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悲しみの短文集②

梅雨色小唄

倉橋ヨエコさんの曲はどれも良いが、今日は梅雨色小唄をおすすめしたい。
倉橋ヨエコさんを知らない人向けに紹介するなら、主に恋愛系の曲を歌うシンガーソングライターで、昭和レトロな曲調、ピアノ、力強い独特の歌声が特徴だ。
喜びいっぱいの明るい曲(アンドーナッツ、ラブレター等)もあるが、ネガティブだけどポジティブでユニークな曲(今日も雨、依存症〜レッツゴーハイヒール〜、損と嘘等)、切なくて泣ける曲(盾、夏等)など、暗めの曲も多い。
梅雨色小唄も後者で「昨日までを消せる消しゴムが欲しい」から始まる。
しっとりとした梅雨のような曲で不安定さ、「あなた」への想い、祈るような気持ちが伝わる。
ヨエコさんの曲は献身的な曲が多いのと、曲調がモダンなので、刺さる人には刺さると思う。
モダンな曲なのが好きな人はキャバレー、盗られ系、夜な夜な夜な、あたりから是非聞いてみてね!


やけ酒

酒を服薬的にはあまり飲んではいけないので我慢していたが、むかつきすぎて酒を飲んでしまった。
元々眠りにくい体質なのか、全然睡眠薬で眠れないし、酒もどちらかといえば強いのでちょっと飲んだくらいで酩酊もしない。
家族のウイスキーを拝借して適当にドバッと入れて、レンチンしたお湯に入れて飲む、ヤケクソお湯割り。
酒の味は好きだ。
味は断然マックのポテトの方が美味しいけども、匂いの強い水のような、フレーバーティーみたいなものだ。
ウイスキーボンボンとかの方が味がして美味しいかも。
1人になりたい時にトイレとお風呂の間の洗面所の狭い空間に腰掛けてよくお茶とか飲んでいる。
狭い賃貸なので自分のスペースがあんまりないし、トイレが近いと安心するから病んだらここに来る。
飲み終わったが全然酔えない。
楽しいことだけ考えて、自分じゃどうにもできないことは目を瞑ろう。


お仕事疲れたよー

メンタル弱いので、正論パンチでも想定外のことがあると心が揺らぐ。
わーんわーん疲れたよー。泣きたい。還りたい。命に。
納得できなくてもにこにこ笑って馬鹿なふりするのが処世術として染みつきすぎてる。
本当に笑ってる時と、泣きたいのに笑ってる時の違いがきっと外から見たら分からない。
笑いたいわけじゃないけど、なぜか笑うことしかできない。
自死した著者の書いた小説の美しさを頭に思い浮かべる。
私は死んだとて文豪にはなれないから大人しく生きましょう。


『私(俺)は別にいいんだけどね』という欺瞞

「私(俺)は別にいいんだけどね」と言う人、本音では全然いいと思ってない。
心から別にいいと思っているなら、わざわざ言わないから、嘘だ。
自分が嫌なやつになるリスクを負いたくない保身だろう。
もしくは自分を心の広くて親切な人だと思っていて、至らない他人を“教育”してやろうと己の正義感を持っている。
そこにどうしたって情けなさや、傲慢さが映る。
だから、ストレートに意見を言われるよりタチが悪くて、苦手な言葉だ。
「私(俺)は別にいいんだけどね」という枕詞をつけられると内心じゃあ言うなよと思う。
「私(俺)はこう感じた、こう考えている。」とはっきり言われた方がまだいい。


唐突すぎる

唐突にエネルギー切れを起こし、爆睡していた。
これから用事があるのにだるい。
起き上がらねば。
行けば楽しいのになぜこんなに体が重いんだろう。
わくわくより鬱々とした気怠さと家から出たくない気持ちが大きい。



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