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香川・岡山にいってきた その1~計画から香川上陸

四国に行きたい

経県値マップってご存じでしょうか?自分が住んだり泊まったり訪れたり通過したりした都道府県を塗って自分が日本の47都道府県のどこまで経験(経県)しているかを入力できるマップです。自分は四国に行ったことがありません。経県値でも四国は真っ白。いつか四国に行きたいなぁと思ってました。で、ふと、金曜の夜に東京を出発してバスで行って週末楽しんでこれるんじゃね?と思いつき計画・実行に移しました。そんな四国旅です。

せっかくバスに乗るなら快適性重視

タイトルの通りです。深夜の長距離バスは何度も利用しているのですが(改めて別の旅についてもどこかで書きたい)、深夜の長距離バスで自分が譲れないポイントは、
・3列独立シート
です。2x2シートはどうしても隣同士となる方の運要素が強くなります。ヒキが良ければ快適でしょうが、ヒキが悪かった時は到着するまで苦痛しかないです。ここはどうしても譲れないポイント。そこで、3列独立シートで四国にいけるバスを探しました。そこで見つけたのが、東京駅から高松駅までいけるハローブリッジ号。東京駅を20:40に出発して高松着が7:45。約11時間のバスです。長距離バス中でも屈指の長い方だと思います。これを検索したところ、1席の空きを発見。早速ポチポチとWeb予約を進めていきましたが、まずはそのバス予約サイトの会員になろうと思い入会手続き等している間に売り切れ。まじかー。と思いました。まあ、これも運なのでどうしようもないなと思いましたが、ワンチャンキャンセルあるのでは?と思い、翌日以降再度検索してみることとしました。
結果、翌水曜日に1席の空きを発見。会員ログイン後にクレジット決済で1席抑えることに成功しました!ということでまずは高松に朝7:45に行けることになりました。

旅の計画を練る

帰りのことは後で考えようと、高松駅スタートでプランを考えました。やはり香川と言えば讃岐うどんは食べたい。その後はどこに行こう?高知にいってはりまや橋やカツオのタタキを食べるか、こんぴら山に行って参拝するか、大歩危小歩危に行って観光するか、瀬戸内海を観光するか・・・等々。
ふと、瀬戸内海に美術館のある島があることを思い出し、そこに行けないかな?と検索したところ、高松から船で行けそうということがわかりました。さらに、せっかく高松を出て船で島に行くなら、そのまま中国地方に上陸してしまい、観光して新幹線で帰れるのでは?と思い、ざっくり以下のプランを考えました。
高松-うどんたべる-船に乗る-直島-美術館めぐる-船に乗る-岡山か倉敷で1泊する-岡山か倉敷か尾道を観光-新幹線で帰る
ざっくり計画を立てたので後は細かい交通手段などを埋めていきます。まず帰りの新幹線や宿泊場所の予約は時間も場所もあいまいなので予約は旅の途中ですることにします。

