osenbey

えらしいけんさ

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えらしいけんさ

最近の記事

案外、眼鏡も似合うらしい。

「年末年始には寒波が国内を襲います。...」 人工的な暖かさに包まれる空間の中、ぼんやりとニュースを眺めていた。 もうすぐ今年が終わる。振り返った時、いくつ思い出が溢れてくるだろう。 仕事に行く前に飲もうと思って注いだコーヒーはもう冷め切っている。それはそうだ。12時間もの間、この空間で独りぼっちにされていたのだ。コーヒーだって寂しくなったり、泣きたくなったりするに違いない。 街はもうお休みモード一色だった。買い物に行けば新春セール。テレビをつければ特番や人気ドラマの

    • 後悔の色付け方

      髪が伸びた。 端から見たら、某カリスマアーティストを目指している風に見えるらしい 一緒に大学を卒業した同期とオンラインで飲んでいた時に、 「お前が俺らの中じゃ変わった」 変わった、らしい それは、何を指標とした変化なのだろうか 外見かそれとも人間性の話か でも相変わらずの童顔だ。未だに年齢確認はされるし、実家に帰ると、似ているせいだろうがヒラメキ王子呼ばわりされる。 たぶん、変化なんて点じゃわからない。 何年か経って振り返った時に、ようやく初めで気づくもの。 今

      • 満員電車、彩の夢を乗せて

        事の本質、本懐、不透明の袋を必死に凝視して、透視しようとして開け口を間違える。 山折りと谷折りの違いすら分からなかったあの頃も、 平日と休日の差異すらあやふやだった今日だって 明日を求めている。 ようやく、長い暗闇から出口が見えた。 出口のその先に待っているものが、望んでいたものかどうかは分からない。 泥にまみれた靴は、中々元通りにはならないかもしれない。 それでも、出口へ向かうしかない。その先にしか道は続ていない。 綺麗事に拍車がかかっても、通りすがりのカオ

        • 錆びついたアンテナ

          言葉足らずのあなたの言葉 たくさんの思いがあったでしょう あまりあなたに会わなくなって つまらぬ男になりました 10-FEETさんのアンテナラストという楽曲の一節。 これを初めて聞いた時、胸が締め付けられた。 自分のこれまで抱いていたものと合致するものが大きかったから。 あなたは決して多くを語らなかった。 その言葉足らずの意味を理解するには幼すぎて 沢山歯向かって、距離を置いた。 会えなくなるなんて、どこか夢物語だと思ってた。 周囲の人たちの涙の意味が理

        案外、眼鏡も似合うらしい。

          アルバムの成長

          20歳を境に 視野が広がったというか、 色々な物が見えるようになって たらればだけど、 この価値観をもったまま、高校生とかからやり直したらどうなってたかな もっと沢山のこと経験できたかな 放課後の教室 誰もいないのに、占領してもいいのに 隅っこに縮こまって涙を流してたあの子を救えたのかな コンビニより少し安い 140円で買える500mlのリアルゴールド 吹奏楽の音楽は今日も響いている 野球部の言霊は帰り支度の背中を押してくれるし、いつも自習室に残っている真面目くん

          アルバムの成長

          虚構

          どうやらお昼寝したみたい。 髪に癖が少しついている。 意外と寝相いいもんな、 暑さもピークの時間を過ぎた。 冷房のお世話になんてならなくていい。 失われた暑さ分のエネルギーはどこにいった? また明日は暑くなるけれど、それまで何が匿うのか? 何を思っているのか、どうしたらいいのか どうすべきなのか、本当は分かってる。 そんなにアホじゃない。 頭が良いとはお世辞にも言えないけど、そこまで何も分からなくなるほど馬鹿でもない。 火をつけて咥えた煙草の煙で 自分の心の視界

          本懐

          「本懐」 本来の望み。本望。本意。 「 -を遂げる」 「男子の-これに過ぐるものはない」 —大辞林 第三版参照 自慢にも何にもならないが、 アニメとは疎遠の生活を続けてきた。別に喧嘩したわけではない。 生活上、本と向き合うことの方が多かった。 きっかけが、触れ合う機会が、順序が、もし違っていたら、こうはなってないのかもしれない。 皆無なわけではないけど、見るならスポーツアニメとかが多いし、今まで見たアニメを列挙しなさいと問われたら、きっとすぐに脱落してしまう。

