大学教授、教え子を訪ねる。

大学で国際協力を教えて20年以上。まもなく定年を迎える大学教員が、教え子たちの“今”を…

大学教授、教え子を訪ねる。

大学で国際協力を教えて20年以上。まもなく定年を迎える大学教員が、教え子たちの“今”を訪ね歩くプロジェクトです。 2024年4月にスタート。かつての卒業生とともに作り上げています。

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私が教えた「国際協力」は、“学生のため”になっているのか。

大学の教員として「国際協力」を教えて20年以上、私はずっとハラハラしていた。私の教えてきたことが、導いてきた道が、本当に教え子たちのためになっているのか。むしろ、…

私が教えた「国際協力」は、“学生のため”になっているのか。

私が教えた「国際協力」は、“学生のため”になっているのか。

大学の教員として「国際協力」を教えて20年以上、私はずっとハラハラしていた。私の教えてきたことが、導いてきた道が、本当に教え子たちのためになっているのか。むしろ、彼らを日本社会の常識から遠ざけ、生きづらさすら持たせているんじゃないか、と。

まず最初に、私自身のことを少し書こうと思う。私は東京都町田市にある桜美林大学で国際協力を教えており、あと2年で定年を迎える。

大学で教え始める前は、ある日本

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