直島への渡航と直島での移動手段を確定させる

美術館のある直島に行くためには船に乗る必要があります。船が何時に出るのか事前に調べておかないと無駄な時間が発生してしまいます。そこでまずは直島周りの時間を確定させていきます。
まず、高松から直島までは、フェリーと高速旅客船があり、両方とも夜行バスで到着する高松駅前から歩いて10分ぐらいの港から出ていることがわかりました。あとは、ちょうどいい時間に出るものを選ぶだけです。
・高松 12:40→直島(宮浦) 13:30
がちょうど良さそうです。そして、直島から岡山県の方に行く船も確認します。
・直島(宮浦)17:35 → 宇野 17:55
これで良さそうです。直島で約4時間滞在できます。次に直島での移動手段です。調べたところ、美術館に行くのにレンタサイクルが良さげ。今から予約できればいいけどなー、と検索したところ、宮浦の港の目の前のレンタサイクル屋さん「おうぎやレンタサイクル」でWeb予約できることを見つけて早速予約。メールで予約確定メールが来ました。
 [ご予約]
 電動自転車/Electric Bicycle
 日時:2024年6月8日
 来店時間:13:30
 台数: 1台
次に、移動手段が確定できたので美術館を予約します。今回は、地中美術館に行きます。ちなみに展示内容とかは不勉強のため事前に全く分かってませんでしたw
Webで地中美術館を予約、決済までします。時間指定で割と前後空いてましたが、地中美術館に行く前に草間彌生の「かぼちゃ」を見たいのでそれを見てからにしようということで15:45入館で予約しました。
 公演: 地中美術館 - Chichu Art Museum
 会場: 地中美術館 Chichu Art Museum
 日時: 2024/06/08 15:45
 価格: ¥2,100 システム利用料: ¥0
 券種: 一般 (Adult)
で美術館をみて、17:35の船に乗ると。完璧な時間配分です。
あとひとつ、決めておくことがありました。高松のさぬきうどん屋さんでどのお店に行くかです。高松に朝7:45に到着するので朝からオープンしている店であることが必要です。また、うどんをどうやって注文するかといったシステムについても事前に知りたいと思い、高松のうどんを食べる旅をしているYoutubeなどをみながら検討した結果、「松下製麺所」であれば、朝から営業しておりしかも食べログポイントも高いのでここに行くことに決めました。そして、高松の移動手段がないことに気づき調べたところ、高松周辺は自転車のレンタルが充実してそう。調べたら「HELLOCYCLING」というアプリが使えそう(実は東京周辺でもめちゃめちゃ使えることをこの旅の後で知る)。ということでアプリを事前にインストールして高松駅周辺で借りられそうな場所を決めて準備完了。
いったんここまでで計画できたので、あとは、金曜20:40東京駅発のバスに乗り遅れることが無いよう、仕事の調整をしていきました。

旅の荷物について

旅の荷物はできるだけ軽量化を心がけます。
まず、オフィスで仕事後に直接バスで行くので、金曜日はビジネスカジュアルで出社します。持ち物としては、着替えとしては、替えのパンツ2つ、替えのTシャツ2枚、靴下2足、半ズボン1本。リュック、肩掛けバッグ、タオル、一眼レフ、充電ケーブル類、御朱印帳、ビニール袋、程度です。途中でいくらでも調達できるので。

旅の前日

旅の前日、直島での動きについてもう少し見るところがありそうなので、整理しました。いったん、宮浦→かぼちゃ→ベネッセハウスミュージアム→地中美術館→宮浦かなぁと。
他にも、ヴァレーギャラリーとか家プロジェクトとか銭湯とか見どころありそう。全部回れるかなぁ?と考えていました。とはいえここまで計画できればあとは成り行きで行けそうだなーと考えてました。旅って計画するところが一番楽しい気がします。

出発

2024/6/7(金)18時に無事に仕事を終了して東京駅へ。の前に日本橋高島屋の地下で夜ご飯。夜ご飯は、ウィズグリーンのサラダボウルでレッドチリチキンのコブサラダ。バスの途中でおなか痛くなるのは嫌なので腸に良さそうな食物繊維を摂りました。そして東京駅へ。東京駅にはいくつかバスターミナルがありますが、今回は普通に駅前ロータリーのバス乗り場から出発でした。乗る前に持ってきてた軽装(短パンTシャツ)にトイレで着がえていざ乗車!

