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【資料】兵庫県知事選・文書問題

何が事実か、事実を事実として列記する。
(一部<  >で括った記述は解説や補足情報)

公式発表資料

百条委員会

(兵庫県議会 文書問題調査特別委員会)

[調査事項] 
3/12元局長の文書に記載されている7項目の内容の真偽
[期間] 
2024年末頃報告予定
[議会中継/資料]
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/
[議事録]
兵庫県議会 会議録検察システム
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/

第三者委員会

(兵庫県 文書問題に関する調査委員会)

[調査事項]
・斎藤知事のパワハラの疑いなど告発文書で指摘された項目の事実関係
・文書を作成した元局長を公益通報の保護対象にせず懲戒処分とした県の対応の妥当性
[期間]
2025年3月頃報告予定
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ka01/documents/jissiyoukou.pdf
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ka01/documents/meibo0918.pdf

兵庫県知事記者会見

[記者会見動画・会見内容]
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/cate3_603.html

法律

公益通報者保護法

https://laws.e-gov.go.jp/law/416AC0000000122
公益通報ハンドブック(2022年改正法準拠)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/overview/assets/overview_220705_0001.pdf

公益通報者保護法に基づく指針

(令和3年内閣府告示第 118号)

第11条第1項及び第2項の規定に基づき事業者がとるべき措置に関して、その適切かつ有効な実施を図るために必要な指針

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_system/whisleblower_protection_system/overview/assets/overview_210820_0001.pdf

公益通報者保護法に基づく指針の解説

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_partnerships/whisleblower_protection_system/overview/assets/overview_211013_0001.pdf

消費者庁の見解(百条委への回答)

Q1
大部分が同一内容の外部通報と内部通報が同時になされている場合、内部通報として通報された調査結果が出る前に、外部通報は保護される公益通報に当たらないとして、懲戒処分を行うことは、公益通報をしたことを理由として不利益な取扱いをしてはならないとする第5条に抵触する違反と考えるがどうか?
A1
個別の通報内容や通報先に応じて判断されることになると考えている

Q2
公益通報者保護法第11条1項及び2項の規定に関する指針の第4の2、公益通報者を保護する体制の整備に、不利益な取扱いの防止、範囲外共有の防止、通報者の探索を防ぐ措置等、とらなければいけない措置が決められているが、これは内部公益通報に限定せず、外部への通報が公益通報となる場合も、公益通報者を保護する体制の整備が求められていると解釈すべきと考えるがどうか?
A2
誤りはないと考える

Q3
上記指針は法定指針のため指針に違反する行為は法令違反と考えるが、誤りはないか?
A3
指針は告示であり法令の一部である

Q4
不正な目的でなく、通報内容の一部が通報対象事実に該当し、かつ真実相当性がある場合、公益通報者保護法第3条3号に定める公益通報に当たり、保護要件を満たすと考えるが、誤りはないか?
A4
通報対象事実が生じ、又は正に生じようと信ずるに足りる相当の理由があり、かつ公益通報者保護法第3条3号(イ)から(ヘ)までのいずれかに該当する場合には、同号の保護要件を満たすことになる
複数の事実を含むひとつの通報において、全ての内容に真実相当性があるか明らかにされていないが、主要な事実については真実と信じるについて相当な理由があったとして、通報者が保護された判例が複数ある

Q5
暴行、脅迫等の犯罪行為に当たらない限り、所謂パワハラは通報対象事実に含まれることはなく、公職選挙法違反、地方公務員法違反も通報対象事実に含まれないと考えるが、誤りはないか?
A5
誤りはないと考える

Q6
通報時点で証拠や情報源を示していなくとも、通報内容が真実と考える根拠があれば、信ずるに足りる相当の理由があると考えるがどうか?
A6
例としては、単なる憶測や伝聞等ではなく、通報内容を裏付ける内部資料等がある場合や、関係者による信用性の高い供述がある場合等が考えられ、また、通報時において通報対象事実とあわせてその根拠となるものを示していることが求められているものではないと考えられる

時系列

3/12 元局長が内部告発

「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」というタイトルの7項目の告発文を10カ所に送付
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060719.pdf
[告発内容(抵触の疑いのある法律)]
①五百旗頭氏の逝去について
②知事選挙の事前運動について(地方公務員法)
③選挙投票依頼行脚について(地方公務員法)
④贈答品について(贈収賄)
⑤政治資金パーティーについて(地方公務員法)
⑥パレード寄付について(背任罪,地方財政法)
⑦パワー ハラスメントについて
[送付先]
兵庫県警捜査2課
産経新聞,神戸新聞,NHK,朝日新聞
県議 竹内英明,山口晋平,黒川治,原哲明,末松信介

3/20 斎藤知事が告発文書を把握

知事は告発文書を民間の一般人から入手。その後の聴取で、元局長は内部告発先への送付は認めたが、ばら撒きは自分ではないと否定。誰がばら撒き、誰が知事に見せたかは今も不明。

3/21 幹部会議で斎藤知事が告発者の探索を指示

知事が片山元副知事等と情報を共有し、職員の個人名や企業や団体が実名で記載されているので、しっかりと調査し対応するよう指示した。
「誰がどのような意図で文書をつくったのか、徹底的に調査せよ」

3/23 元局長の公用メール調査

記載内容から元局長が作成に関わっている可能性が高いとの意見があった。総務部長の指示で人事課が元局長の公用メールを調査し、当該文書の骨子と思われる内容を発見した。

3/25 片山副知事が元局長等を事情聴取、公用PCと私物USBメモリ(個人情報)を押収

片山元副知事が西播磨県民局に赴き、元局長の事情聴取を行うとともに、公用PCを引き上げた。一見してわかるデスクトップ上のフォルダから、本件文書のデータ、顔写真のデータなど、4つの懲戒処分事由(本件文書を作成配布する行為、人事データ専用端末の不正利用、職務専念義務の違反行為、ハラスメント行為)の関連資料が発見された。元局長は事情聴取のなかで、一人で噂話を集めて、当該文書を作成・配布したことを認めた。
事情聴取は3/27〜5/7まで計6回実施。
私物USBメモリも押収された。(物理的なUSBメモリ押収は諸説あり、ここでは情報の押収を含む)
東洋経済(2024/11/21)
https://toyokeizai.net/articles/-/841846?page=4

[片山副知事]
「作っていないか(と質問)」
「メールの中で名前出てきた者は、在職しとるいうことだけ忘れんとってくれよな」
「皆、嫌疑をかけてやる」

東洋経済(2024/11/21)

3/27 元局長の人事異動を発令

局長は同日3/27に退職予定であったが、退職を保留、県民局長(行政職10級)から総務部付の部長級(同10級)へ異動の人事を発令した。
「今日中に県民局を片付けて退出してくれ」
「守秘義務違反で問われるとすれば、あれの全てについて何が真実で何が真実でないかというのは調べていただきたいなというふうに思います」
◾️週間文春(2024/9/2)
https://bunshun.jp/articles/-/73191?page=1【補足】
元局長が公益通報委員である副知事に調査を嘆願したことから、この時点で内部通報されたとする解釈がある。

3/27 斎藤知事記者会見

誹謗中傷する文書を流布したとして元局長を解任、降格、退職予定を取消
◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken202400327.html
◾️神戸新聞(2024/3/28)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202403/0017478125.shtml
【要約】
県民局長として相応しくない行為をしたということ、本人もそのことを認めているということで、本日付で県民局長の職を解いた。文書には事実無根の内容が多々含まれ、看過できない。職務中に職場のPCを使って作成し、嘘八百を流す行為は公務員としては失格です。絶対に許されず、組織を立て直す意味でも綱紀粛正が必要だと判断した。職員等の信用失墜、名誉毀損など、法的な課題があると考え、被害届や告訴なども含めて法的手続きを進めている。
【質疑】
Q:今日、発表のあった人事異動の関係でお伺いします。退職されるはずだった西播磨県民局長が役職定年で残るという、4日前の異例の人事でしたが、知事として4日前での変更になった経緯を話せる範囲でお聞かせください。
「当該者につきましては、県民局長としてふさわしくない行為をしたということ、そして本人もそのことを認めているということで、本日付で、県民局長の職を解きました」
Q:詳細は、まだ話せないのですか。
「本人も認めていますが事実無根の内容が多々含まれている内容の文章を、職務中に、職場のPCを使って作成した可能性がある、ということです。(中略)事実無根の内容が多々含まれていることなので、職員等の信用失墜、名誉毀損など、法的な課題がすごくあると考えています。現在、被害届や告訴なども含めて、法的手続きの検討を進めているところです。(中略)副知事とも相談しながら対応しました。職員の氏名等も例示しながら、ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを本人も認めているので(中略)やはり、綱紀粛正しないといけませんので、看過できないと思い、退職を一旦保留し今後、しっかり調査をしなければいけないと思いますが(中略)若者・Z世代や予算、組織、人事も含めてこれから前を向いてやっていこうという矢先に今回のような絶対許されないような行為をした職員が出て(中略)公務員ですので、選挙で選ばれた首長の下で、全員が一体として仕事をしていくことが大事なので、それに不満があるからといって、しかも業務時間中に、嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員としては失格です」

3/27 県が名誉毀損や被害届を県警に相談

公益性があり、立件は難しいとの県警側の感触
◾️産経新聞(2024/9/28)
https://www.sankei.com/article/20240928-YC5COTJC4VPQ3D43MJHNBMLRMY/
「名誉毀損で告訴や被害届を出せないか、知事から相談してこいと言われまして…」「文書はその斎藤自身のパワハラ疑惑などを告発したもの。公益性があり、立件は難しいとの県警側の感触を得ると、以降、斎藤が自ら告訴に言及することはなくなった」

4/1 元局長がマスコミへ反論文を送付

3/27の斎藤知事会見を否定する内容
◾️サンテレビ (2024/8/20)
https://www.sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2024/08/20/80589/
◾️元局長の反論文
https://x.com/siotantantanta/status/1778965285355343877?s=46
「先日の知事記者会見の場で欠席裁判のような形で私の行為をほとんど何の根拠もなく事実無根と公言し、また私の言動を事実とは異なる内容で公にされました。ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを本人も認めているという知事の発言がありました。私自身がそのことを認めた事実は一切ありません」
「本来なら保護権益が働く公益通報制度を活用すればよかったのですが、自浄作用が期待できない今の兵庫県では当局内部にある機関は信用出来ません」

[大阪弁護士会 公益通報者支援委員会 副委員長  三浦直樹弁護士]
「真実相当性を通報された側が判断していいのかということ。第三者機関が判断すべきことであって、真実相当性があれば公益通報者保護がないがしろになる。匿名の通報の段階で犯人捜し、通報者は誰かということは絶対にやってはいけない。まして通報を受けた側が真っ先に不利益処分をするなど、本当にあってはならないこと」
[上智大学 奥山俊宏教授]
「文書に証拠が添付されていないとか、情報源が明示されていないとか、そういう理由で真実を信ずるに足りる相当な理由がないとするのは誤り」

4/4 元局長が県の公益通報窓口へ内部通報

元局長が兵庫県職員公益通報制度に基づく公益通報窓口にも内部通報するとともに、報道機関へ説明書を送付した。県職員公益通報制度は、通報者そして通報内容の秘密が守られた中で調査が行われる為、送付文書の内容は開示されない。報道機関への説明書から推測すると、3/12の告発文書とほぼ同一と思われる。
◾️神戸経済ニュース(2024/11/4)
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-18077.html
[報道機関へ送付された説明書の記述]
「本日、1①を除き、その事実の解明と是正措置の検討を公益通報しました」
この1①は7項目のうち1項目目の五百旗頭先生の件と思われる。

4/12 告発文書関与疑いの女性職員について懲戒処分に該当せずと発表

◾️神戸新聞(2024/4/12)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017535002.shtml
「退職を保留するだけの材料はあったが、調査で懲戒処分に該当しないと判断した」

4/16 産業労働部長が高級コーヒーメーカーを受取り、内部告発後に返却したことが判明

◾️神戸新聞(2024/4/16)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017548931.shtml
コーヒーメーカーとトースター(計約6万円相当)の贈与の申し出を受けたが、県の内規では業務に関連する贈答品は受け取らないこととされている。一旦は断ったが、翌日、産業労働部長が「とりあえず私宛てで送ってほしい」と連絡した。その後、3/21幹部会議で産業労働部長が『返却を失念していた』と知事に報告したところ、知事から『返却を指示したよね』と指示があり、返却された。

4/20 パレード担当課長が自死(発表は7/24)

◾️神戸新聞(2024/7/24)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202407/0017923798.shtml

4/25 県議が第三者委員会の設置を申入れ

文書の内容を調査するための第三者機関の設置、公益通報の窓口を外部の弁護士事務所などに開設、県幹部によるパワハラの有無を調べるための職員アンケート等、6項目を要請。
◾️読売新聞(2024/4/25)
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240425-OYO1T50050/

5/7 局長に停職3ヶ月の懲戒処分

記載内容の核心的な部分が事実でないと認定できるということ、本件文書を作成配布する行為、人事データ専用端末の不正利用、職務専念義務の違反行為、ハラスメント行為、これらの4つの行為が懲戒事由に該当するということから停職3ヶ月とした。
4/30 人事案報告
5/2 綱紀委員会 決裁
5/7 発令 記者発表
◾️NHK(2024/5/7)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20240507/2020025152.html

5/8 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240508.html
非違行為に対し綱紀委員会から懲戒処分の説明があり承認した。
Q:名誉毀損罪の告訴は?
「考えていない」
Q:第三者委を設置すべきでは?
「弁護士の意見も聞き客観性がある。今後は公益通報委員会もあり一定の第三者性は担保できる」
Q:仮に公益通報として真逆の事実が認められた場合は懲戒処分の根拠が覆るのではないか?
「人事局、弁護士で客観的な対応をした」
Q:内部調査は何をもって客観性あると考えるか?
「弁護士も入れて客観的な調査をした」
Q:当事者が委員長で中立公平性が担保されるか?
「調査では外れ、処分の量定では意見を聞いた」Q:まだ調査中なのに見解を述べてよいのか?
「私自身が当事者として事実ではない内容があったので、あのような表現をした」
Q:今でも嘘八百と思うか?
「全て事実に反すると弁護士も入れて判断した」
Q:第三者委を設置すべきとの意見があるが?
「弁護士の法的な見解で必要はないと判断した」

5/9 ひょうご県民連合が第三者委の設置を申入れ

◾️神戸新聞(2024/5/9)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202405/0017633340.shtml

5/9 大阪府の吉村知事「外部の通報機関も設置を」と指摘

大阪の吉村知事が、公益通報窓口を県庁内にしか設置していないことについて、「職員が通報しやすい仕組みとして、第三者の通報機関も設置すべきだ」と指摘。
◾️産経新聞(2024/5/9)
https://www.sankei.com/article/20240509-AOAXATWVYJJWNHOV2T6XOVC5SM/

5/14 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240514.html
Q:ひょうご県民連合から申入れについて
「弁護士にも相談しながら一定の第三者性が保たれ客観性があるので問題ない」
Q:吉村知事から指摘について
「調査に是正が必要であれば外部の委員に諮ることで一定の客観性や外部性はあると考える」
Q:4/4の公益通報の今後はどう進む?
「私は直接関与していない(財務局に聞いて)」
Q:公表について知事の関与は?
「私に関与する余地はない」
Q:第三者機関の設置は懲戒処分の結果に影響?
「私は言う立場になく仮定の話には答えれない」
Q:コーヒーメーカーの贈答について
「一切貰わないか地場産品PRかこれからの議論」
Q:事実無根と発表した説明責任は?
「県として説明。一定の説明責任は果たした」
Q:自身の疑惑についても説明するか?
「当事者として虚偽が多いと言った。その後は私自身がコメントするのは適切でないので控えた」
Q:調査中なのに事実無根と発言したことについて
「当事者として虚偽が多いので指摘した」
Q:反省すべき点はあるか?
「現時点では適切な対応をしてきたと思う」

