大学の教員として「国際協力」を教えて20年以上、私はずっとハラハラしていた。私の教えてきたことが、導いてきた道が、本当に教え子たちのためになっているのか。むしろ、…
大学教授、教え子を訪ねる。
2024年6月26日 19:56
大学の教員として「国際協力」を教えて20年以上、私はずっとハラハラしていた。私の教えてきたことが、導いてきた道が、本当に教え子たちのためになっているのか。むしろ、彼らを日本社会の常識から遠ざけ、生きづらさすら持たせているんじゃないか、と。まず最初に、私自身のことを少し書こうと思う。私は東京都町田市にある桜美林大学で国際協力を教えており、あと2年で定年を迎える。大学で教え始める前は、ある日本