レッドチリチキンのコブサラダ
20:40 高松駅・坂出駅方面。満席でした。

パスの車内

予約できていたのは、3列シートの真ん中の列でした。走行中はカーテンを閉めているので窓際のメリットはありません。むしろ、左右の網棚に荷物を載せやすいので真ん中は結構良いです。東京駅からバスの三分の一程度を埋める人を乗せて出発です。向かうのはバスタ新宿です。その後、横浜駅を経由し高松方面に向かいます。なお、発車時刻が早いからか、横浜駅を過ぎても消灯せず、足柄SAまで走り、休憩して出発後に消灯となりました。足柄SAがだいたい23:30頃でした。また、バスの車内ですが、USB充電も可能で電源については問題ありませんでした。道中はうとうとしながらRadikoを聴いたり地図で今どのあたりを走っているのか確認したりしつつ時間が過ぎていきます。リクライニングの角度を調整したり靴を脱いだりたまに足首をストレッチしつつ乗車していると朝5:40頃、淡路島南PA。淡路島上陸してました。淡路島南PAでトイレを済ませつつ、高松駅前到着後にすぐに動けるように軽装から普通の半ズボンとTシャツに着替えたり、荷物の入れ替え(常に持ち運ぶ諸るぱーバック組と都度ロッカーに預けるリュック組に分ける)などを実施しました。
淡路島南SAを出発すると間もなく四国に上陸しました。徳島です。後から知ったのですが、この上陸したところの近くにある大塚国際美術館というところにいつか行ってみたいものです。いくつかのバス停に停車して人を下ろしつつ、高松駅前に7:00前に到着しました。予定よりだいぶ早い到着となりました。

バスの前面
足柄SA
淡路島南SA
高松駅

讃岐うどんを目指せ

高松駅到着後まずやったことは、血糖値を上げないようにうどんを食べる前に食物繊維を摂っておくこと笑。ということで駅前のコンビニでサラダを買って食べました。その後、下調べをしていた高松駅の地下駐輪場に行きレンタサイクルをゲット。借りるときにタイヤの空気圧やバッテリー残量を確認したところ問題なし!無事に借りて早速駅前で記念撮影しました。自転車は水玉模様が入っているので草間彌生さんを意識しているかもしれません。

草間彌生を意識してか水玉模様の自転車

そして、ここからうどん屋へ!行くわけでなく、まずはリュックを預けて軽量化するために自転車で直島へ出発する港まで行って港のロッカーにリュックを預けました。荷物がショルダーバックだけになり非常に楽です!
ここからは、アプリで「松下製麺所」の位置情報を設定して自転車移動です。で、この自転車、事前チェックでは気づかない不具合があり、ブレーキをかけるとキキーーッとデカい音がなるという・・・笑。ブレーキを気を使って人の顔色をうかがいながら運転します。地図によると駅から自転車で15分ぐらいみたいなので、街の景色を見ながら「松下製麺所」に向かいました。香川の幹線道路の交差点は横断歩道がなく、地下通路になっていて自転車もいちいち手押しで地下通路を通らないと交差点を超えられず面倒でした(面倒なのでそれ以降は幹線道路の交差点は通らないようにしました)。
店の近くになると道が入り組んでいるので迷いつつも行列できてるかな~とか考えながら自転車を漕いでいると店の前に到着!!

松下製麺所 外観

これを何と読む!!!

まさかの臨時休業

まじかーと笑ってしまいました。悩んでもしょうがないので次なる店舗を目指します。まだ8時前なのでこの時間から営業している店を検索してみると。「さか枝うどん 本店」がヒット。地図で調べて向かいます。
到着!!やってました!

さか枝うどん 本店

中に入って注文の場所へ。きょろきょろしてると店員さんが教えてくれました。うどんとてんぷらの個数を言ってくれれば良いよ~。と言われ、かけうどんと天ぷら2個で注文。どんぶりに入ったうどんが渡されるので、それをレジの横にあるお湯のプールのようなところでタモを使って麺を温めます。さらに右側に天ぷら地帯があるのでそこから2つ選びます。自分は巨大なアナゴ天とちくわ天を選択。最後に、蛇口がついていてうどんのつゆが出てくる巨大な銀の樽があるので蛇口をひねって梅雨を注ぐと完成です。あ、あと揚げ玉とねぎとゴマを入れました。
好きな席に座って。一気に食べます。めちゃめちゃうまい。スープもうどんも天ぷらも。あっという間に完食してしまいました。にしても天ぷらが大きすぎで結構おなかいっぱいになってしまいました。ちなみに、うどんが280円、天ぷらがひとつ120円です。値段がおかしいです。ごちそうさまでした。現在8:10です。

かけうどん(小)とちくわ天とあなご天

つづく。

写真を最後にいくつか挙げておきます。

おしゃれな百十四銀行ビル
百十四銀行ビル
菊池寛通り


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