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映画見聞録 The DEAD:INDIA

今回はゾンビ映画のお話。
結構前に観た作品ですがツッコミ所満載で
ずっと紹介したかった作品。

と、話に入る前に…✋

この記事を読む方達が
大きな勘違いをしないように
1つだけ大事な事を伝えておきますね。






インドオブザデッドの話じゃ無いぞ


間違えてこっちを観てしまうのは
彼女を元カノの名で呼んじまうようなもんだ。
絶対に間違えるなよ、俺っちと約束だ!



※まあYa○ooですらこの様なんですけどね

天下の検索エンジンもひっかかる詐欺には十分お気をつけを!


さてさて、
この作品はNetflixで観ましたが
妙に残るものがあるというか、

胃もたれというか

ちょっと色んな意味で目が離せない
まあそんな映画。

2度は観ない、オススメもしない。
でも一度は見て欲しい。(は?

いや、割と良い映画なんですよ。
私的には
こうやって紹介するわけなんですから。

※大半のゾンビ映画は予告で満足するので私


時間が潤沢な方はタダで観れるので、はい。


えーっと、タイトルにIndiaとある通り、インドが舞台のゾンビ映画です。主人公は当然のように白人です。何でや。しかも無駄に脂の乗った俳優さん。画的にちょっと浮いてるけど、とても真面目に役を演じているので生まれ持ったイケメンフェイスとの相乗効果で視聴者の好感度はうなぎ登り。

組体操が得意なworld war Zのゾンビ達にもたどり着けない、イケメンの極致です。

※ゾンビとブラピによる競走や組体操が楽しめるworld war Zは普通にオススメです。


これだけではまあ普通のゾンビ映画と遜色ないんですが、とりあえず感想を簡潔に述べると


こんなモタついてるゾンビ映画は

初めて観た




ん、ちょっとまって🤭



Q 元々ゾンビって鈍くない?



🤔

せやな



いや、確かにそうです。そうでした。
元々ゾンビと言えば土葬された死体が動くモンスターです。朽ちた肉体で走ることは出来ず、群れをなさねばドアを突き破ることもできない。

そんなか弱い存在だったゾンビはいつしか走るようになったり知能を持ったり感染するようになったりとどんどんレベルアップ。

死してなお成長していくエンターテイナー

現在皆さんが観られるゾンビ映画で登場するのはだいたいそんな鍛えあがったゾンビだと思います。

ただ、最近のゾンビ映画は多様性の臨界点を軽々と突破しておりまして、ゾンビ映画は既に歩くとか走るとかそういう次元をとっくに超越してるコンテンツだという例を簡単に挙げますね

名作コラボ系

恋愛系

もうどっちかわからんやつ

VSシリーズ

GOAL?OF THE?DEAD?


このようにちょっとゾンビのステータスを上げきってコンテンツとしてネタ切れしてきたと思ったら、幅広く底無しな程エグい角度から泥沼へダイブしていってるのが昨今のゾンビ映画なんですね。

※底無しと言っていますが別に映画の内容が深いと言ってるわけじゃないです(怒


要するに単にゾンビ映画と言いながら健全なゾンビ映画ではないことを期待して観てみたわけですよ。

そしたら全く走らない、久々に観る歩くゾンビ!まさかの原点回帰に少しテンションがあがりますよね。

ただしめっちゃモタついてる

一応ゾンビとして人(餌枠に限る)を襲って捕食するのでちゃんと役目は果たしていますよ。
餌枠(人)が食べられるシーンの作り込みもまあまあの肉々しさで特に気になりません。
(ビヨーンて皮膚が伸びるけど。)
ただどうも人(餌)への迫り方に食欲を全く感じない。


めっちゃ真顔だし。

「相手がゾンビ」

ということ以上に戸惑うわ


もうゾンビなのか馴染みの物乞いなのかわかりまへん。


走らない、
掴め(て)ない、
囲め(て)ない、
噛め(て)ない。

主人公とゾンビ達による全く緊張感の無い予定調和な戦い。地味なWWEを観てる気分。主人公はどんな危機的状況でも絶対噛まれない。万が一大勢のゾンビに囲まれしまってもモタついてるので大丈夫。
モタモタにはモタモタをと言わんばかりに、
ぐだぐだ突破します。


何ならガイド役のガキがゾンビより足引っ張ってくるのでそれに比べたら今作のゾンビなんて対した問題では無いです。

無駄に訳ありのガキ




ガキの話を展開するのはちょっとしんどいのでここからは個人的に気になった部分の話をしていきますね。

メモは取らなくて良いです。観て。


わりと序盤でしたかね、
ちょうど画像があったので紹介しますが
主人公が屋上からパラシュートとでかい扇風機を背負って飛ぶアレを使って脱出するシーンがあるんですけど

低い

全く高さが足りていない。
何故彼は飛ぼうと思ったのか。
本編最大の謎です。



あと結構銃を使うことが多いんですが、ゾンビに対して効果がイマイチなのはどのゾンビ映画も同じ。初見ブッパは恒例行事です。
それにも関わらず主人公は主に拳銃を携え行動していますが、途中その辺で拾うバールか釘抜きのようなものが本編最大の破壊力、突破力を発揮します。

※サイズ感は釘抜きぐらいだったと思います。

走りながらバシッと一閃、まさに一撃必殺。
モタモタゾンビと無駄に相性が良いんです。
むしろバール使ってる時だけやたら主人公の手際が良いんです。バイクに向かいながら羽虫を払うようにペシペシと群がるゾンビ達を薙ぎ払っていきます。

速攻捨てるけど。


なんでや、こっちメインにしろ。
ただでさえ全体的にモタついてるんや、
ゾンビぐらいサクサク倒してくれ。

バールぐらいあのガキでも使えるぞ。
(ガキ自体は使えません)


さてさて、こんな感じで既に結構問題点(ツッコミ所)がありますが、この作品には更に大きな問題があります。

何を隠そう今作の舞台はインド、ということでただインド人をエキストラにしてるだけではございません。設定、テーマにもインドテイストが汗ばむ程度に効いています。

どういうことかと言うとこの映画のテーマは

インド哲学×ゾンビ



は?



詳しくは信心深めな主人公の彼女のパパが解説というか考察してるシーンをご覧下さい。

彼女とパパ(ゾンビではない)


一発で全回収しますので


ということで以上インドオブザデッドのお話でした。ありがとうございます。

最後にどうでも良いかもですが
あらすじだけ書いて終わります。

舞台はインド
主人公仕事終わりでマジしんどーで
彼女にHold me tightなアメリカン
ちょい待て 彼女からラブコール
と思ったらなんかヤバそうネ
すかさずゾンビ登場で
主人公バタバタ ゾンビモタモタ
拾った銃でやっとこさ撃退
ひやっとしたぜ さっさと帰りたい
気付けば周りはゾンビワラワラ
ママは血塗れ 娘わなわな
車乗り捨て 君にナマステしたいTonight

lyrics おしるこ




ps このシーンはミスト的な辛さ
("からさ"では無い)


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