5/20 内部調査に協力した弁護士に利害関係者の疑い

知事は弁護士の関与を客観性の根拠としたが、専門家から「利害関係者がかかわっており、客観性や中立性に疑義がある」との指摘がある。
◾️藤原弁護士を利害関係者とする理由
[兵庫県信用保証協会]
今回の公益通報の疑惑団体であり、兵庫県の幹部職員の天下り先である。(現理事長、専務理事が県職員OB、片山副知事も当協会理事長)
このような協会に20年間顧問弁護士を務めた藤原弁護士が県に対して公正中立な判断ができるか。
県は高橋弁護士に法的な見解を確認し「内部調査であれば中立性は問題にならない」としている。

5/21 県議会が第三者委の設置を要請し、斎藤知事が設置を明言

◾️神戸新聞(2024/5/21)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202405/0017677723.shtml

5/21 ひょうご県民連合が懲戒処分の撤回を要求

第三者委の設置を受けて、ひょうご県民連合は、内部調査の藤原弁護士は利害関係者なので客観性や中立性が損なわれているとして、懲戒処分の撤回と弁護士費用の支払いを求めた。
◾️読売新聞(2024/5/22)
https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20240522-OYTNT50024/

5/22 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240522.html
Q:パワハラの職員アンケートについて
「はばタンPay+に知事の顔写真を掲載することは産業労働部の判断。知事の控え室が授乳室だったことは、今回の指摘があるまで知らなかった」
Q:第三者委の設置について
「人選、調査方法等、現時点で決まっていない」
Q:ひょうご県民連合の処分撤回要求について
「弁護士も入り調査内容は適正と考えている」
Q:藤原弁護士が利害関係者にあたるのでは?
「主軸は人事局なので問題はないと考える」
「法的な問題なので現時点で明確に答えれない」
Q:第三者委に藤原弁護士は入るのか?
「まだ何とも言えない」
Q:第三者委を設置することになった経緯は?
「議会からの要請を重く受け止め判断した」
Q:議長から6月までにはと意見があったが?
「できるだけ速やかに設置する」
Q:初動ミスではないかとの指摘があるが?
「その都度適切に判断し対応してきたと考える」
Q:藤原弁護士は適正であったか?
「私が選んだのではないが現時点では適正」
Q:天下り先の顧問弁護士だとの認識はあったか?
「認識はなかった」

5/24 県職員労組がパワハラ一掃を申入れ

◾️神戸新聞(2024/5/28)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202405/0017706169.shtml#google_vignette

5/29 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240529.html
Q:第三者委の設置を監査委員に委任することについて
「知事以外の執行機関に委任は適切。監査委員は財務のみならず一般行政事務全般を監査する立場なので適切と考える」
Q:元局長のPCだけ調べて、産業労働部長や贈答事案ではPCを調べないのか?
「そこはわからない」
Q:藤原弁護士は利害関係者ではないか?
「改めて弁護士法、弁護士職務基本規定を確認をした。高橋弁護士からは第三者委ではなく内部調査なら利益相反の関係も含めて問題ないと伺っている」

6/5 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240605.html
Q:百条委が議会で提案されることについて
「議会の判断なのでコメントする立場ではない」
Q:出張先で20m歩かされ叱責したことについて
「社会通念上の範囲内での指導と認識する」
「パワハラかどうか私が判断することではない」
Q:イベントでは必ず個室を用意させた?
「そのような指示はしていない」
Q:受け手の感じ方でパワハラ認定する場合もある
「社会通念上の範囲内で、業務を過度に超えているかは、第三者委等で評価されること」

6/7 片山副知事、百条委の取下げを嘆願

議会が百条委設置を提案する方針を表明したので、副知事が議会運営委員長(自民)へ「辞職するので百条委設置議案を取り下げてほしい」と伝えた。議会への介入と圧力だと批判された。
◾️読売新聞(2024/6/11)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240610-OYT1T50213/

6/12 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240612.html
Q:副知事の発言について
「覚悟を持ちやったこと。処分は考えていない」
Q:自民党との信頼関係は?
「一定の信頼関係は今でもあると考える」
Q:副知事が百条委員会へ介入したことについて
「介入とか圧力をかけたという認識はない」
Q:なぜ百条委をやめてほしいと言ったか?
「わからない」
Q:嘘八百発言を反省すると考えを変えた理由は?
「指摘があり表現として行き過ぎたという思い」
Q:百条委で新しい事実が見つかったときの政治的責任は?
「明日のことなので会議後に私の思いは伝える」

6/13 県議会が百条委設置を可決

自治体の事務に関して疑惑や不祥事があった際、事実関係を調査するため、地方自治法100条に基づいて地方議会が設置する特別委員会。関係者の出頭や証言、記録提出を求めることができるなど強い調査権限を持つ。虚偽の証言をした場合は5年以下の禁錮刑、正当な理由がないのに証言を拒否した場合などは6カ月以下の禁錮刑や10万円以下の罰金を科すことができる。
維新と公明は職員を守る観点から反対した。
◾️日経新聞(2024/6/13)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF105D90Q4A610C2000000/

6/14 百条委(委員会運営について)

◾️百条委 議会中継
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=614&playlist_id=1&speaker_id=
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe

6/20 斎藤知事記者会見

第三者委が設置されたことから、知事自身の見解を述べた。
◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240620.html

●五百旗頭先生のご逝去に関する経緯
「機構の人事は任期に伴う適切な判断だったと考える。『機構の人事で五百旗頭先生の命を縮めたことは明白』は、科学的根拠もない誹謗中傷」
●令和3年7月の知事選挙について
「数名の職員とは宮城県庁と大阪府庁時代の知人。投票依頼などの事前運動を依頼したことはない。『論功行賞で4人が昇任』とあるが、能力等に基づく適材適所による人事配置。論功行賞というのは事実ではない」
●選挙投票依頼行脚について
「『次回の知事選挙の投票依頼を始めている』とあるが、経済団体や商工会等を訪問したのは予算案の説明で伺った。投票依頼は一切していない」
●贈答品について
「私から贈答品を要求した事実はない。視察先や連携協定先の選定には贈答品が判断材料だとあるが事実ではない。企業リストの備考欄に役得が列挙されているとあるが事実ではない。地域特産の農産物は、知事室に届けられたり訪問先で受領することはあるが、就任前から慣例であるもの。今後は明確なルールが大事だと考えている。『出張先での飲食は原則ゴチのたかり体質、おみやげ必須、支払いを付け回す』とあるが、適切に支払っており事実ではない」
⚪︎コーヒーメーカー
『後日に私が受領した』とあるが、その場で断り、秘書課にも受領しないよう指示した」
⚪︎トレックジャパンのロードバイク
「県との連携協定に基づく貸与で、私個人に対する贈答ではない」
⚪︎アイアンセット
「地場産業の振興のために知事応接室に展示したもので私個人に対する贈呈はない。『使いにくいからと再度別モデルをおねだりした』も事実ではない。私が使用したのは試打施設で打った時のみ。特別交付税の算定などの見返りに基づくものではない」
⚪︎スポーツウェア等
「県との連携協定企業からの貸与で、スポーツイベント等の公務で使用している」
●政治資金パーティーについて
「『県下の商工会議所・商工会に対し経営指導員の定数削減、補助金カットの圧力をかけ、パーティー券を大量購入させた』とあるが、そのような指示をしたことはない」
●優勝パレードについて
「『信用金庫への県補助金を増額し、キックバックさせることで補った』とあるが、そのような指示をしたことはない」
●パワーハラスメントについて
「職員に厳しく指摘した記憶はあるが、業務上必要な範囲内での指導で、パワハラという認識は無い」
⚪︎車から20m歩かされ叱責
「入口付近に県の幹部2名が待機しているが見えたので、その時は公用車がそこまで行くだろうと思っていたが、突然途中で停車したので驚いた。車止めの看板が置かれていたので、状況を確認する時間もない中で、そこで降りて入口に向かうことになった。時間がぎりぎりで円滑な会場入りが必要な状況なのに、看板を移動させるとか、円滑な動線の確保を図るべきではなかったかという趣旨の発言をした」
⚪︎机を叩いて叱責
「『聞いてないと担当者を呼びつけて必要に責め立てる』とか、『知事レクの際に気に入らないことがあると机を叩いて激怒する』とあるが、そのような事実はない」
⚪︎チャットやメール
「業務上の留意点などを、備忘録的に伝えておいたりする趣旨のものもあり、夜中や休日に即効性を求めるようなことはしていない」
●他
「『やる気がないのかと非難し僕の貴重な休み時間を邪魔するのかと文句を言う』とあるが、そのような事実はない」
「『生意気とか気に入らないだけで左遷された職員が大勢いる』とあるが、そのような事実はない」
「コミュニケーション不足だとの指摘は真摯に受けとめる。 反省すべきは反省し改めていきたい。一緒に働く職員により感謝の気持ちを持ち、職員を信じて仕事をしていくスタンスが大事だと思う。自らを変えていくことが大切」

6/26 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240626.html
Q:前回で十分に説明責任を果たせたと考えるか?
「説明が必要であれば定例会見で説明していく」
Q:外部の窓口の設置について
「今後も議論して改善していく」
Q:知事はハラスメント研修を受けてないのでは?
「就任してから受けていない」
Q:そこまで厳しく指導するような話だったか?
「業務上必要な範囲での指導である」
Q:感情的になってしまったということはないか?
「業務上必要な範囲での指導である」
Q:今も指導すべき問題が職員にあったと思うか?
「はい。業務上必要な範囲での指導である」
Q:労働組合が指導の範疇を超えたハラスメントだと見解を出したが?
「業務上必要な範囲で厳しい指導もあった」
Q:副知事にパーティ券の販売を一任したことは『公務員が全体の奉仕者』に反しないか?
「特別職は一般職では禁止されている政治活動も許容され、適法の範囲内と考える」
Q:振り返れば原因の多くが知事の勘違いだったわけだが、知事に問題はなかったか?
「当時の私の認識がそうだった。事前のコミュニケーション不足なら反省する」

6/27 百条委(証人尋問について)

◾️百条委 議会中継
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=627&playlist_id=1&speaker_id=0
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe

7/4 収賄罪の告発状、県警が県幹部を任意事情聴取

コーヒーメーカー贈答について収賄罪の告発状が県警に提出された。
◾️産経新聞(2024/7/4)
https://www.sankei.com/article/20240704-NULSLH6IPRLRDDYNKXDOZL2X5I/

7/4 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240704.html
Q:長引く文書問題による県政の停滞の責任は?
「しっかり仕事をすることが大事だと考える」
Q:県議会からの百条委へ協力要請について
「県政を前に進めたいという意向を直接承った」
Q:ハラスメント研修を受けて認識が変わったか?
「業務上必要な指導との認識は変わらない」
Q:テレビ映りを気にしてヘルメットを被らなかったとアンケートにあるが?
「労働安全衛生法上は着用の規則があるが、視察なので現場から一定程度離れた場所なので着用は特に必要なかった」

7/7 元局長が自死


斎藤氏の疑惑を示す発言を記録した音声データや陳述書を遺す。
「(百条委は)最後までやり通してください」
「死をもって抗議する」
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060719.pdf

7/8 百条委、元局長のプライバシー配慮の申入れを審議

元局長がプライバシーの配慮を求める文書を提出。百条委は臨時の理事会を開く。
◾️FNN(2024/7/8)
https://www.fnn.jp/articles/-/726162?display=full
「プライバシーに関わる資料については貴委員会に開示されないか、適宜マスキングするなどの配慮をするよう要請されること」
◾️百条委理事会議事録
ポストマン氏の開示請求
「百条委員会に無関係な渡瀬元局長のデータを他の委員が慎重な取り扱いを求める中、増山、岸口維新理事が執拗に委員会資料として求めた」
https://x.com/postmankaiji/status/1819502622304248051?s=46

7/10 県職員労組が辞職を要請

◾️神戸新聞(2024/7/10)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202407/0017867340.shtml
「知事として責任ある対応、そして知事として取り得る最大限の責任を取ってもらいたい」

7/10 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見(2024/7/10)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240710.html
Q:県職員労組の実質的な辞職要請について
「辞職ではなく、百条委員会や第三者機関の調査をしっかり対応し、職員との信頼関係の再構築を一歩ずつ進めていく」
Q:職員との信頼関係の構築は可能か?具体的に。
「何か妙案があるわけではないが、日々の業務の中で、改めて信頼と感謝の気持ちを持ってやっていく。変わったと思ってもらうえるよう全力で尽くす」
Q:進退について副知事と何か話はあったか?
「ありません」

<以降、辞職についての質疑が続く>

Q:百条委に協力する職員への配慮は?
「職員の負担にはメンタルサポートを開設した」
Q:庁舎再整備、4割出勤の検討について
「支障が出ているなら課題を検討したい」
Q:『嘘八百』について今でも思うか?
「表現が強かったことは反省するが、私自身が当事者として『事実と違う』のは、これまでも説明した通り」
Q:4/4に公益通報があったとき内部調査を一旦立ち止まる選択肢もあったのでは?
「3/12の文書については公益通報ではないので対応は適切だった」
Q:知事が言う元局長の心理的負担とは?
「本人しかわからないこと」
Q:元局長の死に対する責任はどう考えるか?
「県政を立て直し、日々の業務をしっかり前に進めていくことが責任の果たし方」
Q:質問は職員の命を守れなかったことへの責任。
「外部カウンセラー等によるメンタルフォローの仕組みを準備していた。面接できなかったのは残念だ」

<以降、職員の死に責任があるかの質疑が続く>

7/12 片山副知事記者会見

辞意を表明/斎藤知事に進退を進言
◾️NHK(2024/7/12)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240712/2000085943.html
「7月末をもって退職する辞表を提出する。文書事案による県政の混乱を特別職の誰かが責任をとらねばならない。知事にも一緒に退職をする考えはないかと申し上げたが、知事からは県民の負託を受けた身であるので任期を全うしたいとの回答があった」
「申し訳なかった。なんであの知事を支えられなかったか(涙)と思うとくやしゅうてしゃあない。自分の能力が無かったと思ってます」
「私は一番最初は人事管理上の事案であるというふうに考えておりました。一人の職員がいろんな文書を出したということです。(中略)文書を職務上に作ってまいたとか、そういうのはいわゆる一個一個の職務専念義務違反とか地方公務員法上違反とかいろいろですね、このライン上のものだと思っておりました」
「知事は政策遂行能力がある方だが、2つほど課題があったかと思う。1つはコミュニケーション能力、もう1つは嘘八百などの初期対応が上手くできていないのではないか。違和感があった」

7/12 斎藤知事緊急記者会見

改めて辞職を否定
◾️サンテレビ(2024/7/12 知事緊急記者会見)
https://www.youtube.com/live/TEszdSfMN7U?si=NuDL0VHSIXPEUNWW
[要旨]
私の中では迷うことはなかった。県民、職員と信頼関係を再構築し、県政を立て直していくことが私の責任の果たし方だと考えている。
Q:副知事が指摘した課題について
「コミュニケーション不足は真摯に受けとめる」
Q:謝罪するか?
「厳しくきつい表現は適切ではなかった。改めるべきところは改める」
Q:公益通報にあたるとの専門家の見解があるが?
「公益通報の前で、虚偽が多く含まれていた」

<以降、同じ回答の繰り返しになり、記者からは「前にも聞いた回答ばかり」「副知事が辞めても何も変化はないのか」と皮肉を言われる>

7/14 自民党兵庫県連会長が辞職を促す

◾️日経新聞(2024/7/14)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF142BE0U4A710C2000000/
「大きな、正しい決断をしていただきたい」
「(次回知事選は)前回と同じ形は厳しいと思う」

7/16 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240716.html
Q:自民党の末松信介県連会長の発言について
「百条委や第三者機関などを通じて、改めるべきところを改めていく。その上で、県職員との信頼関係を再構築し、県政を立て直していくことが私の知事としての責任の果たし方だと考える」
Q:同じ答弁の繰り返しばかりだが?

