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牡鹿戸
2016年11月26日 20:47
大丈夫だと思ってたことが 全然大丈夫じゃなかったり大丈夫だと思ってた人が 全然大丈夫じゃなかったりこの人はだめだと思っていたら 全然だめじゃなかったり自分はもう死んでしまうと思ったら どんな検査の値も正常値で実は全部ただの 気のせいだったり一度心電図がピーッ って鳴ったんだあれを僕は確かに聴いたストレッチャーで救急車に運び込まれる寸前に満月がちらりと空を横切った
2016年11月17日 10:13
大空を覆い尽くさんばかりに広げられた両翼のような雲。日暮れの空に、今はぴたりと静止している。あれがひとたびひるがえれば、この街は大変だ。まるごと包み込まれてしまう大きさだからだ。早く、翼の主が気分を変えぬうちに帰らないと、あの分厚い水蒸気が僕らを直撃してしまう。あの翼を動かす動力と言ったらどれほどだろう。人など立っていられようか。翼の通り抜けきるまで、風の轟音は凄まじく、きっと
2016年11月12日 14:32
人の心と秋の空とは言うけれどこんな雲のひとつもない「まっさら」な夕暮れが人の心に来るだろうか悲しみの雲が絶え喜びへの未練も湧かない夕暮れと夜の中間色に染まるだけただひとつその「まっさら」な空に三日月がエンドロールに添えられた「了」の一字に形が似ているとか思いながら広く「まっさら」な空を見上げている間、無心。みそらさんの写真を元にツイッターで短文
2016年11月7日 00:00
生きることを肯定している自分のことも、死にたくてたまらない自分のことも、結局は理解してくれるのは自分自身だけだから。 ツイッターは自分に向けて発信している。 自分に銃口突きつけて「さあお前は死ぬのか、死にたくないのか」ってやってる。 「自分で引き金を引く勇気はない、むしろ俺死にたくない」とか思いつつ、心の何処かで「偶然で暴発してくれたらラッキーだな」とほんのり期待するくらいには、生き