錆びついたアンテナ

言葉足らずのあなたの言葉

たくさんの思いがあったでしょう

あまりあなたに会わなくなって

つまらぬ男になりました


10-FEETさんのアンテナラストという楽曲の一節。


これを初めて聞いた時、胸が締め付けられた。

自分のこれまで抱いていたものと合致するものが大きかったから。


あなたは決して多くを語らなかった。

その言葉足らずの意味を理解するには幼すぎて

沢山歯向かって、距離を置いた。


会えなくなるなんて、どこか夢物語だと思ってた。

周囲の人たちの涙の意味が理解できなかった。


ごめんね、ほんとに、本当はさ、


白が覆うあの病室にお土産を持って行った時の嬉しそうな顔

不器用だから、言葉足らずだけど、

ありがとうね。



寂しさと長四角にぶら下がり揺られて映る

弱さと目が合う時はあなたと思い出していた


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