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【動物園の思い出5】スマトラオランウータン@市川市動植物園

市川市動植物園応援企画として開催したグループ展。
私は担当したオランウータンで、5点の作品を展示しました。
グループ展については、こちらをご覧ください。

市川市動植物園のオランウータンは、夫婦間に3人の子供が誕生し、現在夫婦と長女と次女の4人が暮らしています。今回は4作目として、第2子で長女のリリーちゃんをご紹介します。

私が動物園に通うようになって9年弱くらいですので、リリーちゃんとは3歳頃からのお付き合いになります。動物の3歳は、親離れする種も多いですが、類人猿の成長は人間と同じくゆっくりなので、完全な親離れは6~7歳頃です。

私が向き合い始めた当初、リリーちゃんもまだまだ甘えん坊。一人で行動できるものの、お母さんのスーミーのところに戻っては甘える。そんな感じでした。

それから数年。リリーちゃんの成長を見守ってきた私の印象は、いたずら好きな女の子。お客さんに土を投げてきたり(下手投げ)、ダンボールをビリビリに破いて散らかしたり、落ちている物を使って自分なりの遊びを考案しては、よく遊んでいました。

中でも特に手にしていたのが小枝。ハンモックで寝ているスーミーの下から、ブスっと突き刺した時なんて、腰がくだけそうになりました。

その瞬間がこちら。

リリー02

いかがですか?いたずらっ子の表情をしているでしょう。手加減しているのでケガはしていませんが、スーミーはチクッとして驚いたのではないかと思います。

そんなお茶目なリリーちゃんを伝える作品。ストックを探すと面白いものがたくさんありましたが、最終的に選んだ一枚がこちらです。

リリー01

小枝でまた何かやってくれそうな気がしませんか?
色々イメージを膨らませて頂けると嬉しいです。

もしオランウータンにご興味持たれましたら、是非市川市動植物園に行ってみてください。楽しい家族に会えますよ。


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