社会的弱者という言葉を使う意味

父に言われて傷ついた言葉はたくさんある。

父は人に対して少し言葉足らずな面があるから、冷静になって、数日経って考えれば父の本当に言いたかったことが分かったりするものである。

でも1週間前に言われたこの言葉は忘れられない。

「パニック障害の人は社会的弱者」


こればっかりは心の底でもやもやとするのだ。

そもそも社会的弱者という言葉自体に疑問を感じる。そんな悲しい言葉があるだろうか。Googleで「社会的弱者」と検索すると以下のように出てくる。

社会構造の最下層に近い位置にいる人々

社会構造の、最下層に近い位置。。。


パニック障害の人は社会で苦労する場面は確かに多い。電車で息苦しくなったり、そわそわが止まらなくうまく発言出来なかったり、同じ場所に立ち止まることが出来なかったり、心が窮屈になりリストカットをしてしまう私は確かに社会的に自立出来ているかと言われるとそうではない。

でも人に最下層に近いと言われる筋合いはないと思う。

パニック障害になりたくてなった訳ではない。他人事のように言えば、こっちだって困ってるんだ。


人に面と向かって「あなたは社会的弱者だから、......。」と述べる人を初めてみた。それが父だった。未だに何か心に引っかかるものがある。