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ちゃんとしたカメラで写真を撮ること/自分とSIGMA fpの出会い

結果的に自分はカメラを薦めたいのか薦めたくないのか、わからないけどとにかくカメラのことを書こうと思いました。

まずカメラの前に

昔からモノにこだわりたいタイプだったので「はじめまして」の分野は出来るだけ調べて、その筋の人に聞いて、自分なりに納得して手を伸ばすようにしています。

もちろん「失敗したくない!」と思ってしまうのは性だと思いますし可能なら「自分に合ったものを」と考えてしまうのも自然かなと。日々の経営にも言えることですが自分が答えを出すべきことは「聞いても仕方ない」と一瞬で判断しますが「いやいや待てよ聞く方が(頼る方が)効果的だな」と考えに至れば調べ出したり、迷わず声をかけてしまいます。

今回はカメラの話ですが、実は挑戦をしたり冒険をしたり何か新しいことを主体的に取り組もうとした際に度々訪れる思考のクセ、つまり普遍的な話に思えてなりません。少なくともカメラ選びなど“モノを買う”ということだけに限定されるクセではない、ということです。

(話は戻って笑)
冒頭の話題をいきなり根底から否定するような表現をしますがご安心ください、帰って来ます。実はですね、自分はちゃんとしたカメラ(一眼レフやミラーレスなどの本格派?のカメラ)を手にするのは「はじめまして」ではないのです。

ごめんなさい。でも大丈夫です。そこが今回のnoteにとって大事な部分だと思っていますので敢えて遠回しで話をしています。

転職をした時、結婚をした時、会社を起業した時、子どもが産まれ時など人生の節目的な時に自分はちゃんとしたカメラを手にしています。ニコン、キャノン、ソニー、パナソニック、オリンパス。が自分が今まで手にしたカメラの歩みです。書いて思いましたがそこそこ歩んでますね笑

「で、現在のモノにたどり着いた。」という話ならカメラレビューをするのが良いのですが何度も言いますが今回「伝わったらいいな」と思っているところはそこではないのです。

考えるきっかけをつくること

日常、自分達は気付かぬうちに思考停止を多用しています。無意識の状態ですね。それ自体がダメだという話ではなく、その無意識に過ぎ去ってしまう日常に少しだけ考えるきっかけをつくることをおすすめしたい。

何をするにも深く考えるという人もいるでしょう。むしろそれが仕事や家事、交流に支障をきたしているという悩みもあるでしょう。でもそれすら自分は思考停止なのではと疑ってしまいます。こんなことに覚えはないでしょうか?すんなり行くこともあるけどとある同条件に踏み入った瞬間、同じ混乱状態に陥り、同じ悪い結果になることなど。これは思考停止(考えているようで考えていない状態)だと自分は思ってしまいます。あ、あくまで自分はそう考えています。一般論じゃないです。

どういうことかと言うと、考えているようで考えていない状態とは、自分自身の考え方のクセや方向性を改めて客観視してみることや、それを変えなければと思ったときにどうしたらいいかと算段したり工夫したり、とにかく違ったところや違った方向から考えを巡らすことをしていない気がするのです。

(1)あの時はこうだった
(2)今回はこうだ
(3)そう言えば他にも…
(4)これは同じルーティン???

と、考えてみることは効果的にみても効率的にみてもあながち変な話ではない。だとすると次は

(1)あの時はこうだった→(1)の状況整理
(2)今回はこうだ→(2)の状況整理と(1)との照合
(3)そう言えば他にも…→(1)と(2)の照合結果を用いて(3)の照合
(4)これは同じルーティン???→全ての照合結果を用いて一定条件を洗い出す

という具合に思考を巡らしてみることで、なぜ陥るのか、なぜ躓くのか、が見えてくる。例えなので簡単ですが、このくらいでも十分なにか見えてくる気がします。

少なくとも自分はこうした考えるきっかけをつくる行為は変化や進化、成長などを望む人には欠かせない機会創出の行為だと思っています。

スマホとちゃんとしたカメラ

(えー…また話戻します笑)
今回は「敢えてカメラで撮影することがその機会創出には良いのでは?」という話です。もうだいぶ胡散臭いので結果から先にいいました。

iPhoneやAndroidなどのスマホは日に日に進化し、今ではちゃんとしたカメラよりも写真を撮るという行為だけで言えば大差がついてスマホ圧勝だと思います。写りもいい。手間もかからない。ついでに撮れる。すぐ誰かに見せられる。本当にすごいですよね。自分もiPhoneで写真を撮る度に「これでいいじゃん笑」と思います。