<以降、同じ回答を繰り返す>

Q:怒りに任せて机を叩いたなど威嚇する行為は?「認識にない。業務上の必要な範囲での指導」
Q:改めて県民に支持を呼びかける選挙をしては?
「考えていない」
Q:元局長の自死の原因について
「百条委員会の心理的負担があったと推察する」
Q:木製机と椅子をおねだりした証言があるが?
「地場産品PRという施策目的だと認識している」
Q:ご遺族への弔意や感謝の気持ちは?
「元局長にはお悔やみを申し上げる。総務課長にはこれまでの業務に心から感謝を申し上げる」
Q:商品でない備品の贈答を求めるのは強要では?
「地場産品PRという目的をご理解いただきたい」

7/18 県退職員団体が「辞職含むあらゆる措置」を要請

◾️神戸新聞(2024/7/28)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202407/0017899644.shtml

7/19 百条委(元局長 陳述書)

◾️百条委 議会中継
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=719&playlist_id=1&speaker_id=0
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe
◾️告発文書 (2024/3/12) 陳述書 (2024/7/12)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060719.pdf

7/20 県の公益通報部署が是正措置を要請

ハラスメント研修の充実や贈答品受領基準の明確化などの是正措置を講じるよう県側に是正を要請した。パワハラ疑惑については一部に強く叱責されたと認識する職員もいたが認定には至らなかった。
◾️朝日新聞 (2024/7/20)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASS7M4DS1S7MOXIE057M.html
『百条委が内部公益通報の公式発表を遅らせている』とのデマがあるが、そもそも内部公益通報の結果は本人にしか伝えず、公表はしないもの。
◾️神戸経済ニュース(2024/11/20)
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-18220.html?sp

7/20 上郡町長がワインおねだりを否定

「『まだワインを飲んでいないので、ぜひまた折を見てよろしくお願いします』と言われた。『おねだり』とは感じなかったが、知事が公の会議の場で発言したことは非常に重いと思う。それに多少影響されてワインを次週に機会があったので持参した。県と町の関係では、町が従属的な関係になっている部分もある。私も知事の発言を重く受け止めたわけではないが、影響はあった」
◾️朝日新聞(2024/7/20)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASS7M3G3NS7MPIHB00TM.html

7/24 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240724.html
Q:県退職職員団体の辞職要請について
「県職員との信頼回復の再構築、県政を立て直していくことが私の責任の果たし方だと考える」
Q:公益通報制度の調査結果を待たずに内部調査結果の公表、懲戒処分は不適切ではないか?
「人事局が適正に対応し県も適切に判断した」
Q:公益通報の窓口を外部に移す検討は?
「できるだけ早くやっていきたい」
Q:吉村知事から『回答が繰り返しで官僚的だ』と指摘かあるが?
「真摯に受けとめたい」
Q:ワインの贈答について
「ワイン振興の応援のお願いがあり『まだワインを飲んだことがないので、またぜひ折を見てよろしくお願いします』と発言した。その後、上郡町長がワイン2本を持参され、私が自宅に持ち帰り飲んだ。前知事時代から社交儀礼の範囲内という慣例に基づいてPRや産業振興などの施策の為、県産品を受領することはあった。明確なルールが必要と思う」
Q:ワインは県としての受領か?PRして施策に役立てた事実はあるか?
「具体的にPRすることは無かった。知事が県産品の魅力を知ることも大事なので、その観点で受領し持ち帰って消費することはこれまでもあった」
Q:何の痛みも負わず理解しろは虫が良くないか?
「ご理解いただけるよう努力を重ねていく」
Q:はばタンPay+のチラシやうちわについて
「産業労働部の提案。公選法には抵触しない」
Q:3号通報先へ送付されていることは知ってた?
「3/27の処分前に認知していた」
Q:なぜ公益通報制度より内部調査が優先された?
「公益通報の前に撒かれ、虚偽が多く含まれていた。人事が適正に対応し県も適切に判断した」
Q:真実でなくとも真実相当性があれば公益通報に該当するのでは?
「核心的な部分で虚偽が多々あるので誹謗中傷性の高い文書だと認識した」
Q:3月の段階は公益通報者保護法の対象か否か、YES,NOで答えれるか?
「『後から手続きしてもそれ以前に遡って保護の対象にはならない』との弁護士の見解がある」
Q:公益通報前なので保護されないとの考えか?
「当事者の私が虚偽だと感じた」
Q:3号外部通報も保護の対象になると知事は知らなかったのでは?
「公益通報の前で、虚偽が多く、懲戒処分に該当するので調査を進めた。人事課が適正に対応し県も適切に判断した」
Q:通報者への報復と受け止めらないか?
「明らかな非違行為がある」
Q:公益通報ではないとの見解は変わらないか?
「基本的には適正。見解が変わる可能性はない」
Q:『ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを本人も認めている』の根拠は?
「文書自体を作成したことは本人も認めている」
Q:元局長は『文書を書いた』ことは認めているが『虚偽の文書』は反論文にあるように認めていない。知事は2つを混ぜて『虚偽を書いたことを本人が認めた』と発言していないか?
「私の認識は、虚偽内容が多々ある文書で、それを元局長が作成したこと」
Q:虚偽だと言うが、それは疑惑を受けている当人の弁明であって、虚偽かどうかはこれから客観的に調べるのではないのか?
「私の認識は虚偽が含まれる文書だということ」
Q:元局長が虚偽と認めていないことは認めるか?
「私自身が当事者である認識として申し上げた」

<以降、同じ回答の繰り返しが続く>

7/30 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240730.html
Q:支持率15%で今も県民の負託があると思うか?
「県職員との信頼回復の再構築、県政を立て直していくことが私の責任の果たし方だと考える」
Q:今のところ何も責任を取られてないが?
「調査に対応し、しっかり前へ進めていく」
Q:『嘘八百』は、どんな根拠か?
「然るべきタイミングで経緯を説明する」
Q:これ以上何を聞いても同じことの繰り返しか?
「然るべきタイミングで経緯を説明する」
Q:『公益通報ではない』は今もその認識か?
「然るべきタイミングで経緯を説明する」

<以降、同じ質問と回答の繰り返しが続く>

7/31 知事側近の小橋理事が降格

「若者・Z世代支援」事業担当の小橋理事が準特別職から部長職に降格。精神的不調を訴え7/22から休んでおり、「業務執行上の自信がなくなった」として7/24付で異動願と降格希望を提出していた。
◾️神戸新聞(2024/7/31)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202407/0017948371.shtml

8/2 百条委 (秘密会、公開について)

◾️百条委 議会中継
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=802&playlist_id=1&speaker_id=0
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe

8/7 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
前回会見で『時系列で整理し然るべきタイミングでお伝えする』とした内容。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240807.html
[要約]
3/27の会見に『嘘八百を含めて文書を作って流す行為は公務員としては失格』と強い表現をしたことは反省している。信ずるに足る相当の理由が存在したとは認められず、法律上保護される外部通報にあたらないと認識している。元局長は3/25に『文書は噂話を集めて作成した』と説明している。真実であることを裏付ける証拠、関係者による信用性の高い供述などが存在することは説明されていないので、人事異動や懲戒処分に問題はなかったと考えている。

Q:『公用メールから関与が高い』とは具体的に?
「元局長の公用メールに文書の骨子が送られた」
Q:県の内部調査のスタートは3/21か?
「そう考えていただいてよい」
Q:3/21の時点で公益通報と認識していたか?
「認識はなかった。信ずるに足る相当の理由がない資料であることは認識していた」
Q:疑惑の対象である知事自身が『事実ではない』としても客観性がない。本来は内部調査の前に外部通報として通報者を保護すべきではないか?
「法的な見解まではなかったが、当事者である私自身が事実ではないと判断し、客観的な裏付け証拠や供述がなく、本人が作成配布を認め噂話を集めたと供述している。信ずるに足る相当の理由がない文書だと認識した」
Q:3/21時点で公益通報かの法的検討はなかった?
「そこまで具体的な検討はできなかった」
Q:法的に不明だったが真実相当性がないから対応には問題なかったということか?
「そういうこと」
Q:仮に公益通報であれば違法の可能性がある。1つ目は内部調査。通報者の探索禁止に違反する。
「法的確認がなかったのはそのとおり。実名が書かれた違法性の高い文書なので、きちっと調査をするよう指示した」
Q:2つ目は不利益処分。懲戒処分は適法か?
「同じ10級への異動なので降格処分ではない。停職処分なので退職金の減額や不支給もない。懲戒処分の理由は『本件文書作成』『データ端末の不正利用』『職務専念義務違反』『私的文書作成』『ハラスメント行為』。適法と考える」
Q:3つ目は体制義務違反。法の趣旨『独立性の確保』『利益相反の排除』からすると、4/4の公益通報以降も内部調査を継続し処分したことは違反ではないか?
「4/4の公益通報は開示されていない。処分理由は『通報行為』ではなく、通報以前の『文書の作成配布』等の非違行なので問題ない」
Q:未調査段階で、主観で公益通報の可能性を排除し、内部調査に突き進んだのでは?
「法的確認はなかったが適正と考える。当事者である私自身が事実ではないと判断し、客観的な裏付け証拠や供述がなく、元局長本人が作成配布を認め、噂話を集めたと供述している。この時点で、信ずるに足る相当の理由が存在しない文書だと認識した。実名が書かれた違法性が高い文書だから放置すると多方面に著しい不利益が生じるので調査を指示した」
Q:客観性に乏しいという批判がある。
「弁護士を入れ一定の客観性がある。特別弁護士の利害関係性の指摘は、高橋弁護士から内部調査であれば問題ないとの見解がある」
Q:遡って保護されない根拠は?明記されてるか?
「後から公益通報の手続きを取っても、それ以前に行われた文書の配布行為まで遡って保護されることにはならないと藤原弁護士の見解がある」
Q:公益通報ではないと法的に確認したのはいつ?
「5/7までに(4月頃に)弁護士の見解を得ている」
Q:公益通報の可能性があるものを、疑惑の対象である知事自身が調査を指示したことになると、客観性が担保されているか?主観ではないか?
「客観的な裏付け証拠や供述がなく、信ずるに足りる相当の理由がない文書だと認識している」
Q:文書の体裁が整ってないから守る必要もない?「外部通報の文書は、憶測や伝聞ではなく、真実であるということを裏付ける証拠や関係者による信用性の高い供述が必要」<この知事の発言は、百条委が消費者庁に確認した『通報時において通報対象事実とあわせてその根拠となるものを示していることが求められているものではない』と矛盾する>
Q:コーヒーメーカーの贈答等、真実だと判明しているものがある。後に真実が判明すれば他も真実かもという考えには至らなかったか?
「あたかも私が受領したかのような記載があるが、持ち帰ったのは私ではない。真実だと裏付けるには、例えば、誰かが知事が家に持って帰っているのを見たとか、そのような証拠が要る」
<コーヒーメーカーは例であって、質問の意図は後から真実が判明したらどうするかということだが、質疑が噛み合わず>

<以降、質問と関係のない回答の繰り返しになり質疑が噛み合わない>

8/20 県警が告発文書の受領を公表

◾️読売新聞(2024/8/21)
https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20240820-OYTNT50247/
「3月15日付で同一の表題の匿名の文書を受領している」「記載内容や匿名の文書であることなどを総合的に考慮した結果、現状においては、公益通報としての受理には至っていない」「法と証拠に基づいて必要な活動行う」

8/20 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240820.html
Q:アンケートに複数のパワハラ証言があるが?
「業務上必要な範囲での指摘・指導」
Q:カッとしたら激高する性格と書かれているが?
「仕事だから厳しく指導することはある」
Q:知事の話と元局長の反論に食い違いがあるが?
「県の情報公開条例第6条に基き非公開です」
Q:アンケートで多数の職員が見知っているとなると事実無根とは言い難いと思われるが?
「一連の対応は適切だったと考えている」
Q:事情聴取の証拠とは具体的に、録音データか?本人捺印の書面か?ただのメモか?
「情報公開条例第6条に基き非公開です」
Q:知事の会見と情報公開条例は切り離して考えてよいと、取材で県の人事に伺っているが?
「人事の誰か?」

<以降、非開示とする回答が何度も繰り返される>

Q:再三になるが、職員に物を投げたり、職員の説明中に机を叩いたり、椅子を蹴ったり、そういった行為は記憶にないか?
「ありません。業務上の必要な範囲の指導」
Q:アンケート結果の『知事出席イベントにマスコミが来ないと怒る』『控室に姿見がないと怒る』は事実か?
「事実ではありません」
Q:職員が口を揃えて『記者が来ないと知事が怒るので記事にしなくてもいいので来て欲しい』と言うのを記者は聞いているが?
「結果として来なかったから怒ったことはない」
Q:事情聴取の調査記録を見せて欲しい。
「調査記録は存在するが県の情報公開条例第6条に基き非公開」
Q:『深夜や休日に指示や叱責のメッセージが繰り返される』を取材で確認している。土日や深夜に対応を求めたことはないという認識か?
「個別に把握していないのでコメントできない」
Q:供述が公開条例第6条に該当するとは思えないが隠蔽ではないか?
「情報公開条例等に基づき適切に対応している」

8/23 百条委 (アンケート中間報告)

◾️アンケート中間報告
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/gaiyo/koho/documents/060823_2.pdf
斎藤知事の選挙前に事前運動について、具体的に経験した者の証言が17人。
「兵庫県施設で職員を集めて演説を聞かされた」
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe
◾️職員6人の証人尋問(非開示)
[非開示職員]
「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」
「チャットが深夜や休日に届き重圧を感じた」
「『聞いていない』と叱責、舌打ちされた」
[奥谷委員長]
「私の認識では明確に知事の方からパワハラを受けたという方はいらっしゃらなかったという風に考えておりますが、それは職員さんの中でもこれがパワハラに当たるのか自分では判断できないという方もおられましたし、そこはこれから我々が聞いた事実を評価して 、パワハラに当たるのかどうか、しっかり評価をしたいと考えてます」
「すいません。ちょっと本当にまだ整理ができてないので、あれですけど、厳しい叱責を受けたことがあると言われてた方は結構おられたんじゃないかなとは思います。ただそれがパワハラに当たると思いますとか、そういったことは、おっしゃったという記憶はない」

8/23 週刊文春 事情聴取音声スクープ

◾️週間文春(2024/8/23,27)
事情聴取音声データと記事
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b9387
https://bunshun.jp/articles/-/73044?page=1
「名前が出てきたものは、一斉に嫌疑をかけなしゃあない、全部チェックする。それは覚悟してもらわなあかん」
「なんでそれを知っとるんやって聞きよんやろが!」<告発文書に事実が含まれていることの証左と思われる副知事の発言>

