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【動物園の思い出6】スマトラオランウータン@市川市動植物園

2018年2月に誕生した、スマトラオランウータンの赤ちゃん。ポポと命名され、すくすくと成長しています。

私はこの子と誕生から向き合い、これまでにたくさんの写真を撮影してきました。そんな数ある写真の中から、市川市動植物園応援企画として開催したグループ展に、展示した一枚を今回はご紹介します。

グループ展についてこちらをご覧ください。

母親のスーミーの妊娠が確認され、3月頃に産まれるのではないかと予想されていましたが、少し早い2018年2月24日にポポは産まれました。

私は仕事があり、出産日には会いに行けず、最初に対面できたのは誕生から一週間後。それでも母親のスーミーのガードは固く、まだほとんど見ることが出来ず、性別すら不明のままでした。

とにかく一目会いたい!

そんな思いで一日張り付く覚悟でスタンバイ。寒さに耐えながらひたすら待ちました。そしてついにその時が訪れます。

スーミーが態勢を変える際に、腕に抱かれた赤ちゃんがチラッと見えたのです。その時の一枚がこちらです。

ポポ02

まだ目も開かない小さな赤ちゃん。毛量が半端なく、稀に見るフサフサぶり。顔はシワシワで白い産毛が生えていて、なんだかお爺ちゃんみたいでした。

それから程なくして、投票により「ポポ」(タンポポのポポです)と命名され、たちまち市川市動植物園のアイドルになりました。

スーミーの愛情を受け、確実に成長してゆくポポ。やがて一人で行動できるようになり、可愛らしさが急上昇。それと同時に毛の量も!ふわふわ天使の誕生です。

そんな可愛いポポの姿を、グループ展で皆さんにお伝えしたい。しかも一枚で。かなり悩みましたが、最終的に選んだ作品がこちらです。ふわふわ天使という言葉がぴったりでしょ?

ポポ01

こちらは、ちょうど1歳になる頃で、ふわふわのピークでした。ちなみに現在のポポは毛も生え変わり、短くなっています。

もしご興味持たれましたら、是非市川市動植物園に行ってみてください。元気に動き回るポポに会うことができますよ。


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