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”大ピンチ”の抜け出し方①

最近は怒涛の日々…。


部下がメンタル不調で
長期で出勤できない状況に。


今時あるあるなのか、
両親からは人事と職場へクレーム。
のち、人事からの事情聴取。


1名抜けた穴をチームでどうフォローするか。
他のチームにも掛け合って、体制立て直しを図る。

自信のマネジメント能力不足や、
病休に入ってしまった部下に対してなど
思うところは多々あるけれど


原因はいろいろ重なり合って、
お互い様な部分はある。
まずは前を見ねば。


休みに入った部下が復帰した際のフォローアップ体制まで
を整え終えたと思ったところで、
あっという間に一週間が過ぎ去ってしまった。

もちろん、自分一人の力では無理なので、
上司や他のチームなど、
そこは頼れるところに頼り切る。


こういう時に大切なのは、
自分一人だけでなんとかしようと思わないこと。
組織の力でカバーできるよう、
そこに最大の力を注ぐ。


ピンチの時の対処法


こうしたピンチは急に訪れます。
もしくは、事前に多少の兆候はあれど、
往々にして気づいた時には時すでに遅し。

そんな時の対処法について、
実際に自分がこの1週間で
実施したことを数回に分けてお伝えしますね。


不安と緊張を生み出す脳のメカニズム


ピンチの時には、
「不安」「緊張」「心配」があふれてきます。
まずはこの気持ちへ対処します。

不安や緊張した状態では
課題解決に取り組もうとしても、
なかなか上手く行きません。

まずは、気持ちを落ち着かせる。
ここに取り組まないといけません。

人間の脳は、
「現状維持」を最優先となるように
自分の意志とは関係なく指令を出します。


つまり、現状と異なることが起これば、
そこへアラートとなる指令を出してきます。


その指令が「不安」「心配」「緊張」です。
この指令によって、いつもと違うから危険だ
と信号を送ります。


というのも、我々の祖先は
原始時代に「不安を感じる者」と
「不安を感じない者」が存在したといわれています。


不安を感じない者たちは、
果敢に新しい土地や森に向かっていき、
獣たちに襲われたり、食料にありつけず死んでしまいました。


一方で、不安を感じる者達は、
危険が生じそうな場所には行かず、
安全な場所で集団を作り、
生き残ることができた。


こうして生き残った者たちが
私たちの祖先です。

つまり我々は皆、「不安」を感じやすい遺伝子を
引き継いでいるのです。


では、その不安を感じた時、
どうすればいいのかというと、
シンプルです。

「不安」「緊張」「心配事」を認める


これにつきます。
だって不安や心配を感じるのは
仕方がないんですよ。


人間なんですから。
祖先から生存するために遺伝した大切な機能なんです。
それで、不安事に対しての認知は終了。


不安や心配は、消そうとしても
消えるどころか増えてしまいます。


なので、反対に
「不安を感じていい」
「緊張していい」
「心配していい」
と認めることで、気持ちが和らいでいきます。


脳に対して、
一度「不安」「緊張」「心配」があることを
「わかっているよ」
と伝えてあげるんですね。


そうやって、一度しっかり認めることで
脳が指令を出すことが減るため
不安が増長することがなくなるんですね。


不安や緊張がやってきたら、
「脳さん指令ありがとう。
 生き抜くためだよね。ありがとう」


そんな感じで認めて
不安や緊張を取り除きます。


自分も今回の部下の件で、
当初は大分ショックを受け、
今後についての不安も
どっと押し寄せました。

ですが、
「あくまでこれは脳からの指令。
 脳は心配してくれているなと。
 脳は味方だな。ありがとう。
 自分も人間らしい人間だな。
 人間なんだから不安で当然」


と認知することで、
不安が五月雨式に降ってきたり、
自己否定し続けること、
これをストップさせることができ、
次に向けての対策を考えることができました。


あなたにも、もし、ピンチが訪れ、
不安な気持ちが押し寄せてきたら、


「不安の訪れは当然のこと」
これを自分に言ってあげてくださいね。


気持ちがだいぶ楽になりますよ。


次の機会には、
気持ちを落ち着かせてから
課題解決に取り組むやり方について、
お伝えしていきますね!

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