8/27 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240827.html
Q:『公益通報の調査結果を待つべき』と進言があったことについて
「県の情報公開条例第6条に基き非公開」
Q:『公益通報の調査結果を待たずに処分できないか』という発言について
「百条委で回答する。今の場は適切でない」
Q:『批判の風向きを変えたいから処分を急いだ』という証言は、県が伏せていたと受け取れるが?
「秘密会なのでコメントを差し控える」
Q:処分を急いだ理由を否定したが、今はどうか?
「百条委で回答する」
Q:不服申し立てがなければ処分は適正なのか?
「不服申し立てがあっても対応できるくらい適切なプロセスを踏んだということ」
Q:『人生でこんな仕打ちを受けたのは初めて』という証言は知事の言う『業務上必要な範囲で適切な指導』なのか?
「百条委の証言なのでコメントを控える」
Q:情報提供者を庇う為に『噂話を集めた』と言ったとは考えれないか?
「その報道を知らないのでコメントは難しい」
Q:事情聴取時に犯人探しの質問はあったか?
「情報公開条例第6条に基き非公開」
Q:橋下徹氏の『告発つぶしの権力行使』について
「人事局が適正に対応し県も適切に判断した」

8/29 前総務部長が元局長の私的情報を漏洩の疑い

4月頃、前総務部長が押収したPCに保存されていた告発内容とは無関係な男性の私的情報を県議らに開示していた疑い。職務上知り得た秘密を故意に漏らした場合は懲戒処分となる。知事の関与は否定している。
◾️産経新聞(2024/8/29)
https://www.sankei.com/article/20240829-I7672IG3YZOJ3NY6WKUDVAY2UM/

8/30 百条委(パワハラ 証人尋問)

証人尋問(非公開A/非公開B/東播磨県民局長/まちづくり技術センター理事長/斎藤知事)
◾️MBS(2024/8/30)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dbb76b3b1eed03d02fd72f22411c3da85330e54
◾️百条委員会 議会中継 斎藤元彦の証人尋問
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=830&playlist_id=1&speaker_id=0
◾️議事録
https://www.kensakusystem.jp/hyogopref/cgi-bin3/ResultFrame.exe?Code=rpo2cq1zucjm5gwgk4&fileName=R060830B31&startPos=-1
◾️塩タン氏による証人尋問の書き起こし
https://x.com/siotantantanta/status/1829490087694135485?s=46

[非公開A]
「空飛ぶクルマ事業について、なかなか知事に説明する機会を設けてもらえず、ようやく知事に直接説明できる日に事業について訪問があり、知事室に入るなり「聞いていない。空クルは知事直轄事業だ。勝手にやるな」などと言われ退出させられた。一連の出来事はパワハラではないかと感じている」

[非公開B]
「(知事がスキー指導員だけが着られるウェアを欲しがったという疑惑について)秘書広報室長から手に入るかどうかを尋ねられ、スキーが得意な県幹部に問い合わせたことがある」

[兵庫県町 まちづくり技術センター 理事長]
Q:尼崎フェニックス用地の記事を新聞で読んで杉浦さんを呼び出して『こんな話は聞いていない』と机を叩いて怒鳴ったのは事実か?
「事実です。『意思決定を県としてしてないことを先に出すのはよくない』と言われた。声を荒げて机を叩いたことがあった。机を叩くことは指導として必要ない」
Q:真っ当なことだと思うが?
「就任前のことは知らないから仕方がない」
Q:呼び出されたのは『知らないことを尋ねる』ためか『叱責する』ためか?
「どちらもあったと思う。誤解で怒られた」
Q:天神川の視察でヘルメットの着用を求めか? 「ヘルメットは常にかぶるのが常識。マスコミには準備されていた」

[東播磨県民局長]
「車から降りた知事が車止めを見て『なぜこれをどけておかないのだ』と言うので、どけたら『それで車が通れると思っているのか?』と叱責された」「かなり激しい口調で怒鳴られたと感じた。想定外の叱責だったので頭が真っ白になり言われるがまま車止めをどけるしかなかった」
Q:人事課の内部調査では『パワハラと感じていない』と言っていたのにアンケートには『圧力を感じて言えなかった』と書いたのか?
「改めて社会通念上必要な範囲だとは思わない。理不尽な叱責を受けたと感じてる」
Q:帰りは出口まで車がきたか?
「目撃しました」
Q:帰りに出口まで車を侵入させたことで施設から苦情はあったか?
「なかったが改めてお詫びしたい」
Q:内部調査は「パワハラと感じていない」なのにアンケートは「圧力を感じて言えなかった」と回答が異なるが?
「改めて社会通念上必要な範囲だとは思わない」
Q:反省点は?
「車を間違えてしまったが反省点はない。理不尽な叱責を受けたと感じてる」
Q:片山副知事から面談を受けたか?
「3/27に本庁に呼び出された。『話す時にメモを取るな』と言われた。渡瀬さんが文書を流して処分を行なったことを伝えられ『あまり喋りすぎるなよ』と言われた」
Q:4/3人事課ヒアリングでは『ミスをしたら叱責は仕方ない』、8/30(今日)は『理不尽な叱責を受けた』。どっちが本当か?
「人事課の調査では『パワハラか?』『口を聞かなかったか?』しか聞かれなかった」
Q:知事の会見を見てどう思うか?
「指導の範囲内だとは思わない」
Q:叱責の声は周りに聞こえるほどだったか?
「周辺の人は間違いなく気づくだろうと思う」

[斎藤知事]
●大声で職員を叱責したことについて
「いま思えば申し訳なかった」
●20m歩かされ怒鳴り散らしたことについて
「歩かされたことを怒ったのではなく、円滑な車の進入経路を確保していなかったことを注意した」「車止めをなぜのけておかなかったのか。外すのを失念していたのではないかと発言したと記憶している」「大きい声で、それなりに強く指摘したと思う」「過大な要求というよりも、合理的な指摘だったと認識している」「2人の職員が待っていたので、当然そこまで車が行くのかと思ったが、突然止まったので理由を聞くと車止めがあるということだった」
●夜間、休日などチャットの指示について
「案件によっては遅い時間や休日に連絡したことはある。知事として報告、連絡、相談をしっかりしてほしいという思いが強かった」
「業務上の理由で指摘したという必要性はある」
「忘れないうちに備忘録的に送ったという面もあるにしても、『レスポンス(返信)は明日でいいです』とか『週明けでいいです』と丁寧に書いておくことは今、考えればすべきだったと思う。」
●パワハラ体質の疑惑について
「仕事については厳しくさせていただいている面が正直やっぱりある」「県政、県民の皆さんにとってもいい仕事をしたいという思いだったが、職員に不快に思わせてしまっているとすればもう過去は取り戻せない」「これからはもっといい知事としてやっていきたいと思っている」「(必要な指導だったという認識を示したうえで)不快に思った人がいれば心からお詫びしたい。パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」
●机を叩いて激怒したことについて
「やった記憶がある。『ちゃんと報告していただかないといけないんじゃないですか』と伝え、思わず机をたたいてしまった」「認識していないことが新聞に掲載された為」「反省しなくてはならないが、机をたたいたことがある」「就任直後だったので、何か自分が知らないところで業務が既成事実として進んでいるのではないか(との警戒感からだった)」「知事就任直後で、自分が知らないところで、業務が既成事実として進められしまうという不安を強く抱き、選挙戦直後の緊張感と気が高ぶっていたこともあった。行為としては適切ではなく、直接謝罪したい」「今から考えれば、そんなことはない」「当時おられた方には直接謝罪したい」
●元局長の懲戒処分について
「(男性職員が作成したのは)事実でないことが多く含まれる 誹謗中傷性の高い文書だと認識し、調査をして処分させていただいた。その処分は適切だと思っている」
[奥谷委員長]
「尋問を聞いていて知事が記者会見で話している内容とそれほど変わらないという印象を受けた。説明責任が果たされたとは現時点では考えられない。私の認識としては、告発文書に書かれていることはおおむね事実として認定できるのではないか。いろいろな意見があると思うが、極めてパワハラに近いと評価して差し支えないと思う。文書を作成した元局長に対する処分の手続きが適正だったのかどうかが非常に大きな論点だと思うので、来週の証人尋問は極めて重要になる。しっかり準備したい」

9/4 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240904.html
Q:『机を叩いて激怒した』を記者会見では否定したのに百条委では肯定したのはなぜか?
「1度だけ知事就任直後にしたことを思い出した」
Q:他にもこれまで否定してきた多くが、百条委では一定認めたのはなぜか?
「業務の範囲だったが、今振り返れば適切ではなかった。百条委で出てきたのは申し訳ない」
Q:否定したことが事実として出てきた。初動の対応は本当に適切だったのか?
「ハラスメントに認定されるかは、これからの調査次第だ。調査全体としては適切だった」
Q:否定してきた事が事実だった。この責任は重いと思うが?
「業務の範囲だったが職員に負担をかけた。そこは申し訳ないと思う」<質問は虚偽発言の責任なので的外れの回答>
Q:何が問題でどこを反省すべきだったか?
「記憶を思い出しながら証言した。ここは職員に不快な思いをさせ申し訳ないと思う」
Q:深夜休日のチャットが年2000件もあるが?
「チャットを多用したのは事実。その日の報告漏れは深夜か翌朝に気付くので、そのときに指摘した。負担に思われたならお詫びをしたい」
Q:パワハラで5割、贈答品で3割が見聞きしたとあるのをどう思うか?
「反省しており、お詫び申し上げたい」
Q:百条委でしっかり調査したいとの意向なら議会を解散できないと思うが?
「仮定の話には答えれない」

<以降、記者会見では否定したが、証人尋問で認めたことについて、個別の詳細な質疑が続く>

9/5,6 百条委(公益通報 証人尋問)

証人尋問(藤原弁護士/奥山教授/山口弁護士/産業労働部長/片山副知事/斎藤知事)
◾️百条委 議会中継
証人不出頭案件https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=905&playlist_id=1&speaker_id=0&target_year=2024
藤原弁護士
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=905&playlist_id=2&speaker_id=0&target_year=2024
産業労働部長(9/5)
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=905&playlist_id=3&speaker_id=0&target_year=2024
産業労働部長(9/6)
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=906&playlist_id=1&speaker_id=0&target_year=2024
片山副知事
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=906&playlist_id=2&speaker_id=0&target_year=2024
参考人
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=906&playlist_id=3&speaker_id=0&target_year=2024
斎藤知事
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?council_id=107&schedule_id=906&playlist_id=4&speaker_id=0&target_year=2024

◾️資料
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060906.pdf

[総務部長]
心身の不調や脅迫があったこと等を理由に欠席。

[藤原弁護士]
Q:内部調査に関わる契約を県としたか?
「契約はない。人事課が相談をしたいと思う都度、事務所に来て相談を受けた。調査依頼を受けたということではない。
Q:内部調査に客観性はあるか?
「客観性という言葉の使い方の問題だと思う。仮に人事委員会とか裁判になったときに、裁判に耐える調査結果だという観点で、客観性があると申し上げた。別の意味(調査の過程)での客観性であればまた違う」
Q:公益通報にあたらないと判断した理由は?
「相談内容までは記憶にない」
Q:公益通報の判断を待たずに処分できるかを相談されたか?法的に問題ないとの見解は事実か?
「相談があったのは事実で、そう回答している」
Q:法的に問題ないとする根拠は?
「懲戒処分の対象はあくまで3月の告発文書。その後4月に内部通報があったとしても3月の行為の評価が変わるものではない」
Q:外部通報に当たるという検討はしたのか?
「公益通報者保護法で言う不利益取扱いが禁止される通報には当たらない」
Q:4/1に元局長が元副知事へ『告発文書を精査して真実を調べて欲しい』と言っていたことは説明があったか?その上で公益通報に当たらないと判断したか?
「説明はあった。あくまで文章で書かれた内容から真実相当性がないと判断した」
Q:『居酒屋で聞いた噂話で作成した文書は、内容が真実と信じる相当な理由にならず、告発者の利益を守る対象でない』との見解について
「その趣旨の説明はしている」
Q:告発文書は全て見たか?最初は文書の一部だけで相談されたのでは?
「文書は4月の中旬に人事課から受け取った。最初の相談のときは貰っていない。最初の相談は文書の内容ではなく、4つの処分事由や他の方や贈答ルール等の一般的な広い話だった」
Q:『新たな事実が出る可能性は無いから、第三者委員会の設置は必要ない』は今も同じ見解か?
「懲戒処分が目的であれば必要ないと思う。5/14に知事が第三者委員会の設置を示したのは、懲戒処分の適法性の確認より、知事の行為に対する県民からの信頼を如何に確保するかという観点ではないか」
Q:兵庫県と利害関係にある信用保証協会の顧問弁護士で間違いないか?それはいつからか?
「2003年から」
Q:副知事が元理事長だったことは知ってますね?
「副知事退任のニュースで経歴を知った」
Q:告発文書に信用保証協会の記載があるが?
「書いてあるな程度の認識」
Q:文書問題は片山副知事の指揮だと知ってたか?
「その認識は今もない。人事課しか会ってない」
Q:懲戒処分の4つの事由を書いたのは貴方か?
「そういう見解を述べたことはある」
Q:『報道して欲しいとしか考えられない』と考えた根拠は?
「普通に考えればそうなる」
Q:人事課を経由してしか聞いていない?
「処分の事由を挙げるのは人事課。弁護士がこの事由で処分せよと言う立場ではない」

[奥山教授]
「独立性を確保し客観性と専門性を兼ね備えた調査を行う為には、一般に利害関係のない弁護士や有識者で第三者委員会を設けるのがベストであり、それが慣習として確立している。怠れば、公益通報者保護法の体制整備義務違反になる。3/12は外部通報だったので内部公益通報に該当しないが、4/4は通報先が県の内部通報窓口である」
「3/12文書の人事課の調査と、4/4文書の財務課の調査が同時並行で進んだが、県として一体性が必要がある為、先行した調査結果を後の調査が尊重せざるを得なくなる恐れがある。なぜ内部公益通報の調査よりも人事課の調査を優先して進めて処分を決定したのか。優先するなら内部公益通報に準じた扱いにすべき」
「3/12告発文書が3号通報として保護対象となる為には真実相当性が必要になる。消費者庁は2017年にガイドラインを次のように改正している。『真実相当性の要件が、通報内容を裏付ける内部資料、関係者による供述等の存在のみならず、通報者本人による供述内容の具体性、迫真性等によっても認められ得ることを十分に踏まえ、柔軟かつ適切に対応する』とハードルを下げることで、積極的な公益通報を促す意味である。疑われる違法行為の全体像を完全に把握して、その証拠書類をそろえるところまで求めると、通報を萎縮させてしまう恐れがある。その通報により害される利益があるなら、それと比較衡量して『信ずるに足りる相当の理由がある』の程度を設定していくという考え方を採るべきだ」
「元局長は『配布先から世間に出回ることはないから』と判断し『警察、報道、議員』を相手に選んだ。『関係者の名誉を毀損することが目的ではありませんので取扱いにはご配慮願います』とあることからも広範な伝播を意図したわけではないことは明白だ」
「公益通報に該当しない内部告発であっても、労働法や民法の一般法理(懲戒権濫用など権利濫用の一般法理)によって保護されるべきものが実は多々ある。2004年に公益通報者保護法案の国会で次のような大臣答弁がある。『この法案の保護の対象にならない通報については(中略)現状の一般法理による保護に変更を加えるものではない』とは、公益通報に該当しなくても公益通報に準じる正当な内部告発もある。公益通報でないからといって不利益に扱って問題ないということではない」
「今回の告発文書は真実相当性の程度が様々だと思われるが、外形的な事実関係が大筋で正しかったといえる内容が多々含まれており、意図的な虚偽は見当たらない。個人的な意見だが、公益通報ではないが法的に保護されるべき正当な内部告発に該当すると思う。公益通報が含まれている可能性があるなら、知事や副知事はそれを見出し、他の内容と区分する必要があった。軽々に『真実相当性なし』『公益通報に該当せず』と判断せず『内部公益通報』の調査が終わるのを待つべきだった」
「公益通報者保護法3条の保護要件を満たさなくても2条の定義の規定で公益通報にあてはまる通報がある。真実相当性の要件を満たさない外部通報であっても、事業者は『通報者探索』や『範囲外共有』を防ぐ措置を義務づけられている。従って、兵庫県が3月に告発文書を知り、元局長を疑って特定したことは、義務への違反、公益通報者保護法11条2項への違反となる。但し、地方自治体は消費者庁の助言・指導・勧告の対象外なので、現行法下では消費者庁は兵庫県に対し法的な措置をとることができない。兵庫県に内部告発者保護法制全般についての誤解があり、消費者庁として看過できないならば正す方向に行くかもしれない」
◾️SlowNews(2024/9/5,6)
https://slownews.com/n/nd7f71de04bff
https://slownews.com/n/n1d2b4e5d3589
https://slownews.com/n/n00fb7d3d551d

