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Wine log #JPN002 Japanese Blend 2018

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休みの昼はワインとカレーサラダでした。

Japanese Blend 2018 / 塩山洋酒醸造株式会社 (山梨県塩山)

日本で生まれる赤ワイン品種

日本で作られる赤ワインで作られる品種は

代表的なカベルネソーヴィニヨンやメルローなどのほかに
マスカットベリーAやブラッククイーン、小公子やヤマぶどうなどなど
様々なブドウの品種があります。

中でも、日本の固有品種として
飴のような甘い香りが特徴的なマスカットベリーAが多く使われています。
マスカットベリーAは主力であるものの
これから進歩していく品種であると思います

飴のような甘い香りや
色がどうしても薄くなってしまうなどの特徴があり
その特徴を引き延ばすか、また別の姿に変えるか……
醸造技術の腕の見せ所でもある興味深い品種です。

マスカットベリーAだけではどうしても弱いと感じる場合、
ほかの品種をブレンドし、お互いの良さを引き出すという事も重要です

今回ご紹介するワインは、
先述のマスカットベリーAと
色が濃く、渋みの深いブラッククィーン
ブレンドの際に補助的に使われることが多いベーリーアリカントA

日本固有種である品種をうまく掛け合わせ
赤ワインの飲みごたえと、日本赤ワインの良さを引き出したワインです。

塩山洋酒酒造株式会社

塩山洋酒醸造株式会社は
中央道勝沼インターチェンジから勝沼の街を抜けて
山間の豊かな緑の中にある小さなワイナリーです
今回紹介するJapanBlend 2018の他にも
ブラッククィーンや、本来補助的な役割として利用するベリーアリカントを
ブレンドなしで醸造するといった挑戦もされているワイナリーです。


Japanese Blend 2018 開栓

開栓した瞬間の香りから渋みを想像できる楽しみは
赤ワインの特徴でもありますが
このワインは、シックな装いのワインボトルを開栓すると
黒ブドウ系の特徴的な豊かな香りが広がります
山ぶどう系のそれは、日本赤ワインの特徴なのではないかと思います。

ワイングラスに注ぐとブラッククィーン由来の濃厚な色味が特徴です。
見るからにタンニンが強そうな色味から香る
奥ゆかしい飴のような香りは、マスカットベーリーAの香り。

口に含んだ時のブラッククィーンの渋みとマスカットベリーAの特徴的な果実味が広がる楽しさと美味しさは、ブレンドワインの楽しみそのものです。
2つの特徴的なブドウをつなぎとめるベリーアリカントの「仲介」があって、このワインのバランスが達成されます。

渋みが苦手な人は、温度低めにして酸味を楽しむのもよしだと思います。
そこから徐々にグラスの中で温度を高め
段階的に感じる渋みを楽しんでいけば、ブレンドされたブドウ全てを満喫できることと思います。

肉料理に合わせやすく、
鶏肉などのサッパリとしたものから香りの強いジビエまで
ブレンドされたブドウの特徴が様々な肉をうまく引き立てます。
うーん、ブレンドワインの良さ、ここにあり。
とても飲みやすいワインですね。

塩山地域に行ったら必ず行く「そば丸」

塩山洋酒醸造に行ってみたい!と思ったら、
ワイナリーのすぐ近くにある蕎麦屋「そば丸」に行くことをオススメ!

人気店なので休日行くと並ぶこと必至ですが
「野菜の素揚げもりそば」がほんと美味しい。

私は山梨にワイナリー巡りに行く際、必ず行きます。
そば丸にはもちろんワインもボトルで置いてあります
そばとワイン、なかなか美味しい組み合わせ、ですよ!
ただし、飲酒運転ダメ、ぜったい!お気を付けください!


今回ご紹介したワイン

今日登場したおつまみ

マッシュポテトのカレーサラダ
マッシュポテトの上にレトルトカレーをかけ
その上にトマト、チーズをのせてオーブンで220度25分
焼きあがったらお好みでパクチーやパセリなどをかけてもOK

渋みが強いワインなので
香りの強いスパイス系の料理にも合います。

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