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キッチンでつくってみよう!海藻編

【おかあさん、おとうさんへ】

3月「海藻」編の第3回では、天然の海藻として、昆布テングサを紹介しました。
昆布からは美味しいおだしがとれます。
テングサからは、ところてん寒天が作られます。
ぜひ、お子さんと一緒に、昆布だしをとったり、寒天デザートを作ったりして、楽しくおいしく海藻について学んでみてください!

      🐟       🐟       🐟

ミッション1 昆布(こんぶ)で おだしを とってみよう! 

(難易度★)

お味噌汁や煮物など、ぼくたちがふだん食べているお料理の味のベースになっているのが「おだし」。
かつおだし、いりこだし(にぼしのおだし)、昆布だしなどいろいろあるけど、ここでは昆布のおだしを紹介するよ!

昆布だしの作り方は簡単!
夜寝る前に、容器にお水を入れて、切った昆布を入れるだけ。
朝起きたら、おいしい昆布だしができているよ!

左は日高昆布、右は羅臼昆布
コップに水を入れて、昆布を入れるだけ!
理想は一晩つけることだけど、もっと短くても大丈夫。
昆布の味が水にうつって、昆布だしができるよ!
そのまま電子レンジで温めて、かつお節をいれたら、合わせだしのできあがり!

日本でとれる昆布はほとんどが北海道産。
利尻昆布、羅臼昆布、真昆布、日高昆布などがあって、それぞれ特徴が違うよ!
いろいろな種類の昆布でおだしをとって、飲み比べてみても楽しいよ!

日本昆布協会『こんぶネット』https://kombu.or.jp/power/shurui  より
左が利尻昆布、右が羅臼昆布


ミッション2 粉寒天で、寒天デザートを作ってみよう!

難易度★★

テングサを溶かして固めると「ところてん」ができます。
(くわしくは、ミッション3を見てね)
ところてんを、冷凍と乾燥をくりかえしてフリーズドライにしたものが「寒天」。
寒天ゼリーやプリン、水ようかんなど、さまざまなお菓子に使われています。

寒天には「糸寒天」や「粉寒天」などがありますが、成分は同じ。

家で作るときには、扱いやすい粉寒天を使ってデザートを作ってみましょう!

海藻からこんなぷるぷるのデザートができるなんて、不思議だね!

牛乳寒天。かんたんに作れて、おいしいよ!

材料

【4人分】
かんてんクック・・・1袋(4g)
水・・・400ml
牛乳・・・200ml
砂糖・・・60g
果物・・・適量

作り方

  • (1)鍋に水400mlと「かんてんクック」1袋(4g)を入れて火にかけ、かき混ぜながら約2分間沸騰させて煮溶かします。

  • (2)砂糖を加えて溶かし、火を止め、牛乳200mlを加えて混ぜ合わせます。

  • (3)容器に果物を切って並べ、(2)を流し入れ、冷やし固めます。

※レシピは、かんてんぱぱの「基本の牛乳かん」を転載させていただきました。


ミッション3 テングサから「ところてん」を作ってみよう!

(難易度★★★)

海にはえるもじゃもじゃ海藻「テングサ」からぷるぷるおやつ「ところてん」を作ってみましょう!
テングサとところてん突きを用意すれば、家庭でも意外と簡単に作れます。

テングサ(左)からところてん(右)ができるよ!

用意するもの

・テングサ(Amazonや楽天で買えます。50gあればじゅうぶんです)
・ところてん突き(Amazonや楽天で買えます)
・鍋
・お酢
・目の細かい布

作り方

①お鍋に水とテングサを入れ、お酢も少し入れて火にかけ、30~40分煮る
②目の細かい布でこし、液を容器に入れる
③冷蔵庫で冷やす
④固まったら、ところてん突きで突き、できあがり!
⑤酢醤油や黒みつなどをかけて食べる


テングサを用意します。
お鍋に水とテングサとお酢少々を入れて火にかけ
ぐつぐつ煮込みます
布でこしとる
こしとった液を冷蔵庫に入れると、固まりました!
ところてん突きで突いたら、できあがり!!

      🐟       🐟       🐟

【おかあさん、おとうさんへ】

いかがでしたか?
日本には世界でもめずらしい海藻文化があり、ふだんのお料理に、おやつなど、さまざまなかたちで海藻が利用されてきました。
ぜひ、簡単なところから、お子さんと一緒にやってみてください!


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