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達成した所から他人を見下さない

かつて出来なかったことが出来るようになったり、以前は狭く凝り固まった考え方だったのが広く深い考え方が出来るようになったり、そんな「達成」をすることがあります。「ひとつ上に来た」と感じられる嬉しい自己成長ですが、せっかく達成しても、それが出来ない人たちを見下してしまうと、そこで成長が止まってしまいます。

達成した所から見下すのはすごく簡単

何かを達成するというのは、嬉しいことです。「ひとつ上に来た」と感じられると、自信がつきます。

そんな時、周囲を見渡してみると、自分が達成した技能や考え方を、まだ達成していない人がいることに気付きます。達成した自分からは、その人たちの「至らぬ点」が見えるからです。

そのことで、相手を見下したり、「あの人は自分より下」というような認識を持つと、自己成長のプロセスが止まります。そのことに対して相手が下なのは事実ですから、別に見下したって構わないのですが、自分の成長が止まるのです。目線が下を向き、下の波長に合わせることになるからです。

「達成」とは限定的な出来事でもある

あらゆる「達成」には、「ある事柄に関して」という注釈がつきます。自分が「ひとつ上」に来られたのは、特定の分野、特定のものの見方、特定の哲学においてです。すべてにおいて、なんていうことは…ありませんよね。

「自分より下」に見えたあの人も、「分かっていないな」と思えるあの人も、それは「ある事柄や分野について」についての話です。つまり、「別の事柄や分野について」では、自分の方が下にいて、分かっていないのかもしれません。筋道が違うと、自分からは見えないのです。

こうして客観的にとらえていくと、上とか下とかいう達成の観念を、自他の比較に用いても不毛であることが分かります。ただし、自己に向けることが出来れば、それは自信に変わります。

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