ずるいなぁ……前の日の夜は泣いてたのに、今晩は楽しいじゃん

昨日、かなり嫌なことがあって、
実は、夜、泣きながら寝た。
「なんで？」と考えても止まらなくて
「結局、わたしのせいじゃん」と自分責めながら。
それでも、倫理法人会で学んではいるので、
「明日は明日の風が吹くはず。神様、ご先祖様、なんとかして……」とメソメソしながら丸投げした。
こんな学びで良いわけないんだけど、もう、それしか考えられなかったのだ。

今日の飲み会兼打ち上げだって、実は朝から行きたくなくて
「こんな気分じゃ行けないよ」
「あーぁ。なんで行くって言ったんだろう」
「頭まで痛くなってきたよ」
「はぁ……。」
「それでも役割があるから行かなきゃ」

なんて、思ってた。

「風邪薬も忘れたし」
「なんか、散々だ」
と
何も起こってないのに落ち込んで。
風が吹いても落ち込んで、
寒いだけでも落ち込んで（どんだけ！）

鬱々としながらも、
仕事はちゃんとする！
スイッチの切り替えはお手のもの。
ハードな家庭で育った副産物だ…他人がいる場面での気分の切り替えは最高にうまくできるのだ✨

で、

きたよ、飲み会。
倫理法人会の女性陣の飲み会。
半年ほど前から準備してくれてた。

人に会えば笑える。
楽しそうなわたしに変身できる。

「わぁー久しぶり！」
「元気だったー？」
「変わらないねぇ」
「なんか可愛くなったね！」
「おぉー、みんないるなぁ」

と話をしながら、
お酒が進む。

「ちゃんと食べてるかぁ」
「よぉ飲んでるなぁ」
「意外と強いやん」

なんて言われながら、
大いに笑い、話を聞いていた。
どれだけ飲んでも回らない。今日は何本空けただろう。
日本酒を飲む6人で、2合の徳利を8回？もっと？頼んだように思う。熱燗だけで1升は消えた。

出来上がってくると本性が出る。
わたしはそれを見るのが好きなのだ。
着飾った人たちの化けの皮が剥がれる瞬間、人間味があって大好きだ。
泣いてもいい、怒ってもいい、笑ってもいい。ふわふわしててもいい。なんでも良いのだ。
その人間味が、大好物である。

そうすると、
日本に対して、真剣に怒る大人がいる。
世界に対して何かしてやろうと、企んでる大人がいる。
それは、すべて自分のために最後はつながると信じて動く人たちがいる。

あぁ、ずるいなぁ……

昨日から引きずってた、わたしの悩みなんて、たいしたことないじゃん。
泣いてた夜がウソみたいだ。
打つ手なんかなくて、もう仕方ない、諦めるしかないって思ってたのにさ……

諦めなくてもどうにかなるんだよ！と背中を押される。
「社会は変わると信じて動かないと、変わるわけない。動かない」と教えてくれる。

「お前は、仕事を通して、どんな未来にしたいんだ？」
と聞かれて
「アレルギーっ子も、病院食も、介護食も……制限がある人たちが社会で生きやすいようにする！」
と宣言した。

悩みなんか、
何ひとつ相談してないのにさ
結局、
本気の大人に触発されるのだ。

本気の大人の質問に、
咄嗟に答えるとき、
わたしの本心が顔を出す。

わたしに、悩んでる暇はないよね。
悩んでも結論はでないのだから。

子どもたちを守るんだ。
子どもの未来を守るんだ。

アレルギーっ子たちが生きやすいように。
グルテンフリーやビーガンなどが当たり前の世の中になるように。
だから、
子どもたちから「食べること」を学ぶんだ。
大人たちに伝えるんだ。

8年もしてるとね、
伝わらないように見えるんだよ。本当に小さな一歩しかなくて、途方もない道に呆然とする時もある。
それでも、やり続けた先にしか見えない景色があるんだ。

「ほら、行ってこい！」
「大丈夫だ！　何かあったら相談にのってやる」

そう言いながら、
笑ってさ、
見守ってくれる人たちがいるんだもんなぁ…

ずるいなぁ…
悩みなんか吹っ飛んじゃったよ。

倫理法人会の仲間に会えてよかったよ。

わたしも、
生徒さんたちにとって、
そんな先輩で在りたいと思う今日この頃でした。