[山口弁護士]
「公益通報にあたらない場合というのが出てきます。それが『不正の目的』がある場合です。公益通報というものは『不正の利敵を得る目的』『他人に損害を与える目的』『その他不正の目的』でなく、とありますからこういった目的がある場合には、そもそも行政機関も対応する義務はない。補足として、実際のところこの『不正の目的』があるかないかで切るというのは極めて難しいです。裁判所も過去に不正の目的があると認定されて、公益通報ではないと認定された例もあります。他に認定された例として、『私利私欲』や『他人を貶める』『他人の名誉を棄損』『一度きちんと調査を行ったにも関わらずまた蒸し返して通報』などのケースがあります」

[原田産業労働部長]
「(4人で協議したとき)皆で元局長じゃないかと話したと覚えている。我々の名前や人事の話もあり総合的に元局長ではないかと推測した。(文書の)出所とともに、文書の内容(の事実関係)を押さえておかないといけないよね。そのときは職員のメールを調べることになった」
Q:文書の出所を探そうと指示したのは知事か?
「「トータルとしてはそうだ」
Q:元局長のプライべート情報を誰から聞いたか?
「人事課長や副課長から聞いた」
<後で訂正発言があり翌日9/6に再尋問となる>
「(翌日訂正)片山副知事から聞いた」
Q:守秘義務違反、個人情報保護、情報漏洩だと思わなかったか?
「そういう認識はなかった」
Q:個人情報の利用目的を本人に明示したか?
「私は(立場として)していない」
Q:どんな状況で副知事から聞いたか?
「翌朝に労働次長へ人事課の聴取があると副知事から3/25に電話で連絡があった。その後に総務部長からも聞いた。次長のPCを抑えると聞いた」
Q:知ったのは電話の口頭情報のみか?
「電話の口頭情報のみ。その後色々聞いた」
Q:会議に出席したのはいつ?知事の指示はいつ?
「3/21」
Q:『記者もいるなかで受けとれないので後で秘書課に送って』と言ったという記名のアンケート回答が複数あるが、これは『聞いていない』か?『記憶にない』か?
「記憶にない」
Q:市川町商工会長がゴルフクラブを部長に渡したと証言している。長期貸与とあるが?
「貰っていない」
「知事が使ってくれれば地元企業のPRになると軽く考えてしまった。勇み足で反省している。(知事から)直接の指示はなかった。返すつもりだったのをすっかり忘れていたが文書を見て思い出した」
Q:コーヒーメーカーは外形的には知事のもとに受け取っていたことになるが。
「使っていたということはない。私の部屋に届き、私の部屋の前室の秘書のうしろにあって、そのあと、産業労働部の総務課の作業部屋にあって、そのまま封も開けずに私が返しに行った」

[片山副知事]
「『徹底的に調べろ』と知事から命じられた」「調査で出た名前について、調べなければならない(と認識した)」「(クーデター、革命などの文字があり)斎藤県政に対するダメージを与える認識があるのではと思い、調べなければいけないと思った」「共同行為者を調べなければならない。知事を排除しようとしている不正なものなので、早く見つけないといけないと思った」「(公益通報という認識は)ありませんでした」「『第三者機関は調査に時間がかかる』として否定された」

[斎藤知事]
Q:文書は誰から入手したか?
「議員ではない民間の一般人。こういうものが出回っていると」
Q:3月に告発文書を把握した当時について
「事実でないことが含まれていると感じた。誰が作成したのかや意図をしっかり把握することが大事だと指示した。文書は誹謗中傷性が高く噂話であり公益通報にあたるとは思わなかった」
Q:幹部から第三者機関の調査を進言されたか?
「記憶にない。話には出たかもしれないが協議をした記憶はない。人事課の調査で十分という話になったと思う」
Q:公益通報の保護対象としなかったことについて
「懲戒処分に法的問題はない。手続きに瑕疵はない。対応に問題はなかった」
Q:元局長の自死について
「亡くなったことは大変残念で辛く、お悔やみを申し上げたい。理由は本人にしか分からない」
Q:贈答品を受け取った疑いについて
「(サイドテーブル、播州織の浴衣、スポーツウエア等の受領を認めた上で)多くは知事の応接室にあるか倉庫に保管している。(牡蠣や、かに、ワイン、日本酒、タマネギ等を受領を認めた上で)消費するものは直接家に持って帰ったことはある」
Q:道義的責任を感じているか?
「道義的責任というものが何か分からないので明確にコメントできない」

9/9 堀井議員(維新)が押収PCのプライベート情報を発言(根拠不明)

◾️AERA (2024/9/9)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dot/nation/dot-233435

[某市民(匿名)が語った堀井議員の発言]
「亡くなった方(元県民局長)は、あれ(告発文書)は自民党さんらとつくった。あの怪文書」「あのビラ(告発文書)は皆さん、ちゃんと見ているかどうかわからへんけども」
「(内部告発は)公益通報じゃない、その時点では。(元局長に)パソコンでこれ、きみ、怪文書こんなん作っとったんかいうたら、『はい』(と返事した)。君が(告発文書の内容を)現認したんかいうたら、『いやもう聞いたやつを集めました』と、聞いたんですよ」「なんで(パソコン)押収したかいうたら証拠があったから押収したんやけど、出てきたもん、なんや思います?」「えらいもんが出てきた。彼(元局長)の(交友関係のプライベートな)データがいっぱい出てきたわけ。それでお前、何しとんねんってなった」
[堀井議員の後日談]
「録音されたような話をしたのは事実だ。ただ、なんで録音があるのか。そんな話もあるという、私なりの見解を語ったつもりだ。情報は『こういう話もありますよ』と新聞記者から聞いた。私もそうも思えるなという意味で話した。私の真意でないような形で拡散しているとすれば、よくないと思う。斎藤知事から直接聞いたことはない。維新の県議からも聞いていない。話を聞いてきた人(Aさん)はいつも私の横を通り過ぎるときに『ちぇっ』と舌打ちして嫌がらせするような人。反維新の人で、印象操作だと思う」「(失言かと問うと)失言、いや違います。ただ、誤解される発言ではあった。そこは反省している」
[堀井議員事務所の回答]
「本件駅立ちにおける対応は、私が報道機関の記者間で飛び交う、いわば噂レベルの情報を、その旨の留保もせず、駅立ちの際に声を掛けてこられた質問者に対して発してしまったというものです。地元有権者の質問を無碍にせず丁寧に応えたいという思いのあまり、不適切な対応をした、その点は自覚し、強く反省しております。元県民局長含め私の発言内で名前を挙げてしまった方々に対して、心よりお詫び申し上げます」

9/10 斎藤知事後援会、トップの尾山氏が辞任

アシックスの尾山基氏が「ひょうごを前に進める会」の代表世話人を辞任。同会は片山副知事が辞職して以降、事実上有名無実化している。経済界と知事の断絶は決定的になった。
◾️神戸新聞(2024/9/10)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202409/0018104186.shtml

9/11 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20240911.html
Q:議会が要求した百条委、第三者委がまだ継続中なのに『辞めろ』は不本意ではないか?
「議会の判断なので不本意とか言う立場にない」
Q:公益通報の結果が出るまで処分を待った方がいいと幹部から進言されたことは、今でも記憶にないか?
「記憶にない」
Q:パワハラは受ける側の心情で認定される可能性もあると側近が伝えたことも記憶にないか?
「人事なら一般論として知っているだろう。個別に何がハラスメンだと指摘された記憶はない」< ハラスメントの基礎知識を教えられたことを記憶しているかとの質問なのに、的外れな回答>
Q:3月に第三者機関の設置を進言されたことも記憶にないか?
「記憶にない。第三者機関は時間やコストがかかるので、寧ろ通常人事の調査がよいとの指摘があったと記憶している」
Q:消費者庁では兵庫県の文書問題について協議されている。告発者探しであるとか違法だとの厳しい意見もあり法改正の議論になっている状況をどう考えるか?
「初動の対応含めて違法性があるとは考えていない。誹謗中傷性の高い文書を配布して、悪意をもって後から公益通報窓口に行けば、処分を免れるようなケースを作ってはいけない。消費者庁の議論は注視していく」
Q:なぜ知事は続投されるのか?
「4年間の任期の負託を受けている。任期を全うすることが私の強い思い」
Q:『道義的責任は何か、定義が分からない』は今もわからないか?
「思いを伝えきれないところは申し訳ない」
Q:3年前に知事を擁立するために動かれた方が辞任を要求していることをどう思うか?
「奥谷委員長も会派を割る重い決断をして私に出馬要請してくれた。『頑張れよ』と言われ一緒にやってきた。こういう状況になり申し訳ない、自分に対して悔しい。(感極まり涙)」
Q:文書問題の対応への後悔や、亡くなられた方への悔やみの感情は今の涙にはなかったのか?
「自民党の先生方、維新の会の皆さんとのこれまでの経緯に対しての後悔です」
Q: 涙する気持ちは、自民党や維新の会にはあるが、県民や命を落とされた方にはないんですね?
「そういった意味ではなく全ての方々に大変申し訳ないと思っている」

<以降、『申し訳ない』『重く受け止める』『しっかりやっていきたい』『続投が責任の果たし方』といった回答を繰り返す>

Q:『噂話を集めたもの』の1点で真実相当性がないと主張を繰り返すが、告発文に事実があることは知事本人が一番わかっていたのではないか。『おねだりした』とかの主観的な表現は別として、事実としてワインの話が書かれていたことが正に真実相当性ではないか?知事は真実が含まれていると分かったからこそ、激怒し、異常なほどの調査をさせたのではないか?
「当事者の私から見て虚偽が多く、実名が書かれた違法性が高い文書だから、放置できず調査を指示した。そこに問題はなかったと思う」
Q:当事者だからこそ、事実と違うこともあるが、事実に似たところもあるとわかる。
「『何かをした』は合っていても、そこに違法性があるかは、事実と違っていた」
Q:『何かをした』が正しいのは、そこに『真実相当性がある』ことではないか?違法かどうかは別として事実としてという意味で。
「核心的なところが事実と異なる。裏付ける供述や証拠が示されない点で真実相当性はない」

<以降、双方とも主観的な質疑のやりとりが続く>

Q:要望書の内容について
「『告発文書の内容に真実が存在し、文書が嘘八百ではないことが明らかは真実相当性の無いことが多々含まれている。『道徳的責任が何か分からない』は表現がたらなかった。県民、職員、関係者の皆様に申し訳ない。亡くなられた職員には心からお悔やみと感謝の気持ちを伝えたい。『公益通報者保護制度』は初動含め違法ではなかった。外部通報は真実相当性が必要。今後は他県に倣い通報窓口を外部に移す。『不信任決議』は規定に基づいて対応を検討する」
Q:吉村知事が『政治家は結果に対して道義的責任を負う』と言っている。職員を死に追いやった同義的責任をどう考えるか?辞めるほどの責任はないということか?
「亡くなられた原因は本人にしかわからないが、お悔やみを申し上げ、これまでの仕事に対し感謝申し上げたい」

<辞めるか辞めないかの質疑が繰り返される>

Q:堀井議員の駅前情報は虚偽か?調査するのか?
「承知していない。人事の個人情報は適切に扱われたと考える」
Q:個人情報保護法違反になると思うか?
「調査過程で得た個人情報は保護されるべき」
Q:吉村知事からの出直し選挙の助言について
「真実に受け止める」

9/11,12 県議86人全員から辞職要求

◾️NHK(2024/9/11)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240911/k10014578531000.html

9/12 第三者委を設置

「中立性と客観性を担保した形で再調査を行うべきだ」と県議会が5月に要請したもの
◾️日経新聞(2024/5/21)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF213TW0R20C24A5000000/

9/19 不信任を全会一致で可決

◾️県議会不信任決議
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/teireikai/r06/r6_368/ikensho/ketsugi_3.html

9/24 ブログサイトが、自死の原因は不倫だとする憶測記事を掲載(根拠不明)

[記事内容の要約]
・自殺したAは県庁内でBと不倫関係であった
・AのPCからAとBの猥褻な動画が発見された
・自殺の原因はこれが主原因ではないか
◾️探偵ファイル(現在は削除済)
https://tanteifile.com/archives/57941

9/26 斎藤知事失職、知事選出馬表明

◾️NHK(2024/9/26)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240926/k10014592341000.html

10/9 市民オンブズマンが優勝パレードのキックバック疑惑を刑事告発

◾️朝日新聞(2024/10/9)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASSB92HNVSB9PIHB001M.html

10/11 百条委(アンケート集計結果)

回答数6725件。7項目全てで目撃もしくは経験などで実際に知っていると回答があった。
パワハラについて
⚫︎実際に知っている人から聞いた 800人
⚫︎実際に知っている 140人
・知事の贈答品受け取り 94人
・前回知事選での県職員の事前選挙活動 28人
・優勝パレードの補助金キックバック 10人
◾️アンケート調査報告
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011.pdf
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_01.pdf
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_02.pdf
◾️百条委 議会中継https://smart.discussvision.net/smart/tenant/pref_hyogo/WebView/rd/speech.html?year=2024&council_id=107&schedule_id=1011&playlist_id=1&speaker_id=0

