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人の心を持って、人と認められるのか。それとも逆か。

私事ながら、今月子供が生まれました。めちゃくそかわいいです。

知能研究に携わる先生で、子育てをしている方のお話を伺うとみなさん、

「知能研究捗るよ〜!!」

とおっしゃっていたので、ついに自分もそんな知見を集められるぞ!!!!

・・・なんて思っていたのですが、つい研究の立場を忘れてただただ溺愛してしまっています。。。笑

愛が溢れ出つつも、頑張ってちょっとした考察をしてみたので、まとめます。

赤ちゃんの心

赤ちゃんって、心はあるのでしょうか。

というとなんだか変な話で、「こんなにかわいいんだから、あるに決まっているじゃない!」と言われると思います。当たり前ですね。

実は、心自体の定義がはっきりしないゆえに、研究としてそれに結論づけるのはなかなか難しい話です。(もちろん、多くの親御さんが感じてらっしゃる赤ちゃん魅力は、まぎれもない真実です!!!)

ただ確実に言えるであろうことは、これからたくさんの愛を受けながら、どんどん心が豊かになっていくこと。

毎日色々なことができるようになっていって、心も体もどんどん大きくなっていくということです。

心の大きさは、人としての大きさ?

人と人とが関わっていく上で、「心」はとても大事なものです。

人は心があるように感じる他者と豊かで円滑なコミュニケーションができる側面があります。

では、まだまだ心が成長途中の赤ちゃんや子供は、コミュニケーションの相手としての人性的なものが小さいと言えるのでしょうか・・・?


・・・親になってみてわかったのですが、全くそんなことがなかった。

むしろ、心はこれから発達していくものと知識としては知っているものの、赤ちゃんに豊かな心を感じてしまうのです。

人として認められてから、人になっていく

私が子育てをはじめて早速感じたのは、

人の心が成長するよりも先に、

人としてみんなに認められ、人として扱われ、愛されることの方が先なのだということ。

愛のある周りの大人たちが関わってくれた経験が、赤ちゃんの心をつくっていくものなのだろうと。

当たり前のことをいっているようですが、このことに気づくとドラえもんをつくるのが夢の私にとっては、大きな発見なのです。

ロボットも、人らしいと認められることが先かもしれない

ロボットをつくっていると、人並みの知性をつくりこむことばかりに集中されがちです。

みんな、人並みの知性をつくり上げたら、人と同等に認められると信じているところがあると思います。

でも一方で、知性はまだまだでも、人に近い存在として認められることを目指し、人扱いされる中で後から知性を獲得していくというアプローチが合ってもおかしくない気もします。

愛娘から学んだ、ドラえもんづくりのアプローチなのでした。

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