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冷蔵のすすめ

この頃の消費者はすぐ冷凍する。

いや、消費者だけでなく事業者も。

非常にもったいないと思う。

冷蔵で、魚でも刺身(生食)でなけりゃ一週間は持つ。
肉なら十~十二、三日は持つ。

しかし、安全の為とは思うが二~三日ですぐ冷凍だ。

魚も肉もタンパク質がおもな栄養素で、それが熟成することによってアミノ酸が増えて旨くなるのだ。

加熱して食すので表面に繁殖した細菌は死滅するので心配ない。
ただし、しっかり加熱すること。
細菌は必ず生息しているもので、冷凍したら全滅するわけではない。
冷凍から解凍に入った時点で仮死状態の細菌が復活して増えはじめるのだ。
もし、冷凍によって細菌が全滅したのなら、解凍しても腐らないってことになるが そうはならないだろ、って事だ。

細菌は全てが悪いわけでない。
菌と上手く付き合うことが大切なのだ。

すぐに冷凍しないメリットをあげよう。
それは、必要な分しか食材を買わなくなることだ。
それにより冷蔵庫のなかがスッキリして冷蔵.冷凍にかかる電気料が押さえられる。

また、冷蔵庫の寿命も伸びる。
日本製家電は質が良い。
たまに「冷蔵庫は十年持てば良いよね」と聞くが、余計なものでパンパンにしなけりゃ二十年は持つ。モーターに負担をかけなきゃ持つもんだ。

それなのに、冷凍安全神話かなにかに頼ってムダにフリーザーまで密にして、おまけにフリーザーにある冷凍されたのと同じ食材を新たにチルドでまた買った、なんてことをする輩が多いもんだ。

まあ、一般家庭ではしょうがない事情もわかるが、事業者でこういう事をしているところが意外と少なくない。
大丈夫か?と思うのだが、他人の経営に首を突っ込むことになるので黙って見てる。
しかし、ネタとしては為になりそうなのでこの記事を書いた。

冷蔵庫がない時代にハムもソーセージもできてるのだ。
冷蔵庫がない時代だからこそ、塩の力を使い細菌繁殖を押さえたハムやソーセージといった加工肉が生まれたのだ。魚の干物もそうだし、イカの塩漬けなど、、、世界にたくさんある。

食材を大切にする精神から生まれた知恵を現代人の我々は享受してるのだ。
冷蔵庫を使うな、電気を使うな、と言いたいのではなく、文明頼りすぎて物を粗末にしない生活をしては、と思ってるだけだ。

また今日も冷凍庫に沢山の無駄な仕入れ品を積めながら切におもう。
仕入れたぶん金も支払わなければならないのに。

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仕入れは全然考えぬ
年内仕入れは考えぬ
当分仕入れはありえない
極力仕入れはおさえたい
今のところ仕入れは見送りたい
すぐに仕入れを認めない

仕入れがあるとしても今ではない
すぐに仕入れを認めない
仕入れせざるを得ないという声もあるが
仕入れするかは検討中である
仕入れも避けられないかもしれないが
まだまだ時期が早すぎる
仕入れの時期は考えたい
仕入れを認めたわけではない。
すぐに仕入れはしたくない
仕入れには消極的であるが
年内仕入れもやむを得ぬ
近く仕入れもやむを得ぬ
仕入れもやむを得ぬ
仕入れに踏み切ろう

※これはフォークで高田渡が歌ってる値上げって歌の値上げの部分を仕入れに変えただけです。

おわり

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