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近所から海外まで。BROMPTON(ブロンプトン)な日々の記録

この世には非常に興味深い自転車がたくさんある。その中で世界的にも多くのファンを抱える車種として挙げられるのがイギリスの小径車・BROMPTON(ブロンプトン )だ。

私も本業の執筆で詳しく解説させていただいているので、「なにも知らないわん」という方がいらっしゃれば、ぜひご一読いただきたい。

簡単にこの自転車を要約するならば、

  • 20秒あれば折りたためる。

  • 走破性がそこそこ高い。

  • 日々の足から旅先まで幅広く使える。

というのが特筆すべきポイントだろうか。

まあいいのだ、この記事ではあれこれ早口オタクトークを炸裂させる気はない。写真を見返し、これまでの思い出に浸り「やはりいいものだわ」と回顧したいだけなのである。要はアルバムをめくる老婆が今回における私の姿だ。

ブロンプトンユーザーは「わかる、私はここへ行った」と共感していただければ嬉しいし、気になっている方は「やっぱり納車しようかな」と沼へ引きずり込むことができれば愉快だし、何もわからずとも「何だかロマン」と感じていただければこれ幸いである。

東京近郊あれこれ

とにかく収まりが良い自転車だ。折りたたみ玄関の一角にスッと収納ができるブロンプトンは日々の足として最適なのだ。

東京スカイツリーを眺めて
上野・不忍池ほとりで

簡単に輪行ができるため、エスケープしたい地点が多い都内でも移動が楽々。走りたい場所だけ取捨選択できるのもいいよね。

河川敷にて

もちろん河川敷の気ままなお散歩ライドにもうってつけ。ホイールベースが長く、直進安定性にも優れているように私は感じる。かといって速度を出しすぎるとふらつくので、積極的にちんたら走れるのがなお良し。

釣り道具を運んだり

私の自転車にはキャリアがついているので、荷物を積みやすいのもポイント。以前釣りにチャレンジしていた時は、釣り道具を積載し河川敷を疾走していた。(依然ボウズだが)

千葉あれこれ

千葉方面が当方の活動領域なので、自ずとそっち方面の活動写真が多い。

こちらは成田付近の活動記録。京成線は比較的空いているし、良い雰囲気のローカル線なのでおすすめ。

京成本線とのツーショット

銚子もイチオシエリアのひとつ。車や電車だと微妙に巡りにくいのだが、ブロンプトンで巡るにはちょうど良いのだ。

名もなき絶景が至る所に

新幹線で遠出したっていい

気が向いたら新幹線に乗せてビューンと遠出してもいい。

広島県・福山市にて

自転車を使った取材で訪問した福山市は、しまなみ海道のすぐ隣町。瀬戸内らしい風光明媚な景観が広がりつつも、観光地化されきっていない素朴な街並みに心が踊った。

海っぺりでゾクゾクする一枚

飛行機&船で攻めてもいいよね

もっと気が向いたら飛行機に自転車を積んだっていい。私のルーツがある沖縄での活動写真だ。正直、本島の中南部は交通量が多い箇所ばかりで、心地よく走るのは難しいように感じている。

だからみんな行ってくれ、離島の離島に!那覇からなら慶良間諸島も近いし、ちゅら海ついでに伊江島へ行ってもいい。うちなーサイクリングをたのしみたいなら本島から離れるのがポイントだ。

ということで私は久高島へ。

久高島は沖縄の古い信仰の中心地でもある島で、厳かな場所でもある。今でも禁足地を多く残し、民俗的な知的好奇心を掻き立てるのだ。

ガジュマルのした休憩

この島には自転車と徒歩以外にほぼ交通手段がない。しかもダートだらけ。海蛇(イラブー)汁もいただき、忘れられない旅になったな。

海外へ行くのもいいよね

何なら海外へ行ってもいいよね。こんなに手軽なんだもん。
ブロンプトンを持って香港へひとり旅をしたこともあった。

若い頃に読む沢木耕太郎ほど響くものはない。バックパックを背負い異国の地を踏むことは代え難い喜びでもあった。
なお、香港島と九龍付近は全く自転車を乗れる環境にないのであしからず。中国国境方面まで地下鉄に乗って移動するのが吉だ。

郊外のサイクリングロードを北上した
何があるかと言われれば、何もないただの終点

さて、そろそろ走りに行こう

走るだけで楽しい。そこに何がなくとも。
それを教えてくれたのが自転車だ。
そして旅の明度を上げてくれたのがブロンプトンだったことは、言うまでもない。

さて、過ごしやすい季節も近づいてきたし、そろそろ走ろうか。まずは地図を眺めながら、愛しき小径車の手入れを始める。

没写真。フラッシュを焚いたからタイヤの反射板が爆裂に光った。安全だね!

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