オーストラリア紀行 Day 2 ブリスベンからケアンズ
ブリスベンからケアンズに向かう。
宿泊に含まれていなかったと思っていた朝食のブッフェ。味も品数も素晴らしかった。お腹を満たしチェックアウト。セントラル駅から空港へ向かうが、息子の静止も聞かず昨日到着した国際線駅で間違えて下車してしまう。一つ先の国内線駅には次の電車でも間に合うが、のっけからポカをやらかしてしまった。
ヴァージンオーストラリア航空の国内線でケアンズへ2時間半。常夏に到着した。この日は曇り空。ブリスベンは温かいと言った感じだがケアンズは暑いと言ったところだ。どちらも更に暑い日もあるようだが東京、横浜の夏の方が遥かに暑いし不快だと思う。ケアンズに至ってもそうだった。
タクシーでシャングリ・ラ ホテルに移動する。
このホテルは背の高い建物ではなく、5階建て(こちらでは1階がグランドフロア。2階が1階と言った具合)の横に広めなホテルだ。南国風のロビーも素敵だ。チェックインを済ませて、ここケアンズでのオプショナルツアーの相談をする。ツアーデスクのアジア系の女性は日本語がちょっと話せると言う。でも自分の拙い英語の方がまだマシなような気がしたし、自分としても久しぶりに使う英語にワクワクした。中学生レベルの単語の組み合わせでも充分意志は伝えられる。聞く力は更に乏しいが。
滞在する3日間のお天気。オンシーズンなために混雑するオプショナルツアー。「グリーン島へ」と「何処かで体験ダイビングを」と言う2つの望みを叶えるために、彼女はインターネットで残席を確かめたり、ほうぼう電話をするが中々手配出来ない。やっと見つかったと思えば、日にちが違っていたり、こちらの希望とは違っていたり。最終的には何とか手配出来たのだが、予算は遥かにオーバーだった。これは仕方がない。高い分、豪華でもあったのだ。
初日午後、すぐ近くでコアラに会いに行く事も、急いでキュランダに行く事も出来たが、ホテル近くでのんびりする事にした。2日目にポートダグラスからクルージングして体験ダイビング。3日目にグリーン島へ。そして夕方の便でブリスベンへ戻ると言う計画が仕上がった。
客室は湾内に面したバルコニー付きの部屋で、バスタブはなくシャワーだけな事を息子は残念がった。ブリスベンのマリオットホテルはバスタブがあり、9ヶ月ぶりの入浴だったらしい。ホームステイ先にはバスタブはなく、風呂に浸かるの習慣ないのは沖縄県と一緒だと私は感じた。
今回の旅を通して言える事だったが、息子の食欲は細い。聞くと馬鹿食いする事もあるそうだが、旅行中、「何食べようか?」「お腹が空いていない」などとのやり取りが数回あった。風邪気味なのも影響したのだろうが、食欲に貪欲な私としては色んなものを食べて回りたかったのだがそこは我慢した。
街中を散策する。色んなお店が入っている小さなショッピングモールでお好み焼き屋さんを見つけた。大阪出身の方が経営している「petit」と言う店だ。日本食にきっと飢えているかと思っていたし、彼もオムライスが食べたいと言ったのでここに決めた。私はお好み焼きをチョイス。生地がモッチモチ過ぎるのお好み焼きには正直ちょっと違和感があったけど、息子も喜んでくれた。
隣に建つ大きなスーパーマーケット「Woolworth」へ。仕事柄、こういったところはテンションが上がる。その国て売られている野菜、肉、魚、惣菜、飲み物、お菓子などなど。店内をくまなく回る。日本食の調味料も沢山ある。串も売っているので外の無料のバーベキュー場を使えばやきとりも焼けそうだ。
ホテルで飲む水、ジュース、おつまみなどを購入してホテルに戻る。ちょっと体調が良くないと話していた息子。ホテルでのんびりしたいと言う彼に少しだけと付き合ってもらい、目の前の人工ビーチがある無料のプールに行った。が、ガキばっかりで入りたくないと。ならばホテルの客室中央にあるプールに入りたいと、10分で良いからと体調の悪い彼に懇願する。と言うのも、スマホやクレジットカードなどの貴重品を携帯していたからである。荷物番が必要だったのだ。でもプールの利用の仕方が分からず諦める。少しでもいいから水に浸かりたかったのだった。
部屋に戻ると丁度夕暮れ時に出会えた。バルコニーからの夕暮れを眺める。明日の天気は良くないと言っていた。仕方がない。なるようにしかならないのだから。
相変わらず食欲がないと言う息子のために、何かテイクアウトの食べ物を探しに1人外へ出る。少し行くと「Night Market」がある。主にアジアの食べ物を扱うお店が多い小さなフードコートだ。ここでオーストリアのビールを一杯。グビッと。
マーケットの中にはお土産屋さんやマッサージのお店なども並ぶ。ウィンドウショッピングをしていても楽しい。
一旦部屋に戻る。と言うのも息子のスマホは現地のSIMカードを入れてあり、私のスマホは無料のWi-Fiが頼りだ。一旦ホテルの外へ出ると連絡出来ない。
どんなものがあるか見てみたいと言う息子と共に再びナイトマーケットへ。彼はサーモン寿司8貫、私は中華料理。容器の大きさを選び好きな物を詰めていく。主に揚げ物ばかりだが、中華春雨は嬉しい。持ち帰り、再び芋焼酎の晩酌が始まる。どんよりとした夜。翌朝は早いので早めに切り上げる。
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