周囲の声と心の声、どちらを優先する?
自分が「やりたい」と思ったことでも、周囲からの支持が得られるとは限りません。学生の頃、僕は「就職せずに団体をつくりたい」と思いましたが、そのことに対する肯定的な反応はほとんどありませんでした。
心の声は「就職はしない」と言っていた
当時、大卒で就職しないというのは、かなり変わった進路でした。大学に進学すること自体がいまより格段に難しく、進学率は18歳人口の4割程度でした。
「せっかく大学に入ったのに、就職しないなんて…!」
僕は学生時代にはじめた「子どものための居場所づくり」や「大人が自分らしく居られる暮らしづくり」を行うコミュニティを、自分の仕事にしたいと考えていました。そんなの仕事になるの? と思われるかもしれませんが、僕自身もそう思っていました。
いまの時代ならともかく、1990年代の初頭には風変わりな発想でした。
周囲からの反対の声
就職してしまえば、いまやりかけていることがゼロに戻ってしまいます。それでも、周囲からは、
「就職してお金を貯めてからやれば?」
「就職して経験を積んでからやれば?」
と言った類の声ばかり。「そんなのうまくいくと思ってるの?」みたいなことも言われました。もちろん、そんなの分かるわけありません。たくさんの反対の声に包まれて、僕が選択したのは「周囲の声」ではなく自分の「心の声」でした。それで、いま心の底から思っているのは、
「周囲からの助言、全部無視してよかった〜!!!」
ということです。
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