[アンケート回答]
A(目撃等により実際に知っている)から抜粋
●次回知事選挙に向けた投票依頼
「次回選挙を意識した知事の活用を促された」
「躍動カフェは次回選挙向けの公金イベント」
●贈答品
「贈答品受領は前所属課で多く見た。 コーヒーメーカーは会議に届けるよう🙎🏻‍♂️に指示していた」
「出張時に地域特産物を生産者から貰い、自宅へ持ち帰っていたのは事実である」
「前知事時代もあったが、おねだりや家電製品のような高額物品が事実なら感覚がかけ離れてる」
「山田錦祭りで酒を15本以上は持ち帰っていた」
「昨年、ひょうごフィールドパビリオンの視察先で地場産品の竜山石の湯飲みセットを受領した」
「件のワインは、知事に「🍾ワインをぜひ」とアピールした後の切り取り感が否めない。社交辞令的な発言だった」
「2022/11/28帝国ホテル大阪で、WMG&ANのスタッフジャンパーがもう1着欲しいと言われ、秘書課に届けた」<同内容が他4件あり>
「播州織PR展示販売会で高級生地オーダーシャツを知事室に届けに行くのを見た」
「丹波の木製椅子は知事応接で見た。淡路出張の時になぜか運ばされた」
「知事が出張先で『これもらおーっと』と言っているのを聞いた」
「知事が🙎🏻‍♂️に『報道もいるなかで受け取れないよね。後で秘書課に送るよう言っておいて』と指示しているのを聞いた」
「幹部職員が生産者に『お土産として渡してほしい』との根回ししていた」
「贈呈されたロードバイクはスポーツ振興課に課長席前に展示されていたが、今は撤去されている」<同内容が他1件あり>
「コーヒーメーカーを受け取ったが、記者から『受け取るのか?』と質問をされて一旦返した。自分の意志で断ったというのは虚偽答弁」<同内容が他1件あり>
「木製サイドテーブルは『知事室に欲しい』と言ったが、先方から『椅子に高さを合わせてるので他の椅子では使いにくい』旨の説明があり、結果的に椅子もセットで車に乗せて帰った」
「有機農業視察の際に飲んだ人参ジュースが欲しいと言い、一箱を知事の車で持ち帰った」
「直接貰う場合と、食べたことが無いや食べたいと発言し、後日送ってくる場合とがある」
「絵画(2023/7/8躍動カフェ)、カニ(2023/9/24漁港視察)、牡蠣(2024/2/16カキ加工場視察) 、トースター(2023/8/8企業視察)受領を目撃した」
●優勝パレードキックバック疑惑
「2023/11月上旬、金融機関を含む企業数社に🙎🏻‍♂️とともに寄付依頼のため訪問したがキックバッ ク等の補助金の話題は一切なかった」
●パワハラ
「2021/9/27に港湾計画の新聞報道で、知事が🙎🏻‍♂️を知事室に呼び出し、リーク記事と勘違いしたのか、『聞いていない』『誰がリークしたのか?』『こんな事は許さない』と机をたたいて叱責した。<同内容が他1件あり>
「(県立美術館の休館で知事が激怒した件)  県立美術館に勤務していた。2023/7/21に『知事が記事で知り激怒。至急、経緯説明を』との電話連絡を受けた。前年度に決定し年初に告知しているので理不尽に思えた」<同内容が他1件あり>
「『誰がそんなん 言ったんや!課長か!?言え!!』と某部長を恫喝していた」
「知事が来館する際は、個室の準備や取材依頼、導線計画、サクラの用意まで打診される。特に動線は強く要請される」
「知事の発案で金曜に来週月曜の視察が決まり、知事は👩🏻‍💼に同行を指示するので、知事退出後は会議の進行があり無理だと説明したら、『👩🏻‍💼は知事担当だ。知事がいない会議に出る必要はない』と叱責された。急遽決めた自分の用務を優先し、職員を自分専属と言い切ったのには驚いた」
「旧サンパルビルの処分は前年度にレク済なのに『わからないから直ぐには答えられない』と怒鳴られた」
「2023/10月頃、養鶏場の悪臭問題で、知事が『こんな話を今聞かされるのか』と激怒し『そうですね』と答えると『そうですよ、じゃないだろ』と机を叩いて罵倒した、という陳述書の件は、同席していたのでわかりますが、陳述書に記載のとおりです」
「展覧会に来館した際、知事は作品の前でポーズをとり、秘書課は常時スマホを構えシャッターを押し続けていた。知事は展覧会を観に来たのか自分の写真を撮りに来たのか」
「『🧍‍♀️🧍🏻‍♀️🧍🏼‍♀️展』の記者内覧会(3人が出席)に知事が強く出席を希望した。『🧍‍♀️🧍🏻‍♀️🧍🏼‍♀️と一緒に写真が撮りたい』『🧍‍♀️🧍🏻‍♀️🧍🏼‍♀️の楽屋を訪問したい』『🧍‍♀️🧍🏻‍♀️🧍🏼‍♀️の曲に合わせて自分が踊る姿を動画SNSで発信したい』の要望に振り回された」
「質問に答えられないと『3人もいて誰も答えられないんですか』と他職員もいる前で叱責した」
「『知事を30m以上歩かせない位置に停車するように』が秘書課の指示だったが、文書問題以後は『停車位置はどこでも構わない』となった」
「施錠できない更衣室を『(着替えは)ここなん?』と言って叱責した」
「休日イベントでも知事の写真入りで当日中に県HPに掲載が求められる。理由は知事が自分のXにリンクしたいから」
「時間外の懇親会のとき、知事から叱責の連絡(チャット)があり困っていた」
「 災害対策センターの会議室は知事の写真うつりが悪いというだけの理由で使用できない」
「知事出席イベントにマスコミを呼ぶことを強要し、マスコミが少ないと不機嫌になる」
「トイレを案内したら身だしなみがチェックできないから鏡と手洗いがある個室を要望され、やむなく身障者向け多目的トイレを知事専用にした」
「元F1レーサーを呼んだ記者発表を『聞いていない』と激怒した。有名人のいるマスコミが集う場になぜ自分を呼ばないのかということだろう」
「会議の調整は秘書課と行うが、動線確認・控室確保・トイレの位置・鏡等、細かい指示があり、日程が直前まで決まらない」
「ホテルで夕食をとりたいと急に言われ、予約制で無理と伝えると『俺は知事だぞ』と激怒した」
「秘書課が用意した浴衣を着たくないと言い、10万円ほどの高価な浴衣を呉服屋で新調した」
「知事が乗る直前にエレベーターの扉が閉まり『こんな時は中に入って止めとくのが当たり前やろ!』と叱責された」
「知事と子育て中の親との懇談会を計画したが、一般募集では集まらず、子育て世代の職員の配偶者がさくらとして参加した」
「資料を口頭修正すると『誤りのある資料を知事に見せるとはどういうことか!』『誰やと思っているんや!知事やぞ!』『知事は忙しい中、時間をとっ ているんだ。ちゃんとしろ!』と激怒した」
「開催前日になっても記者の出席がなかった為、県民局長から頼まれて、懇意の記者に無理を依頼した。知事出席の行事に記者が来ないと知事から激しく叱責されるからだと聞いた」
「知事は20m歩いて激昂した時にカラーコーンを蹴った。目撃していた秘書課の中で『🐴』というあだ名がつけられた。 会議後は玄関すぐのところまで車を来させた。『時間がない中での不手際だった』と弁解していたが、到着して真っ直ぐ向かったのは会場ではなくトイレだ」
「音楽フェスが開催されたが、知事の耳に入っていなかったため知事が激怒。『自分も出演する。出番をつくれ』と指示」

10/18 非公開証人尋問(10/24,25)について斎藤候補から非開示の申入れ

◾️申入書(2024/10/18)
第1:申入の主旨
「次回(10/24,25)に行われる証人尋問は非公開で行われるとのことですが、正式に公開されるまでの間に、委員の先生方が個々に報道へ伝えたりSNS等で意見を述べられることがないよう予め申し入れいたします」
第2:申入の理由
「兵庫県議会文書問題調査特別委員会の見解でなく個々の委員の意見が外部に発表された場合、これに対するファクトチェックができない為、正当な反論ができない為です」

10/24 立花孝志が知事選出馬表明

◾️神戸新聞(2024/10/24)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202410/0018265037.shtml
https://x.com/amneris84/status/1862484750021320796?s=46
「当選は考えていない。斎藤氏にプラスになるような選挙運動をしていきたい」
「斎藤さんと話はしない。目と目で通じ合うから。スタッフとは話をするのでどういう状況かは知っている。斎藤さんに迷惑をかけるつもりは無い。仮に捕まったとしても彼との関係が無いという事で連座制で当選無効とならないように配慮してる」

読売新聞2024/11/23

10/24,25 百条委(パレード 証人尋問)

◾️10/24 百条委 議会中継
https://youtu.be/9PhjYSqR_Wg?si=YkMfHl-v9BCZlZi2
◾️10/25 百条委 議会中継
https://youtu.be/CfFT8lotlYM?si=_ouDUal5OI657-15

[
県信用保証協会 古川元理事長]
Q:政治資金パーティー券販売を依頼されたか?
「片山副知事の依頼で配布先名簿の協力願いがあったが販売はしていない。理事長ではなくOB個人として。訪問時に『パーティーがあるので宜しく』くらいは言ったかも。理事長の名刺で誤解されたなら反省する」
Q:『出席して』は『購入して』の意味に取られるのでは?後輩に同じことがあれば忠告するか?
「やはり止めといた方がよいと言う」
Q:パレード協賛金は誰からの依頼か?
「産業労働部長がチラシを配布して周知した」

[ひょうご震災記念21世紀研究機構 和泉副理事長]
Q:文書にある五百旗頭理事長の件は事実か?
「概ね事実である」
Q:人事課の事情聴取は適切だったと思うか?
「思わない。処分が前提の調査だ。『誰から聞いたか』そんなこと聞いてどうするのかと言った」
Q:五百旗頭理事長の死は人事案件が関連するか?
「翌日は『眠れなかった』と憤慨していた。死因と言えないまでも何らかの関連はあったと思う」
Q:現職知事の弔問をご遺族が断るのは異例では?
「五百旗頭理事長が『稚拙だ』と斎藤知事を嫌っていた。ご遺族にも思うことがあったのだろう」
Q:30周年を直前の解任について県の説明は?
「合理的な理由は感じられない」

[原田産業労働部長]
Q:『返却を指示したよね』と知事は発言したか?
「そうです」
Q:部長が『送ってくれ』か?企業が『送ります』か?どちらが持ちかけたのか?
「企業が『使って貰えれば』と言い、私が『それなら送ってください』と言った」
Q:企業は『折角なので送ってください』と部長から申し出があったと言っている。話が食い違う。
「話のなかで私の方から持ちかけた」
Q:これまで地元PRは殆ど特産品。高額な家電製品などはないが?
「そこは反省してルールを作成中」
Q:知事はコーヒーメーカーを『知らなかった』と4月に回答している。部長は知事に報告したと言ってるから知事の間違いですね?
「返却を忘れたと報告。返却した報告はない」
Q:企業は『PRの為とは言っていない』と明確に否定。『くださいと言われたから』と言ってる。
「企業から『使って貰えればPRになる』と記憶」
Q:企業の『ぜひ使ってください』や、部長の『私に送ってください』は、知事の『コーヒーが好きなんです』の言葉の雰囲気を読んだからか?
「企業は予め用意していた。私は知事が受け取るかもしれないと思い、自分の判断でお願いした」
Q:コーヒメーカーの話のシチュエーションは?
「職員や記者が大勢いるなかでギャラリーを見学。出口で『用意しているからどうぞ』となって『みんなが居るなかでちょっと…』と知事が遠慮した感じで言った」
Q:『貰いはるんですか?』とか誰かが言ったか?「記者が言った」
Q:時系列的には?コーヒーメーカーをどうぞと言われて、知事が受け取って…。
「いや、受け取っていない。用意していますという話をして、車のところに行くときに…」
Q:車のところへ持って行こうとした?
「いえ、玄関の近くに置いてあった。ギャラリーから離れたときに記者が言った。その後、歩いて行って『ありがとうございました』と挨拶をしたときに、『どうぞ使っください』という話になったが『ちょっと…』と遠慮した感じで断った」
Q:知事がコーヒー好きとか関係なく、企業としては渡すつもりで置いていたということか?
「はい」
Q:記者はいつの時点で贈答すると知ったのか?
「ギャラリーで見てるときに『コーヒー好きなんです』という話をして、用意してあるので是非持って帰ってくださいとなって、その後に記者が『貰うんですか?』と言った」
Q:記者が言うまで知事は断らなかった?
「そこはちょっと覚えていないが、あまり返事をしなかったと思う」
Q:部長自身はパーティー券の販売に関わったか?「関わっていない」Q:パーティー券販売に信用協会が動いて良いか?「理事長も専務理事もOBとして参加していた」Q:理事長の名刺を使ったことをどう思うか?「『これしか無いが』と言って渡せば問題ない」Q:財政が4億に増やしてよいと言った理由は?「考えは同じ。12億から8億、1億は減りすぎ」Q:産業労働部は補助金と直接関係ないとは言え、企業とは利害関係がある。コンプライアンス上どうか?産業労働部はあまり寄付集めをしない。「そのときはあまり認識していなかった」Q:『部長が個人情報を喋っていた』は事実か?「数人に喋ったことはあるが、それは昔に知った別の情報で、今回の情報ではない」Q:もし今回の情報なら守秘義務違反になる。全く違う情報だと宣言できるか?「できる。それとは別のもっと若いときの情報」Q:全く違う情報を吐露したのはいつか?「若いときから知っている情報だが、吐露したのは文書問題が出てから」Q:PCの個人ファイルを見たか?「副知事から聞いて知ってはいたが見てない」Q:個人情報は副知事の提供か?部長の求めか?「副知事からの提供」
Q:選挙応援で公約を作成したか?
「公約は議員が作成。聞かれたら答える程度」
Q:公約と知って手伝ったら問題。県会議員に言われ仕方なくという理解でよいか?
「意見交換だと認識している」

[井ノ本総務部長]
「知事から風向きを変えたいという話があった」
「この騒がしい状況を早くしずめたいという思いが(斎藤氏に)あったと推察している」
「私に不利になるので答えたくないです」
Q:3/21の知事の指示は『返却しろ』か?『返却するように言ったよね』か?
「『返却するように言ったよね』です」
Q:告発対象の自分が調査に関与すべきでなはいと思わなかったか?その後はどうか?今はどうか?
「3/21の時点では情報が無く判断が難しかった。その後は記憶がない。今は4/4が公益通報だと認識している」
Q:3/21の調査の指示は誰からか?
「知事です」
Q:処分事由『誹謗中傷』『信用を損なう』とは?
「『誹謗中傷』は言葉遣いと個人に対する虚偽。『信用を損なう』は…」<知事会見以前は公になっていなかったから信用を損なうことなど無い筈だとの質問に答えきれず>
Q:『処分時期は公益通報の調査後』と進言し決定していたのに、4/15に『もっと早く処分できないか』と指示したのは、何か知事からあったのか?
「『風向きを変えたい』と指示があった」
Q:PC内の個人情報を印刷したファイルを知っているか?誰から聞いたか?所持したか?他の人は?会議等で共有したか?
「職員局から聞いた。所持していた。他の人のことは知らない。共有することは無かった」
Q:副知事と部長が持ち歩いたと供述があるが?
「証言自体が手掛かりとなって守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性が生じるので拒絶します」
Q:副知事から証言があるし、部長自身が他人に見せたという証言も多数ある。それを承知で答えないということでよいか?
「承知していない。はい」
Q:個人ファイルを持ち出した事実はあるか?
「守秘義務違反に関係する証言は控える」

<以降、証言拒絶について質疑が紛糾>

Q:整理すると『ファイルを所持していた』『守秘義務違反はしていない』然し持ち出したか否かについては『守秘義務違反の嫌疑をかけられる恐れがあるので証言を拒否する』と言われた。だからやってないなら『持ち出していない』と証言すればよいこと。
「所持したとは証言したが、持ち出したことは否定している」
Q:『否定する』は、持ち出していないんだね?
「持ち出していないとは言っていない」
Q:確認します。改めてもう一度回答ください。
「現時点で百条委において元局長のPC内の私的文書は調査され明らかにされないと認識している。私的文書の中身の証言が許されない以上、私の不利になる恐れがあるので民事訴訟法に基づき証言を控えさせていただきたい」
Q:今の発言でよいか?
「(弁護士と相談した後に)守秘義務違反そのものではなく、証言が手掛かりとなって守秘義務違反の嫌疑を受ける可能性が生じる恐れがあるので、その証言を控えさせていただくということ。もう一点、『所持していたことは認めたが持ち出したことは否定する』と証言したが、持ち出したことについては『証言していない』に修正する。
Q:『守秘義務違反は行っていない』はどうか?
「守秘義務違反と法的に評価される違反行為は行っていないと申し上げた」

