第1回 気仙沼おさかな小学校 開催しました!
7月17日に、宮城県気仙沼市で、「第1回気仙沼おさかな小学校」を開催しました。
ふだんはオンラインで行っている「おさかな小学校」ですが、港町・気仙沼の子どもたちにリアルな授業をしたいという思いをずっと温めてきました。このたび、気仙沼漁業協同組合が主催、おさかな小学校が講師という形で実現させることができました。
気仙沼は生鮮かつおの水揚げが26年連続で日本一!
ということで、第1回のテーマは「かつお」となりました。
場所は、魚市場3階のクッキングスタジオ。
市内の小学校から、8名の子どもたちが参加してくれました。
校長鈴木による挨拶 ⇒ カツオをとる漁業についてレクチャー ⇒ 魚市場でカツオの水揚げを見学 ⇒ カツオを観察 ⇒ 各自お刺身を切って食べてみる、という流れ。
まずは、「気仙沼で水揚げしているカツオ船はどこから来ているのかな?」というお話から。
じつは気仙沼で生のカツオを水揚げしている漁船は、宮崎や高知など、すべて他県の船。でも、ほとんどの子どもたちが知らなかったようです。
カツオ一本釣り漁業や、まき網漁業、漁師さんたちの生活などについて紹介したあと、魚市場3階の「水産情報等発信施設」へ。
一本釣り漁業の仕組みを体感しました。
続いて、魚市場を見学。
この日は生のカツオの水揚げは終了し、漁船はみんな出港したあとでしたが、カツオを入れるタンクやベルトコンベヤーの様子を見学できました。
また、北の岸壁では、たまたま静岡の遠洋一本釣り漁船「第11日光丸」が冷凍のカツオを水揚げをしていて、その様子も見ることができました。
遠洋一本釣り船の水揚げはとても珍しいことで、とてもラッキーでした!
クッキングスタジオに戻ってから、主催の気仙沼漁協の臼井靖参事からのご挨拶。
気仙沼は生鮮カツオの水揚げが26年連続で日本一ですが、その陰では、市場関係者、卸売業者、氷屋さん、函屋さんなどが気仙沼で水揚げしてもらうために努力しているということを説明し、「今年もカツオ水揚げ日本一となるよう、みなさんも美味しいカツオをたくさん食べてください」とのお話がありました。
そのあとはいよいよ観察してさばいて食べる時間。
まずはカツオの重さを体で感じてみたり、
気仙沼で水揚げされたアジ、サバ、トビウオなどと比べてみたり。
中を開いて内臓の様子なども観察しました。
広い海を泳ぎつづけるカツオは、心臓もエラも大きいね!
そのあとは自分でお刺身を切ってみます。
薄く丁寧に切る子、豪快にぶつ切りにする子、いろいろで面白いです。
自分で切ったカツオのお刺身は美味しかった!
子どもたちの満足そうな顔がほほえましいですね。
イベント後のアンケートでは、参加者全員が「とても満足」といううれしい結果に。
よかったこととして、「実際に、カツオの中を見たり、魚市場を見学したりできたこと」、「自分がさばいたカツオを食べたこと」などを書いてくれました。
次回もイベントをやるとしたらどんなテーマがいい?という質問には、「メカジキ」「サメ」「マグロ」が多く、気仙沼の子どもたちらしい!と思いました。
メカジキを1本さばいたら面白いでしょうね~!
関係者のみなさま、ご相談させていただきます!
子どもたちとの集合写真を撮り忘れてしまったけど、当日の運営チームの大人たちです。ありがとうございました!!