          設定温度

          懐かしい感覚だった。 最近の猛暑の日々にひれ伏した。 久しぶりに冷房という人工の優しさに甘えた。 甘えてよかったと思う。 涼しいと感じたあの感覚。 去年の夏の暑い時期は、大学院の受験勉強で 暑い暑い言いながら、必死に、負けないように食らいついてた。 暑さには負けたかもだけど、自分には負けなくてよかったと思う。 今は、正直、当時の自分が思い描いていた未来ではない。 未来という絵に、想像していた色付けはできないけど、 配色が違っても、きっとそれは味になる。

          設定温度

          可変と不変の共演

          何もしたくない。 ベッドで横になり、仰向けの状態で無を演出してみる。 体感するのは暑さと窓すらも突っ切ってしまう大音量の蝉の声。 一週間という命の蝉は、今、何を思って鳴いているのだろう。 また最高気温を更新したらしい。これで何日連続だろうか。 重ね着を一枚一枚脱いでも、長袖が半袖になっても、暑さには抗えない日々が続いていた。 「康一。スイカ食べる?」 無の演技は失敗したらしい。 まぁ、物理的に無になるなんて不可能だけど。 一年半ぶりに実家に帰ってきた。 ス

          可変と不変の共演

          一曲分のタイムマシン。

          特に書きたいことの構成が決まってないまま 勢いで、猪突猛進的なノリで、つらつらと書きたいことを書いてみよう、と思った。 音楽には匂いがあると思う。 僕はある曲にハマるとそれを鬼リピートする癖がある。 賛同者の有無は不透明だけど。 だから、ある曲にハマっていた時期の自分の感情であったり、経験が今となっても鮮明に思い出せる。 apple musicで数多い楽曲を、自分という名のプレイリストの中を、シャッフル再生してみると、タイムマシンのように昔に戻れる。 一曲分だけ

          一曲分のタイムマシン。

          昼下がり。今日もブラックコーヒーは欠かせない。

          文章が上手くなりたい。 漠然と思い描いてた中学時代の自分。 本が好きで読めば読むほど吸い寄せられる。 幽体離脱みたいに、体はあるのに心は本の世界に吸い込まれるあの感覚。 文章が上手くなりたいと思った。 でも、自分が本が好きな本質は文章が上手いからではなく好みだったから。 作家さんの人なのでの、物語の展開、情景描写、心情など、人それぞれ。 運びが難しくて自分にはまだ早いなと思う作品とも対峙してきた。 個人的なおススメは道尾秀介先生のカラスの親指。 道尾先生の言

          昼下がり。今日もブラックコーヒーは欠かせない。

          綺麗な夜景が物語ることなんてすぐに分かった。裏が黒い切符のレーンを横目に定期で改札を抜け密に自ら飛び込んでいく。暗い穴道の途中で自分と目が合った時の感性が全てだと思った。あの信号はやけに長い、押しボタンもない、直前で買った冷凍物は溶けていくけど大丈夫。いつか青になる。前に進む。

          綺麗な夜景が物語ることなんてすぐに分かった。裏が黒い切符のレーンを横目に定期で改札を抜け密に自ら飛び込んでいく。暗い穴道の途中で自分と目が合った時の感性が全てだと思った。あの信号はやけに長い、押しボタンもない、直前で買った冷凍物は溶けていくけど大丈夫。いつか青になる。前に進む。

          back ground

          物語の落としどころを考えていたら22年が経っていました。 時々、自分はこのままで良いのか、どうすることで、所謂一般的な正しさに近づけるのか、悩むことがあって、勿論正解なんてものはなくて。抗いたかったんですかね。 でも、何かを選択するとき、正解じゃなくて、正しいでもなくて、自分で悩んで考えて最適解を選ぶこと、選んだことを自分で最適解にするが一番なのかなと、20歳を過ぎてから思うようになりました。 例を出してみるなら、今、就職活動をしていると。その時に、何を一番大事にするか

          back ground

          good morning!!

          皆様、ご無沙汰しています。 この度noteを開設しました。 真意は特段ありません。現状での話ですが。 新しいこと、自分が今まで触れてこなかったもの、知らない世界に飛び込むことで、何か得れるものがあったらなあと、率直な感情です。 具現化、可視化できないかもしれません。 有形か無形かすら定かではないですが、漠然とした期待はしています。何故か。 twitterでもInstagramでもありません。 140字や数枚の写真のような制限はありません。24hで消えることも。

          good morning!!