<証言拒否は許されないが平行線なので別の質疑に移るよう委員長から発言あり>

Q:第三者委員会の進言は事実か?知事の反応は?
「3/27に小橋部長から進言があった。人事局としても同意した。知事はどちらかというて聞き流していた。その後、処分までに再び第三者委員会の話が出たことはなかった」


[片山副知事]
「公用PCのにはメールと資料があった。クーデターと思われるのは2つあった。一つ目は、『斎藤政権の弱みを握る』『4年後の選挙に向けて活動する』『片山副知事を早期に退任させる』とかのメールの言葉の羅列。資料では『側近の失脚を狙った中傷ビラ』、これは現実に令和4年度上半期に配布されたが、それと『知事の名誉を貶めるビラ』。もう一つは、『えこひいきだ』とかの強烈な人事批判のメール。資料では『側近を排除した人事案』。これらは、目的、動機を窺う重要な資料だと思う。さらに3つ目には、倫理上、問題のあるファイルがあった。本人の『不倫日記』、過去10年にわたる(百条委の記録ではカット)…<以降は、委員長により発言制止>

10/25 片山前副知事 記者会見

パレード巡る補助金還流を否定。『不倫日記』発言を撤回。
◾️日経新聞(2024/10/25)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF258LF0V21C24A0000000/
「1つ目はクーデターとかの不正な資料、不正な目的が示された資料、2つ目は人事の不満が示された動機が分かる資料、3つ目の本人の不倫日記に言及したときに…」
Q:静止します。個人的情報はやめてください。
「本人が委員長から複数の女性職人と不倫したという…」
Q:そんなことは聞いていない。
「なぜ途中で中断したかを理解いただく為に喋った。委員長から秘密扱いにする通告を受けた。以上です」
Q:発言を取り消すということはどうか?
「表題の不倫日記は取り消さない」
Q:不倫と言ったこと自体が重い意味を持つ。単なる噂ではなくなる。撤回した方がいい。秘密会は公益性があるが記者会見の公の場はやはりよくない。取り消しませんか?
「わかりました。トラブル的なことを言ってしまい申し訳なかった」
Q:『パソコンの中に入っていたものの説明をしようとしたら委員長に止められた』で十分では?
「前回9/6と同じ表現『倫理上課題のある文書があった』でお願いします。百条委での発言の方は取り消さない」

10/27 立候補予定者 公開討論会

◾️公開討論会(2024/10/27)
https://www.youtube.com/live/v01qgZ5CqfI?si=fgg_09Sr6DvsWgv_
[立花候補]
「斎藤さんを陥れようとした人らを許せない。死んだら美化されんの?ちゃうやろ。何やっとったん?名誉毀損や。犯罪やんか。ありもしないことを。パソコンの中に愛人との写真が入ってるから議会にあげんといてくれ?そんな都合のええこと言うたらあかんわ」<百条委の調査対象外の個人情報なので、本人がプライバシー権を主張し、認められ非開示なった>

10/31 兵庫県知事選告示

過去最多の7人立候補
前参議院議員 清水貴之氏(50)
前兵庫県尼崎市長 稲村和美氏(52)
前知事 斎藤元彦氏(47)
共産党が推薦する医師 大澤芳清氏(61)
レコード会社社長 福本繁幸氏(58)
NHKから国民を守る党 党首 立花孝志氏(57)
▽ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(49)
◾️NHK(2024/10/31)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241031/k10014624491000.html

10/31 立花候補が百条委の非公開音声を流出

◾️立花孝志Xアカウント(2024/11/1)
https://x.com/tachibanat/status/1852148824858595587?s=46
◾️神戸経済ニュース(2024/11/6)
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-18087.html
立花候補が10/25百条委での片山副知事の証人尋問の音声データを議員から入手し、街頭演説やSNSで公開した。内容は、片山副知事が押収した局長のPCに保存されていた内容を説明する場面。片山副知事が「倫理的に問題がある文書」の説明に入ると、奥谷委員長が発言の中止を求め休憩を宣言したもの。

11/1 ReHacQ 兵庫県知事選挙 公開討論会

◾️ReHacQ (2024/11/1) 候補者7人VS高橋
https://www.youtube.com/live/b-bNBgMhpNM?si=CREYNOVaLSES68_j

11/1 立花候補が百条委資料を流出(真偽不明)

◾️立花孝志Xアカウント(2024/11/1)
https://x.com/tachibanat/status/1852201929625276758?s=46

立花候補が入手した出所不明の百条委資料とされるメモ

11/2 自民県連は自主投票 「前職の再選避ける」条件は見送り

◾️朝日新聞(2024/11/2)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASSC14CB0SC1PIHB00XM.html

11/3 立花候補が奥谷委員長の自宅前で街頭演説

https://x.com/kurodaceo/status/1858614594983670215?s=46
「出て来い奥谷!一応チャイムだけ鳴らしておこ。あまり脅して奥谷さんが自死されても困るのでこのくらいにしておく」

11/5 片山副知事が『立花候補と面談は一切ない』と説明

立花候補が街頭演説や討論会で情報漏洩にあたる内容を「元副知事から聞いた」と発言していることについて、「面談したこと及び話をしたことは一切ない。誤解を招くことがないよう、ご連絡差し上げる次第」と書面で説明した。
◾️産経新聞(2024/11/5)
https://www.sankei.com/article/20241105-5X34QGEEZFOO7ATXJ7TBMG2LUM/

11/8 優勝パレード協賛金キックバック疑惑 副知事と信金理事長が否定

◾️週間現代(2024/11/8)
https://gendai.media/articles/-/140837?page=1&imp=0
https://gendai.media/articles/-/140869?imp=0
[片山前副知事]
「協賛金の集まりが悪いので、(但陽信用金庫理事長の)桑田氏に県内11の信用金庫から拠出してくれるよう、昨年11/21にお願いしたのは事実だが、キックバックの計画も具体的な金額を提示したこともない」「疑惑を持たれたのは、偶々時期が重なった為。両者には何の関係もない」「当初案1億円が4億円に増額したのは国の財源から4億円を確保できるメドが立ったから」「協賛金の支払いがパレード開催となり『PRとして意味がなかったのでは』と指摘されたのは、依頼がパレード2日前という直前で手続きに時間がかかったため」「告発文書が『齋藤政権の転覆』という不正な目的のために行われたことを聴取の時点で把握した。経緯や意図を早期に明らかにする必要があったことはご理解いただきたい」「3/12の告発文書は外部通報なので法的な保護を受けるには真実相当性があること、不正な目的でないことが必要。当文書は真実相当性がなく不正な目的であることから法的保護の対象とならない。ことをご説明してきました。犯人探しを探すべきではなかったという批判もあるが、実名が挙げられた中傷文書を放置することはできない」「『元県民局長を死に追いやったのは齋藤知事と片山副知事』という非常に一方的な決めつけが非常に辛かった」「当事者として振り返ると、非常に深刻だと思うのは、土台となる事実認定を客観的に確定させるプロセスがないまま、議論が強引に進められていったこと。百条委員会が設置されたとき、まず第三者委員会で事実関係をはっきりさせるのが先だと主張した。押収した公用PCの中に倫理上問題のある文書があることはわかっていた為、元局長を含む職員の負担が大きいと思い、百条委員会の設置を見合わせてもらえないか自民党にお願いしたが断られた」「倫理的に問題のある文書は、元県民局長の懲戒処分の理由となる重要な要素なので、百条委員会では適切な範囲で発言しようと思ったが委員長から止められた」「(立花候補が録音データを元副知事から貰ったと発言したことについて)立花氏との接点はない。秘密会の録音もしていない。外部に漏らしたこともない」

11/14 兵庫県内22市長が稲村氏支持を表明

市長会有志代表の蓬萊務氏(小野市長)
「これほど誹謗中傷の多い選挙戦は初めて。この状況を許していいのか。選挙の在り方そのものに非常に疑問を持っている」
姫路市、尼崎市、西宮市、洲本市、伊丹市、相生市、加古川市、たつの市、赤穂市、宝塚市、三木市、高砂市、川西市、小野市、加西市、丹波篠山市、丹波市、南あわじ市、朝来市、淡路市、宍粟市、加東市
◾️朝日新聞(2024/11/14)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASSCG25CQSCGPIHB00GM.html

11/16 立花候補が出所不明な資料をもとにSNSや街頭演説で『10年で10人と不倫』『不同意性交』と発言

https://twitter.com/slugger1002/status/1857560314398781458?s=46
https://x.com/g_ore_t/status/1857664796486939039?s=46

立花候補の街頭演説でのインタビュー書き起こし
立花候補が入手した出所不明の手紙

11/17 斎藤元彦氏が再選

◾️NHK(2024/11/18)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html
投票率 55.65%
斎藤元彦 1,113,911
稲村和美  976,637
清水貴之 258,388
大澤芳清    73,862
立花孝志     19,180
福本繁幸     12,721
木島洋嗣    9,114

11/18 百条委の竹内議員(ひょうご県民連合)が辞職

辞職理由は一身上の都合。知事選を巡ってSNSで 誹謗中傷を受けたとして周囲に相談していた。後任は北上議員(ひょうご県民連合)。
◾️読売新聞(2024/11/18)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241118-OYT1T50172/

11/18 百条委(今後の進め方)

斎藤前知事の出頭を要請
(7つの疑惑、公益通報者保護について尋問)
◾️YTV(2024/11/18)
https://news.yahoo.co.jp/articles/01c0d6a8b0dd7ed4917ed5bc347359f1b3ad63de?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20241118&ctg=loc&bt=tw_up
◾️百条委 議会中継
https://www.youtube.com/live/gk00OeUo-ro?si=lCZSkc0F0KMJ9CwO
◾️百条委 記者会見https://www.youtube.com/live/NeewRdIeRrc?si=vNAAKFrbvLJFLgta

11/19 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20241119.html
[要約]
文書問題で、大きなご心配、そして県政に対するご不安を与えたことを改めてお詫びを申し上げたい。これまでの改革の歩みを引き続き継続し、必要な政策をもっとやっていく。その際には、県民の皆様の様々な声をしっかり聞いて、県政に反映していく。そして何よりも大事なのが、県職員の皆様や県議会との対話を通じたコミュニケーション、そしてそういうことによって県政をしっかり前に進めていきたい。

Q:SNSを含め事実無根、誹謗中傷が飛び交い、対立をもたらしたことへの対策は?
「SNSも今回の選挙戦の大きなポイントだった。積極的に発信し、大きなご評価、ご信託を得たと思う」<質問は分断の対策なので質疑が食い違う>
Q:これから職員と進めていく具体策は?
「一人一人と丁寧に議論を尽くし良い政策を作り上げていく。その前提として私自身が感謝の気持ちと謙虚な心で職員の皆さんと頑張りたい」
Q:百条委が総括の段階にあるが、どのように答え、進めていくのか?
「11/25は全国知事会議があり出席が難しい。百条委にはしっかりと応じていくが、公務がある場合は理由を議会側に伝える。25日でなくても別の機会でしっかりやる」
Q:質問は11/25のことではなく今後どのように百条委に対応していくか?
「自分が答えることを答え真摯に対応していく」
Q:側近の2人が離脱しているが今後の処遇は?
「適材適所でやっていく」
Q:県議会や市町との関係が懸念されるが、今後、安定した県政運営が果たせるのか?
「しっかり対話やコミュニケーションし、政策を通じて関係構築は必ずできると考える」
Q:SNS条例の制定について
「SNS条例は引き続き準備や検討を進めていく」
Q:服部副知事から4割出勤の撤回と新庁舎建設が明言されたが今後は?
「4割出勤ありきとは元々言っていない。4割出勤を目指しながら、あるべきコンパクトでスリムな県庁舎を目指す。耐震の問題から何らかの県庁舎建設の必要性はある。これから議論していく」
Q:選挙中にSNS上で論争が過熱し誹謗中傷が流れたことをどう見ているか?
「街頭活動に懸命で見る余裕がなかった」
Q:今回の選挙戦通じてSNSにマナーやルールが必要という問題意識はあるか?
「そうですね」

11/22 稲村和美氏がアカウント凍結された偽計業務妨害で告訴

◾️日経新聞(2024/11/22)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF21CJP0R21C24A1000000/

11/22 奥谷委員長が立花氏を名誉毀損で告訴、脅迫と威力業務妨害容疑で被害届

◾️神戸新聞(2024/11/22)
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202411/0018370348.shtml

11/22 百条委10/24,25の非公開映像を公開

◾️日経新聞(2024/11/22)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF2262H0S4A121C2000000/

11/23 斎藤知事 選挙PR会社に公選法の買収疑い

◾️PR会社社長のnote記事(当初内容)
https://archive.md/20241120113058/https://note.com/kaede_merchu/n/n32f7194e67e0?sub_rt=share_pw
◾️読売新聞(2024/11/24)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241123-OYT1T50169/
「私が監修者として運用戦略立案、アカウントの立ち上げなど、責任をもって行い、運用してきました」

11/25 斎藤知事、PR会社に70万円支払と説明

◾️朝日新聞(2024/11/25)
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASSCT21XYSCTOXIE018M.html
「ポスターの制作など依頼したことが事実だ」
「制作費として70万円ほど支払っている」
「公職選挙法違反になるようなことは、私はないと認識している」

11/25 百条委(パレード 証人尋問)

3人の証人尋問(内2人は完全非公開)。
斎藤知事は公務のため欠席。
[稲木宏元財務部長]
「告発文は4月時点で内部公益通報として受理」
「額が動くのは査定のなかでよくあること」
「(パレードの補助金疑惑について)指示自体はおかしなものではなかった。根拠があった」

11/25 百条委が取り纏め時期を延期

調査項目の追加などにより、報告書の取りまとめを、本来予定していた年内から年度内を目安に延期すると発表。議会側が調査結果の公表を阻害したとの情報がSNSで流れたが、間違った情報が流布されたと説明。
[斎藤知事欠席までの経緯]
百条委11/25開催決定 10/24
政府主催知事会開催決定 11/15
百条委が斎藤知事へ出席要請 11/18
斎藤知事が知事会出席を決定 早くとも11/19
斎藤知事が百条委へ欠席連絡 11/20
<優先度を決めるのは斎藤知事だから、何の不思議もない日程調整。『斎藤が逃げた』も『委員会が被せた』も憶測のデマ>
◾️日経新聞(2024/11/25)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF252SZ0V21C24A1000000/

