる時には、彼が寝付くのを確認しないと眠れない。私が先に寝付くほどの、安心感が自分の中で芽生えるには最低でも一年以上の期間を要する。私の身体は、私が思ってる以上に繊細なのだ。 眠れない夜に天井を見ながら、毎回思い浮かべる光景がある。 年子の兄と、ベッドを並べて寝ていた頃の記憶。あの頃はなんでも兄の真似をしてついて回っていた。兄は遊びの達人だった。 毎晩、兄は私に影絵

          眠れない夜に

          銭湯後の助手席で

          家族でスーパー銭湯に行った。 熱い湯で、心も身体もほぐされた後に助手席で聴くラジオは一段と良い。クリスマスソングと一緒に聞こえる雨の音もまた最高だ。 「久しぶりにあんたたち全員乗せて走るのは気持ちがいいな」と、母は言う。母の真っ直ぐな言葉はいつも頭に残る。温かい言葉が頭の中を巡っているのは幸せだ。今日はたくさん寝よう。

          銭湯後の助手席で