そう、このnoteはカメラレビューじゃないので性能や機能は触れませんが大差のポイントは「すぐ誰かに見せられる」にあると思います。近くの人に見せるということもあると思いますが殆どはSNSの存在ですよね。SNSに投稿することが写真を撮ることの目的になっているという人も多いと思います。ちゃんとしたカメラよりもスマホ圧勝するわけですよね。

写真を撮る=スマホでいい。これも一種の思考停止になると思いました。スマホ撮影のプロやスマホで撮るほうが良い場面は別ですが、日常的に写真を撮ろうと思ったタイミングに考えることの入り込む隙間をつくる、当たり前の毎日に思考の余地を生みます。

これって経営者やクリエイター、あとは学生さんなどにお勧めしたいと思ってますが実は結構ちゃんとしたカメラをお使いの方も多いですよね。きっとそうした刺激をお気付きなのだろうと思います。

自分の経験と師匠の選択

きっかけは、仕事でした。
とある仕事の中でプロカメラマンと対象の間に入ることや、プロカメラマンの代わりにカメラに関わる業務がありました。自分は自分の経験と知識、そして人脈を駆使してその仕事に臨んでいる中で突然「やっぱり自分もやらなきゃダメだ」と感じました。このことはTwitterを参照します。

そこで自分は神宮巨樹さんに訊ねました。上記の仕事でもご一緒していましたし何より自分のプロフィール写真を撮っていただいている、言わば光の師匠でもあります。

光の師 神宮巨樹さん

「自分ももっと撮影のこと知りたくて…10万円くらいでおすすめのカメラありますか?」とプロに聞いちゃいけない相談ベスト10に入るんじゃないかってくらいセンスのかけらもない相談を直球でぶつけました。神宮さんは「ちょっと待ってて」と優しくすぐ答えてくれました。ちなみにこう言うのって聞いてから気付くんですよね。バカだなーって。やっちゃったなーって。だいぶ後悔してたんですが本当にちょっと待ってたらリストが送られてきました。(一応言いますがこれを見て神宮さんにカメラアドバイス聞くのはやめて下さいね笑 自分で言うのもなんですが信頼関係ってあると思います笑)

リストには名機がずらり。とわかったのは半年後くらいです。自分はそんなことに気づくこともなく一点だけがどうしても気になってました。

「10万くらいが一つもないんですが…汗」
気持ち的には7、8万円〜せめて11、12万円くらいを想定していましたが平均20万円でした。驚きました。理由を聞くと以下の点を挙げてくれました。

1つ目は「続けられるモノ」せっかく買ったのに取り続けられなければ意味がない、そして2つ目は「目的に沿ったモノ」自分がどうして買うに至ったかをお聞きになられて、最後はリストの中でも今回選んだカメラの決め手になったのですが「武田くんらしいモノ」カメラ性能や機能も大事ですがメーカーの気質や性質のような部分を考えて進めてくださいました。

SIGMA fp を選んだから手に入った価値観

予算の倍額かかりましたが一瞬で買いました。
本当に何度も言いますがカメラレビューじゃないので詳しくは言いませんが「SIGMA fp」はまさに自分好みで今では毎日一緒にいる相棒です。カメラマンですか?って言われるほどです。

素人でも上手く撮れる。多分誰でもいい感じに撮れる。SIGMAさん本当にすごい。だけど一言で言うとじゃじゃ馬って感じです。「写真や動画は素敵だけど…」と結果手放す人も多いんじゃないかなと思うほどクセはありますが、自分は最高のカメラに出会ったと思います。絶対手放さないです。(と言いながら後から現れた兄貴分みたいなfpLに変えましたけど笑)

ちゃんとしたカメラ「はじめまして」じゃない自分がSIGMA fpとの出会いは完全に「はじめまして」の感覚だった。それくらい難しくて楽しい。はじめて撮影が楽しいと思えた機材だと思います。

写真を撮る。

この瞬間、どれだけ目の前の景色や風景と対峙し、思考を巡らし、自分の中の答え探しをします。今生きる自分達には選択の自由があります。ちゃんとしたカメラで撮影をする。そのひと時はめんどくさい時間になるのか、はたまた贅沢な時間になるのか。ここはどちらがいいと言うことはないですけど、自分はSIGMA fpと出会えてとても大切な時間を手に入れた気がしています。

考えるきっかけをつくること。
大切な人との時間をおさめるために。
そのついでに。ぜひおすすめです。

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