11/27 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
(県の動画は公務のみ。政務はサンテレビを参照)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20241127.html
◾️サンテレビ(2024/11/27)
https://www.youtube.com/live/ggZMSSdMbYk?si=SDxT3G0ieQUZWjTM
Q:職員や議会との信頼関係をどう取り戻すか?
「良い県政を進める目的は同じ。丁寧なコミニュケーションに努力し信頼関係を構築していく」
Q:12月に議会は『選挙期間中の不当行為に屈せず健全な民主主義を守る』の決議を予定しているが、知事から何かコメントはあるか?
「尊重する。県もSNS条例の検討をしている」
Q:百条委へ知事から非開示要求したことについて
「非公開の内容が漏洩するとファクトチェックできないので情報管理をしっかりやっていただきたいという意味で申入れた」
Q:『議会が不都合な情報を伏せている』という真偽不明な情報が出回っているが承知しているか?
「詳細は承知していない。議会側でもしっかり議論してもらえればと」<質問は議会の情報管理ではないので噛み合わず>
Q:議会や百条委を貶める真偽不明の情報が出回っていたということなのだが…。そうならないように知事からも何かメッセージの発信はないか?
「非公開の情報が漏れないよう代理人を通して申入れたということ」<またしても噛み合わず>
Q:PR会社のSNSが公選法に抵触すると言われている件、代理人から説明があるとのことだが、知事の口から説明があれば?
「公選法に違反していない認識。多くの人が関係するので代理人の方で一元的に整理をし、事実関係、法令を含めて説明する」
Q:事前にSNS発信内容の確認はあったか?
「一切見ていない。発信も聞いていない。内容も確認していない」
Q:『公約達成98%』は事実か?27%ですね。
「着手含めて98%。一歩前へ進める事が重要」
Q:『港湾利権にメスを入れたので潰された』は事実か?そもそも『港湾利権』など無い。
「外部監査の指摘を受けて、その対応を指示したということが事実」
Q:演説でのパワハラ否定は、これまでの説明と齟齬がないか?
「 整合している。社会通念を超える過度はない」
Q:『自死はプライベートな理由』は事実か?
「公務員として倫理上問題がある情報があった」

<以降、質問は自死の理由なのに、処分理由を繰り返し回答するので噛み合わず>

Q:二馬力選挙だという疑問もあるが?
「連携をしようという話はしていない」
Q:公選法違反には当たらないとする根拠は何か?
「ポスター制作費70万円を支払っただけ」
Q:買収に当たらず正当な支払との認識か?
「公選法に抵触していないと認識」
Q:ポスター支払70万円は正当かいう質問です。
「適法だと認識」
Q:ボランティアなら県の委員でもある折田氏の活動は寄付にあたる。違法性の認識はあったか?
「法令に抵触する認識はない」
Q:折田氏はボランティアという認識か?
「その認識です」
Q:noteのPC画面に『SNS戦略』とあるが?業務として請負って提案しているように見えるが?
「ポスター制作を依頼。支払70万円。それ以外はボランティア」
Q:『自陣営が主体的に』の『主体的』とは?
「Xの投稿を含めてこうやっていこうとか」
Q:自分のアカウントは自分で?
「基本的には自分。色々とサポートはあったが」
Q:PR会社からアドバイスとの話は具体的には?
「主体的には自分がやった。詳細は代理人から」
Q:何をもって主体的かがわからない。
「主体的にやってきた。主体的という言葉がどうかなのだと思うが、そこは我々として主体的に対応していた。これ以上は公選法に抵触することはしていないという認識…」<かなり意味不明な回答>
Q:斎藤陣営のSNS戦略はどんな人が何人で?
「知人。人数は代理人に確認ください」
Q:自分のアカウントは自分で?動画も?
「代理人に聞いてください」
Q:PR会社のことを今どう思っているか?
「事前に聞いてなかったので若干戸惑いはある」
Q:戸惑いとは?
「SNSだけでなく演説や口コミ、草の根の活動が大きくなった。感謝の思いが背景にある」<質問はPR会社に対する知事の思いであるが、質疑が噛み合わない>
Q:なぜ70万円を支払ったか不思議。通常印刷費はPR会社が印刷所に請求。なぜ自分で払ったのか?
「基本的には公選法の通り」
Q:公選法の通りならポスターは公費負担。なぜ自分で払ったのか?
「適法にやらせていただいている」
Q:普段使っているスマホはAndroidですか?
「プライベートのことなので回答を控えます」

11/27 斎藤知事代理人会見

◾️サンテレビ(2024/11/27)
https://www.youtube.com/live/mk8nCaJ_zAY?si=Wr1_htw_z_pXGUEa
「公選法違反の疑いについて現時点で判明している事実を説明する。代理人会見とした理由は複数人の情報を一元化した代理人が詳しく説明できると考えたから。時系列で説明する。失職後、支援者からPR会社社長夫妻を紹介された。社長が県の委員を務める関係から知事とは以前から面識はあった。9/29に知事がPR会社を訪問。滞在は0.5〜1時間。訪問前に知事から事前準備を依頼したことはない。この訪問時に選挙出馬あれば協力し得ることを社長が知事に説明している。説明はポスター、チラシ制作の他にSNS利用についてもあった。9/29は説明を聞いただけで終了。後日、PR会社から複数のプランと見積りが提出された。見積りにはポスター制作等の他にYoutTube動画作成等もあったが、note投稿にあったような広報全般やSNS戦略の項目は無かった。実際に知事から依頼したのは請求記載の5項目のみ。5項目に絞った理由はまだ選挙資金の目処が無かったから。広報全般やSNS戦略を依頼した事実はない。注文は10/3〜10/9。個別の依頼なので契約書はない。請求は10/31の1通のみで支払は11/4。社長夫妻による選挙応援は、公式アカウントの取得、アカウントの記載事項のチェック、街頭演説の動画撮影、アップロード等、加えて相談やアドバイス、これらはPR会社としての活動ではなくボランティアである。社長が主体的に行ったものでもない。契約も報酬も約束も無い。運動買収に当たらない理由について、契約内容はメインビジュアル企画制作、チラシデザイン制作、ポスターデザイン制作、説明スライド制作、選挙広報デザイン制作であり選挙活動の準備行為として適法。仮に選挙中の活動があったとしても、ボランティアまたは選挙運動員としての行動であり、報酬も約束もないので適法。特定寄付に当たらない理由について、選挙期間中にPR会社と県の請負契約はない。社長は現在も県の委員を務めているが、委任契約であり請負契約ではない。委員としての支払額は3年で15万円。公選法199条にある特別の利益を得る契約とは言えない。政治資金規正法違反に当たらない理由について、契約5項目は支払完了済みで、選挙期間中は個人的な応援活動であり、PR会社から労務の無償提供ではない。政治資金規正法21条違反には当たらない。また、個人からの労務提供は禁止されていない。
Q:本日の立場は斎藤氏個人の代理人か?
「そうです」
Q:そうすると斎藤陣営の同席がないのはなぜか?
「推測だが陣営の責任者となる人がいないから」
Q:斎藤氏との弁護士契約はいつ?
「顧問契約ではない。百条委の依頼に加えて11/22に個別契約した」
Q:70万円を候補者が支払うことは異例。PR会社が公費請求する印刷所に請求するか、PR会社が公費請求して印刷所に発注するかのいずれかが通例。なぜこのような変則的な支払なのか?
「デザインと印刷を分けることが変則的との認識はない。公約スライド制作のように政治活動と思われるものも含まれている」
Q:公選法違反を疑われたくない斎藤氏がなぜこのようなことをしたのか?今でなくて良いので斎藤氏に確認してください。
「聞いておきますが、何ら違法ではない」
Q:あまりに選挙実務を知らないという主旨です。もう1点、PR会社の社長が引用した斎藤氏のポストのスクリーンショットにエンゲージメント表示がついている。社長が斎藤氏の公式アカウントのIDとパスワードを知って作成者としてログインできたことは、主体的な活動の証拠では?
「そこは私はわからない。IDとパスワードを持っていたから主体的とはならない」
Q:本人に成りすませる危険なことを任せない。
「任せていたか事実を認識していない」
Q:斎藤氏は自分のアカウントや応援アカウントの内容は確認しているか?
「本人アカウントは自分でやっているが、応援アカウントは本人ではないのでそこはわからない」
Q:PR会社は盛っているということか?
「事実と事実でない部分がある。『広報全般を任せた』という部分は事実ではない」
Q:ポスターは公費負担で処理するのか?
「印刷会社への支払は公費処理と聞いている」
Q:支払先が後援会になっている理由は?
「立候補準備行為、政治活動は、選挙事務所が立ち上がっていないときに後援会宛に請求されることはある。政治資金規正法の問題はない」
Q:PR会社から被った迷惑をどう考えるか?
「今後の展開では名誉毀損もあるが、現時点は斎藤氏が法に抵触しないことの説明に徹する」
Q:ボランティアは企業か個人か?
「企業でやったのは5項目のみ。それ以外は全て個人のボランティア。なので問題ない」
Q:契約書が無いことの理由は?
「選挙では契約書を作らないことは多々ある。口頭契約で問題ない」
Q:70万円以外に金銭のやりとりは一切無いか?
「後援会、斎藤個人ともに無い」
Q:社長の動画作成は選挙運動か?
「選挙運動と政治活動とが混在。選挙期間中の動画アップロードは選挙運動とみなされると思う」
Q:70万円が選挙運動まで含まない根拠はあるか?
「(5項目以外には)合意がなかったから」
Q:社員は選挙運動に携わっていたか?
「現時点で夫婦のみと聞いている。演説会場に社員がいたが何をしていたかは不明」
Q:斎藤氏と社員の記念写真もある。もし選挙運動で給料支払があれば社長からの運動員買収では?
「仮定が多い話だが、それはその通り」
Q:9/29に撮影もしたか?
「訪問は9/29だけなので投稿写真は当日の撮影」
Q:社長のボランティアの役割は具体的に何?
「『公式アカウントの取得』『公式アカウントへの記載事項のチェック』『動画の撮影およびアップロード』」
Q:社長のnoteは事前に確認をとったのか?
「現時点で斎藤氏を含む誰も確認していない」
Q:『SNSを主体的』とは何をもって主体的か?
「どういうものを載せるか主体的に決めている」
Q:個人アカウントは斎藤氏自身のチェックか?
「斎藤陣営もチェックし、書き込むこともある」
Q:誰かが勝手に書くのではないということか?
「そうです」
Q:斎藤陣営の中での社長の立ち位置は?
「何か役職についているわけではない」
Q:きっかけは社長からか?斎藤陣営からか?
「斎藤陣営が探して、それに社長が手を挙げた」
Q:noteの削除は斎藤氏からの依頼か?
「斎藤陣営から働きかけたものではない」
Q:虚偽行為の理由を社長に聞いたか?
「連絡をとれていない」
Q:ボランティアの証明はあるか?
「斎藤陣営としてそう認識した」
Q:社長が主体的でないとする根拠は?
「決定は斎藤陣営。社長の独断ではやってない」


11/30 立花氏が押収PCの画面を流出(真偽不明)

押収PCの画面とされる流出画像は、PC押収が3/25AM、画像の保存記録時刻が同日14:37、jtdアイコン非表示なので、押収後に保存又はコピーされ、押収PCとは別のPCで開いたもの。
<県職員からの情報漏洩の疑惑あり>

押収PCの画面とされる流出画像

12/2 上脇教授、郷原弁護士が斎藤知事を公選法違反で告発

◾️NHK(2024/12/2)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241202/k10014655721000.html

12/2 「選挙を称した不当な行為に屈することなく健全な民主主義を守る決意を表する決議」 維新の反対で否決

12/11 斎藤知事記者会見

◾️兵庫県HP 知事記者会見
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20241211.html
記者
「公益通報について何点か教えてください。
4月4日に元県民局長がされた内部通報について、通報内容はご存知ないということでしょうか」
知事
「私は、通報がされた以降に公益通報担当と弁護士の方から、ヒアリングを受けたというところです」
記者
「4月4日に元県民局長が内部通報した際に、文書を報道機関配っています。何を言っているかというと、いわゆる7つの疑惑のうち、1つ目の五百旗頭先生に関する項目を除いた、6つの疑惑について公益通報しましたということを明示していて、こういうことを報道機関に連絡をしています。この件について、知事はご存知かどうか教えてください」
知事
「私は、あくまで公益通報の担当と弁護士さんから聴取を受けた対象について公益通報がされたのだろうというところで認識しているというところです」
記者
「内容については、ご存知ないということですね。分かりました。今回、パワハラ疑惑と贈答品については、是正措置を取ることになったということでご説明をいただきました。このことについて財務部に先ほど1つ確認しました。この通報に公益性があったかどうかということですが、今回、公益通報として受理して是正措置に繋がったということで公益性があったと理解しています。つまり、この通報が単なる誹謗中傷の文書ではなくて一定の公益性があるということになるわけですが、この点についての受け止めを教えてください」
知事
「先ほど、担当課がどのようにレクしたかというのを私は承知していないので、担当課長なりが説明されたということが全てだと思っています。私どもとしては、あくまで公益通報からこういった改善策というものをするということが要請されましたので、それに基づいて今回対応させていただいたということです」
記者
「今回、パワハラと認められる事案があったとの確証までは得られなかったと言うことですが、職員に対して知事が強い口調で指導することがあったなど、一定程度真実でないものもあったが、先ほど言った、きつい口調での指導のような真実を確認されたものもあったという説明でした。この通報(4月4日)は一定程度の真実相当性がある通報だと思うのですが、この点についても受け止めがあれば教えてください」
知事
「先ほど公益通報の担当部局が説明されたことが公益通報の対応としての受け止め、そして県としての今の考え方だと思います。私としては、今回、ハラスメントと認められる事案があったとの確証まで得られなかったという調査結果があったとのことですが、風通しの良い職場づくりに向けた組織づくりは大事だという対応をするということを要請されましたので、それに基づいて今回研修をしっかりやっていくということです」
記者
「3月に元県民局長が配布した文書を知事も入手されていると思います。それと4月の公益通報の内容はほぼ同じということが分かっています。今回、4月の公益通報について、一定の公益性が認められているということと、3月の文書については、これまでいわゆる法律に定められた法律違反の犯罪行為は無いであるとか真実相当性がないということで、3月の文書については外部通報に当たらないというご説明をされていました。今回、3月の文書とほぼ同じ通報内容の4月の公益通報について、公益性であるとか、真実相当性であるとかが一定認められたことで、3月の文書についても外部通報の要件を満たす可能性が出てきたと考えられると思います。先ほど懲戒処分の妥当性の質問ありましたが、告発者をいきなり探すといった初動対応というのは、不適切だったということが今回の内部通報の結果からも推認されると思います。この点について教えてください」
知事
「公益通報者保護法第3条第1号通報と第3号通報の違いだと思いますが、3月の半ばについては、我々としては、公益通報というよりも真実相当性含め、そこが確認できなかったというところで、今回、初動も含めて対応させていただいて、そして公益通報をしたということではなくて、今回作成された当該文書の内容も含めて4つの非違行為をされたということで、懲戒処分させていただいたということです。これについては、適切な対応だったと考えています」
記者
「その時の対応としては正しかったかもしれないが、今回内部通報の結果が出たことで、遡って3月の通報と4月の通報がほぼ同一のものということは分かっているので、そうすると今回の内部通報の結果を受けて、3月の通報についても、改めて本当に妥当性があったのかどうかっていうのを、調べるということは今後されるご予定はないでしょうか」
知事
「県として対応は適切だったと考えています。今回についても、公益通報の担当部局の方で委員会の審議をしながら、一定の物品受領のルールとか、研修を実施するということの要請がありましたので、それで対応していくということです」

12/16 百条委(非公開証人尋問)

複数の県議に聞き取り調査を実施。4月中旬ごろに前総務部長から、元県民局長の私的情報の記録を見せられたり、話を聞いたりしたとの証言があった。県は弁護士に調査を依頼し、内部調査で得た情報を漏洩した疑いがないか調べている。
◾️日経新聞(2024/12/16)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF172200X11C24A2000000/

12/16 上脇教授、郷原弁護士の告発状を県警と検察が受理

◾️NHK(2024/12/16)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20241216/2020027273.html