本を読まないとバカになる

本を読まない人はバカになります。本が読める人が偉いとか賢いのだと言っているのではありません。本を読まない人がバカになっていく、といっているのです。

本を読まない人というのは、文字媒体の読解力が基本的にカスになります。するとどうなるか?情報を得ようと思ったら、映像メディアに頼るしかありません。自然とテレビやYouTubeを見る事になるでしょう。それが習慣化されると、さらに映像メディアを見るようになります。すると、文字を詠むこと自体がもはやバカらしくなって、やらなくなります。

人はより楽な方へ、より楽な方へと流れます。その流れに逆らおうとするとかなりヘトヘトになります。「さぁ、今からスマホはやめて黒電話にしましょう」といったら、しんどいでしょう?

それと同じように文字から動画への流れを逆流することは難しいことなのです。人によっては、もはや不可能かも分かりません。

つまり、本を読む人と読まない人とでは決定的な差がつくことになります。それは、本が読める人と読めない人という差です。

本を読む人はどんどん読むので、どんどん読めるようになります。一方で、本を読まない人はどんどん動画を見るので、どんどん読めなくなります。

要するに読書というスキルにおいて欠陥を抱えるわけです。するとどうなるのか?

今度は文章がまともにかけなくなります。なぜなら、自分の書いた文章を読めないので、おかしな部分を推敲できないからです。文章が書けないと、人に伝えることができません。人に伝えることができないということは、仕事が致命的に出来ないということになります。

つまり無能です。読書しない人は、どんどんとアホになり、カスい読解力と文章力を世に晒しながら生きる羽目になります。

そしてこの無能さというのは蟻地獄です。這い上がろうとすると、自分の無能さに直面することになるからです。多くの人は逃げ失せるでしょう。誰だって自分の実力の無さを目の当たりにするのは嫌です。それでも、「よいしょよいしょ」と読み続けてみた人だけが読めるようになるのです。

現にそうやって読めるようになったのが私です。学生の頃は全くといって良いほど読書はしませんでした。読書感想文も人並み以上に苦戦した記憶があります。

でも今では、毎日2冊は読まないと気が済まないのです。うっ、読みたい、読みたい。誰か...タス...ケテ...。

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